★阿修羅♪ > 原発・フッ素39 > 194.html
 ★阿修羅♪  
▲コメTop ▼コメBtm 次へ 前へ
大間原発訴訟 原発を問い直す契機に(北海道新聞 社説)
http://www.asyura2.com/14/genpatu39/msg/194.html
投稿者 BRIAN ENO 日時 2014 年 7 月 05 日 10:09:49: tZW9Ar4r/Y2EU
 

不安ばかりが募る中、海峡の対岸では着々と建設が進む。そんなもどかしさが口を突いた。

 青森県大間町で建設中の大間原発をめぐり、函館市が国と電源開発に対し建設差し止めなどを求めた訴訟。第1回口頭弁論が東京地裁で開かれ、工藤寿樹市長が建設凍結をあらためて訴えた。

 国は法律論を盾に門前払いを求めた。

 大間原発で事故が起きれば、最短で23キロしか離れていない函館市に甚大な影響が及ぶことは、福島の事故を振り返れば明白だ。国の主張が一方的なことが分かる。

 エネルギー政策は国が主導する分野だが、地方の理解がなくては立ちゆかない。原発を含むエネルギーへの新たな国と地方の関わり方を考える契機にすべきだ。

 「私たちの意見を聴くことなく(建設再開を)通告しに来た」「市民の生命と平穏な生活、そして貴重な財産が、一方的に奪われかねない」。工藤市長の意見陳述は35分間に及んだ。

 函館市には支援の寄付が650件、2500万円も集まるなど、世論の後押しが強まっている。凍結は「市民の総意」と、市長は言い切った。

 そもそも大間原発には問題点が多い。

 ウランよりも毒性が強いプルトニウムとウランとの混合燃料を使う世界初の商業炉でありながら、事業者である電源開発は原発稼働の経験がない。近海に巨大な活断層が存在する可能性もある。

 にもかかわらず、国の物言いは一本調子だった。

 「地方自治体の存立を維持する権利」を、憲法が保障したものではないとした。また、自治体は住民ではないから訴える資格がないと従来通りの主張に終始した。

 その一方で、国は原発から半径30キロ圏内の自治体に避難計画の策定を課している。自治体の権利を否定しておいて義務ばかりを求める。あまりに独善的ではないか。

 国や電源開発は函館市の主張を直視すべきだ。それにはまず裁判所が適切に判断できるよう、あらゆる情報を開示する必要がある。

 電源開発は大間原発の営業運転に向け、9月にも原子力規制委員会へ新規制基準の適合性審査を申請する考えのようだが、訴訟中にそんなことをすべきではない。

 福井地裁は5月に関西電力大飯原発をめぐる訴訟で、運転の差し止めを命じた。東京地裁には大間原発が本当に安全なのか、真摯(しんし)に審理することを求めたい。


http://www.hokkaido-np.co.jp/news/editorial/549404.html
 

  拍手はせず、拍手一覧を見る

コメント
 
01. 2014年7月05日 21:18:52 : 1ioo7h1uY6
■市長のお仕事の一番の仕事・使命は

 『市民の生命と財産を守る事』であり

 最優先事項である!

 有事に際し

 長は的確な判断と決断

 それに基づく行動を取らねば

 『市民の生命と財産を守る事』が出来ない

 首長としての真価が問われてる



02. 2014年7月06日 01:13:50 : AVCzW2K2rQ
函館市長、頑張って下さい。
市民守るために訴訟を起こすなど、
市長としての職務に忠実です。

自分の利益ばかり考えていて、
当たり前のことが当たり前に出来ない、
国や地方議員、官僚や公務員ばかり。

函館市の皆さんは市長を選ぶ目をお持ちでしたね。
函館市長や新潟の泉田知事、
企業に丸め込まれず、市民、県民の暮らしの安全第一に考えて下さる。
それに比べ、国会議員の堕落していること。
いや、昔から議員なんぞはそんな輩ばかりだったのかも。
岸や吉田が最たる者だ。

東京地裁の裁判官の目や心が曇っていない人であるよう願います。


03. 2014年7月07日 12:39:03 : srEQJbL4jY
国の言い分は「一地方自治体が国に歯向かうなど言語道断」というものだから、呆れてモノも言えない。

地方自治体は、その権限の自由な行使及び憲法又は国内法に定められた地方自治の原則の尊重を確保するために、司法的救済に訴える権利を有するというのが世界標準の考え方。
自治体は法人格を有する。国と地方自治体は対等の関係であるから、地方は不満でも国に従えと言う風には日本国憲法には定められていない。

あまり事例はないが、福島第一の惨状を見て、近所に原発があったら、もしものときどうしようかと考えるのが当たり前。災害対策基本法に忠実であろうとすれば、国は自治体の疑問に真摯に回答しなければならない。 福島第一の爆発事故後、安全対策もたてられない原発建設に反対するのは極当然のこと。


04. 2014年7月08日 23:04:08 : zxeYziqbo6
原発反対の講演会で裁判に絶望したと、裁判を否定していた助教の責任が問われないのが不思議でしかたない。
だれか理由を教えてくれ。

  拍手はせず、拍手一覧を見る

フォローアップ:

この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)  recommend
★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
  削除対象コメントを見つけたら「管理人に報告する?」をクリックお願いします。24時間程度で確認し違反が確認できたものは全て削除します。 最新投稿・コメント全文リスト

▲上へ      ★阿修羅♪ > 原発・フッ素39掲示板 次へ  前へ

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/ since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。
 
▲上へ       
★阿修羅♪  
この板投稿一覧