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アメリカは1999年に原爆関連の核廃棄物を地層処分したとしているが疑わしい
http://www.asyura2.com/14/genpatu38/msg/576.html
投稿者 taked4700 日時 2014 年 6 月 06 日 01:14:27: 9XFNe/BiX575U
 

本当にニューメキシコ州カールズバッド核廃棄物隔離試験施設(WIPP)に地層処分したのだろうか。疑わしく思う根拠を二つ挙げる。

1.ユッカマウンテンの地層処分場は結局計画が凍結された。地元住民からの反対があったからだ。どこであれ、地元民は当然反対するはずだが、国内地理的に見ると、ユッカマウンテンのあるネバダ州はニューメキシコ州よりもより辺境だ。つまり、北アメリカ大陸のより端に位置しているのがネバダ州であり、地下水汚染を考えたら、ニューメキシコ州の方が国内的な影響は大きい。

2.アメリカの国土は広い。例えばアラスカ州がある。なぜ、アラスカへ処分場を作らなかったのか。アラスカなら地下水利用はまずしない。だから、ニューメキシコ州よりもよっぽど地層処分に適していたはずだ。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9C%B0%E5%B1%A4%E5%87%A6%E5%88%86#.E3.82.A2.E3.83.A1.E3.83.AA.E3.82.AB.E5.90.88.E8.A1.86.E5.9B.BD より一部引用:

ニューメキシコ州カールズバッド核廃棄物隔離試験施設(WIPP)は、1974年より調査が開始され1999年に試験操業が始まった。同施設では核兵器の製造工程や原子力発電などからの高レベル放射性廃棄物を含むTRU廃棄物 が埋設されている。 2010年の時点で既に9000回廃棄物が地下655メートルに搬送された。未来への伝言として敷地周辺には各種の標識と警告文が国連公用語(英語・ロシア語・中国語・フランス語・アラビア語・スペイン語)およびナバホ語で残される予定である。 また現存する文明との非連続性を考慮し象形文字での表示も考慮されている。 アメリカ合衆国環境保護庁(EPA)ではWIPP施設の管理期間を1万年としている[10]。  

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コメント
 
01. 2014年6月06日 09:43:57 : aiMZAOJQqY
>地下水汚染を考えたら、ニューメキシコ州の方が国内的な影響は大きい。

ユッカ・マウンテンの計画が凍結された理由の一つは、放射性物質の地下での移動速度が
予想外に速く、地下水を汚染させる可能性があることがわかったため。
http://www5b.biglobe.ne.jp/~renge/shobundekinai.htm

地下水が汚染されれば、当然南カリフォルニアの貴重な水源であるコロラド川にも流れ込む。
地元のネバダだけでなく、人口が多いロサンジェルスやサンディエゴでも反対が強い。

>なぜ、アラスカへ処分場を作らなかったのか。

地下水が豊富で地層処分に適さない。
自然が豊富であり、環境への配慮もコストがかかる。
気候が厳しく、工事にも金がかかる。
陸送するのはカナダが強く反対するから、海路を利用するしかない。高くつく。
などなど。


02. taked4700 2014年6月06日 11:43:27 : 9XFNe/BiX575U : KYIXAdNsMo
>>01

>ユッカ・マウンテンの計画が凍結された理由の一つは、放射性物質の地下での移動速度が予想外に速く、地下水を汚染させる可能性があることがわかったため。
http://www5b.biglobe.ne.jp/~renge/shobundekinai.htm

ということでしたので、リンク先を見ると次のような記事がありました。

(*以下引用)
3.1000年以上かかるはずの放射性物質が、
  わずか50年で移動!!!
 
 米ではネバダ州ユッカマウンテンで万一容器から放射性廃液が漏れても240m下の帯水層まで移動するのに1000年以上かかるため問題ないと言われていました。しかし約50年前、南太平洋で行った核実験による塩素36の放射性同位体が、ユッカマウンテンの断層の亀裂を通る地下水にのって全く予想外の速度で亀裂を移動していることが分かりました。(読売新聞 1998年12月24日 記事で確認して下さい)
(*以上引用終わり)

この記事、どうも疑わしいと思います。ユッカマウンテンの埋設地では100万年の安全保管が義務付けられていたのです。そして、規制が100万年になる前は確か1万年が義務付けられていたはずです。「帯水層まで移動するのに1000年以上かかるため問題ない」という議論そのものがどうも頓珍漢なように思います。1000年というような短い期間ではもともと安全とはみなされないはずだからです。また、読売新聞の記事を参照できないため、「読売新聞 1998年12月24日 記事で確認して下さい」という言葉自体が一種のマインドコントロールの手法のように思えます。

更に、

>しかし約50年前、南太平洋で行った核実験による塩素36の放射性同位体が、ユッカマウンテンの断層の亀裂を通る地下水にのって全く予想外の速度で亀裂を移動していることが分かりました。

ということですが、50年前というのは、「南太平洋で行った核実験」が約50年前、つまり、1960年代ということのはずです。よって、南太平洋という多分海中での爆発をさせたものであると思いますが、「ユッカマウンテンの断層の亀裂を通る地下水」に発見されたというのもかなりまゆつばものです。南太平洋という南半球、つまり、マーシャル群島はオーストラリアのそば、で行った核実験の結果、その放射性物質が北アメリカ大陸のかなり内陸に入った、つまり、海岸には接していない内陸州のネバダ州の地下水で発見されたのであれば、ドイツやフィンランドなどの地層処分地でも発見されているでしょう。

更に言えば、

>南太平洋で行った核実験による塩素36の放射性同位体が、ユッカマウンテンの断層の亀裂を通る地下水にのって全く予想外の速度で亀裂を移動していることが分かりました

というのであるなら、ユッカマウンテンからの放射能漏れがカルフォルニアに影響すると同じようにニューメキシコでの放射能漏れが全米の地下水へ影響をなぜ及ぼさないと言えるのか。ニューメキシコでの地下水移動の速度は調べられているのか。

そして、もっとも重要な問題は、もともと、原発から出る使用済み核燃料棒は地下水と接触してはいけないのです。地下水と接触しない状態で100万年の保管が必要とされています。

なお、最初から放射性の汚染水として液状のものが保管されていて、それの液漏れが問題になっているのがハンフォードサイトです。カルフォルニア州の上にあるワシントン州にあるサイトで、コロンビア川へ汚染水が流れこみ、川の水を利用しているネィティブアメリカンの生活が悪影響を受けている様子です。


03. 2014年6月06日 16:08:41 : aiMZAOJQqY
>また、読売新聞の記事を参照できないため、「読売新聞 1998年12月24日 
>記事で確認して下さい」という言葉自体が一種のマインドコントロールの
>手法のように思えます。

"Yucca Mountain Chlorine 36"で検索すれば、たくさん資料は出てくる。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/12714284

それからニューメキシコ州の施設は、あくまでもPilot Plantであって最終処分場ではない。

ここにある岩塩層が最適と思って建設したのだろうが、ドイツでは岩塩層の地層処分施設で
地下水の漏洩が見つかっており、もはや地下処分に適しているとは言えない。

というか、地下処分に適した場所など世界のどこにもない。

ハンフォード・サイトがコロンビア川を汚染しているのは有名だが、下流にはポートランドしか
大都市はないし、ワシントン州は雨量が多いので、ほかに水源はいくらでもある。

水の乏しい南カリフォルニアで貴重な水源であるコロラド川が汚染されれば、
ロサンジェルスやサンディエゴなどの大都市にとっては致命的。

だからカリフォルニア州民もユッカ・マウンテンの計画に猛烈に反対している。


04. taked4700 2014年6月06日 17:22:22 : 9XFNe/BiX575U : 2jMIAzzR2I
>>03

資料をどうもありがとうございます。というか、自分で調べればよかったのにと言われかねませんが。

http://www.state.nv.us/nucwaste/yucca/nuctome2.htm

によると、

>The discovery of atmospheric nuclear bomb-pulse chlorine-36 in fracture coatings in and below the Exploratory Studies Facility at the Yucca Mountain site has provided convincing evidence that infiltrating fluid moves rapidly through fractures in Yucca Mountain from the ground surface to the water table.

とあり、大気中での核実験の結果、できた塩素36が地表から地下の地下水だまりに到達しているということのようですね。

そして、

>This is in direct conflict with the DOE's original unsaturated zone flow model and has caused the DOE to change its model from one depicting flow dominated by very slow movement through the rock pores to one in which rapid fracture flow dominates. The State has been advocating and developing such a model for a number of years and, as a result has determined that the Yucca Mountain site cannot meet the groundwater travel time requirements of the DOE's Part 960 siting guidelines and NRC's licensing rule, 10 CFR Part 60.

ということで、それまでの岩石中の細孔を通って地下水と共に汚染物質が移動するスピードがとても遅いというモデルが否定され、その結果、ユッカマウンテンサイトの使用がDOEの規則に合わなくなったということのようです。

しかし、どうもおかしい感じがあります。なぜなら、まず、DOEはユッカマウンテンサイトの使用を未だに主張しているからです。

どちらにしろ、自分はアメリカをはじめとした西側諸国の原発政策がおかしいと考えています。つまり、論理的に考えて原発利用の最初から数千年以上の安全保管が必要だと分かっているのですから、その頃から地層処分の実験プラントが作られ、どうやったら処分できるのかの研究がされていなければならないからです。しかし、やっと始まったのは1980年代のはずです。そして、始まってもきちんと内部を公開して、どのぐらいの地層の安定性があるかなどの情報公開は進んでいないはずです。ユッカマウンテンの施設は相当程度に出来上がっているはずですが、その内部は入り口からまっすぐに伸びている坑道しか公開されていないと思います。

次に、ニューメキシコのWIPPについてですが、軍事関連であるため核物質についての情報公開があまりないのは仕方ない面があると思いますが、反面、地層の安定性などの地層処分自体についての情報公開がされていないと思います。

そもそも、ユッカマウンテンの塩素36の地表面からの移動が検査されたのであればニューメキシコの施設についても同様の検査がされていないとおかしいと思います。されているのでしょうか。


05. 2014年6月06日 18:38:23 : aiMZAOJQqY
>どちらにしろ、自分はアメリカをはじめとした西側諸国の原発政策がおかしいと考えています。

西側諸国だけではなく、全世界の原発政策が根本から間違っています。
何万年も核廃棄物を管理できるわけがない。

それならば、半減期を劇的に短縮できる技術が実用化されない限り、
原発を稼動してはならない。当たり前のことです。


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