でも、この番組は、こっそりちょこっと捏造というやらせレベルでなく、大々的にやりほうだい、捏造しほうだい、なんか文句あっか、の居直り会長のレベルそのままの、捏造のデパートのようにでたらめばかりであった。

だいたいが、３月１５日の関東全域を汚染した放射能は、だれがどう考えても、２号機のドライウエルベントにきまっている。生蒸気だ。原発の圧力容器のなかには、いい湯だね、とでもいうような、気持ちいいお風呂の蒸気のようなものがつまっているとでもいうのだろうか。・・・・・・危険きわまりないものににきまっている。再稼働では、これからさき、この不安が原発の周囲数百キロまでたえずおよぶだろう。まあ、２度目は日本の消失になるから関係ないのだが。

このベントの決断の経緯こそが、人間ドラマになるはずであった。以前、広島原爆を投下したティベッツ機長のインタビューを見たことがあった。どうすることもできない選択であったと、たんたんと述べる機長は、苦渋と苦悩にみちた表情だった記憶がある。同様の人間ドラマが見られるかと思ったら、ただの隠蔽番組にすぎなかった。

こんなにも明らかな事実を、どうどうとごまかすNHKとは、いったいどんな存在なのか。膨大な制作経費を、たいせつな視聴者の受信料を使って、こんなにもひどい捏造番組に使って平気とは、もうあきれ果ててしまった。みなさまのNHKがぼろぼろ放送局になってしまったのだ。いままでもトンデモメディアだったが、坂を転げ落ちるように転落だ。NHK内部は、会長のレベルそのままでおそまつなレベルまで腐りきってしまったということか。

３月１５日関東全域を汚染した放射能、いま皆が困っている問題をこんなかたちでごまかしていては、いまのNHKには公共放送を名乗る資格がないだろう。常識的線引きを越えてしまっている。こんなみえすいたウソ放送局では、信頼がとことん地に堕ちるであろう。