〔いのちのフクシマ〕 ◆　＜ＤＡＹＳ　ＪＡＰＡＮ＞ が最新号（８月号）で、「福島の母　４４０人の証言」を別冊特集　�B　子どもの健康について不安なことは？　/　「鼻血３日に１回。甲状腺検査、長女Ａ２、次女Ａ１」　/　「喉から来るような風邪」　/　「１歳児、何の検査もなく安全宣言」　/　「保護者も立ち会えない甲状腺スクリーニング」　/　「がんの子が」　/　「足首の骨が痛い」　/　「避難区域の子の血液検査、結果、公表しないから不安」
http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2014/07/post-752c.html
2014-07-22　机の上の空　大沼安史の個人新聞

　★　別冊特集の掲載されたＱ＆Ａの３つ目の質問は、「子どもの健康について不安なことは何ですか？」（Ｑ２４）。

　回答のいくつかを紹介する。(太字は大沼）

　*　今は鼻血が出るくらいで元気にしているが、これから何十年先も元気でいられるか？　病気が出た場合、だれが責任をとってくれるか？　考えたらきりがない。

　*　この春は子どもが４人とも鼻血を出しました。特に男の子２人が回数、量も多く、さすがに不安になり、夏は少し保養に出したいと思っています。

　*　鼻血３日に１回。甲状腺検査、長女Ａ２、次女Ａ１の判定。

　*　鼻血がよく出る。喉から来るような風邪を多くひくようになった。

　*　喉や器官が弱くなって咳をよくしていたり、喉からの風邪が多い。のう胞は本当にがんにならないのか知りたい。
　
　*　上の子が心配です。千葉に住んでいる時はめったに鼻血を出すことはなかったが、こちらで生活するようになって出るようになりました。少しぶつけたときと何でもないときに出ます。本人も鼻血が出るときはわかるようで慣れた手つきで処理します。……

　*　……わが子も１歳でしたが、何の検査もしないのに安全宣言がおこなわれ、とても不満で不安を感じました。当時の１歳児が一番危険だと言っておきながら何のフォローもなく、今後、何か症状が出ても事故とは無関係と言われるのがみえみえなので何とかしてほしい。

　*　鼻血の問題もそのひとつですが、何が原因かわからない症状があります。そのことを言いづらい環境、世相を思うと本当のことはどこへやら、「もしかしたら」の不安ばかりが残る結果にならざるを得ない、怖い社会です。

　*　……県民健康調査による第２回甲状腺スクリーニングは、小中高の学校内でおこなわれている状況である。保護者も立ち会えず、説明も画像もないまま実施していることに対して、とても不審に思っている。

　*　甲状腺のリンパ転移の数が多かったこと。身近な子どもにがんの子がいる。

　*　甲状腺、体力低下、喘息の悪化。今後様々な疾患が出てくるのではないかと不安。

　*　最近、右足首の骨が痛いと訴える事が多くなった。整形外科などで調べても異常なしだったが。今後何かしらの症状が出てきたら不安。……

　*　血液検査をなぜしないのか。避難区域の子どもたちの血液は採取してすでに結果が出ているのに公表しないから不安。
　

コメント
01. 2014年7月22日 13:56:25 : 7UhkhX4AEQ 助教の子供だけは守りたいの具体的行動を知りたい。 講演で大人は食べろ、給食には安全な産地のしょを使えということ？
02. 函館の犬。 2014年7月22日 16:27:46 : bhbAK3m6MJQx2 : WjJ4t3Hfgk 隠ぺいの安倍内閣。長州藩気取りだが、返り討ちの目にあう番さ。
03. 2014年7月22日 18:03:02 : rwgORSmgTI >>01 工作員7UhkhX4AEQ は豆だね〜 生活費が逼迫してアルバイトに励まねばならないのだろう。 それにしてもレベルの低い書き込みしかできないな。
04. 2014年7月22日 20:00:40 : asdjYoy9bU >>03 小出さんの悪口を書きさえすればいいって思ってるワンパターン馬鹿だよね。
05. 2014年7月23日 11:47:27 : dhQoDf2YMk 結局のところ放射能は難しいから、被害の程度が予測できない。 それが不安の原因となっている。 国際放射線防護委員会（ICRP)の年1ミリシーベルトというのは、大人の基準なんです ね。委員自体「子どもに作業員はいないから」と言っている。原発事故なんかまったく 想定していないんです。 ところが国はそのいいかげんなICRPの基準すら守る気はない。被害が本格化するのは 事故後５，６年といいますからもう少しです。子どもの被害はすごいことになります。
06. 2014年7月23日 12:46:55 : tFdFv4fbgw まず皆さんは小出先生の本を最低三回は読んでから書き込みしてください。 基本をおさえていない人が多過ぎです。
07. 2014年7月23日 16:02:34 : uEEk6aHu6A 　これは、真面目に向き合えって言う記事なのかね、すると、このまま放置されると、母親達４４０人の声に始まって、やがて、子供達４０００人の声とかに発展するのかな、そんな事書かれる福島と国や東電って・・・そりゃ、子供達から責められたら骨身にしみるだろうけど、終わってるよね。 　それと、此処で小出氏批判を続けても本人の耳には届かないだろうに、氏は、かねがね批判や質問があれば答えますと公言していたし、連絡先だって、京大の放射性廃棄物安全管理工学研究分野 http://www.rri.kyoto-u.ac.jp/research/div/nse/nes/rwm として公開されているので、批判論者の人達は先ず本人に意見してみたら良い。氏の話は、小出裕章ジャーナル http://www.rafjp.org/koidejournal/ にも文字興しされている。
08. taked4700 2014年7月23日 16:16:08 : 9XFNe/BiX575U : ifTbInbHZo >>05 ＞国際放射線防護委員会（ICRP)の年1ミリシーベルトというのは、大人の基準なんですね。委員自体「子どもに作業員はいないから」と言っている。原発事故なんかまったく想定していないんです。 「年1ミリシーベルト」というのはある意味とてもいい加減な数値。シーベルトは簡単に言えば体に吸収された熱量のことだ。３７度のお湯に体全体をつけても、または１００度の熱湯に指先を触れても同じ熱量を得ることが出来るが、その影響は全く違う。外部被ばくを体全体に浴びるのも、放射性微粒子を肺に吸い込んでその微粒子の周辺の細胞が数か月以上集中的に放射線を浴びるのも、同じ１ミリシーベルトで処理される。 より具体的に言えば、問題はもっとずっと深刻。１ミリシーベルトとして計測されるのは、環境放射能の強さ。具体的に言うと路面や壁面に付着したセシウムから出るガンマ線を計測して、空間の放射能の強さを積算して年１ミリシーベルトを測っている。ところが、実際にサーベイメータを使って計測すると数値はめまぐるしく動く。つまり、環境中に放射性微粒子が大量に存在していて、それが空気中を漂いサーベイメーターの近くにたまたま来るとサーベイメーターの表示が高くなる。環境中にそういった放射性微粒子が大量にあるため、四六時中肺に吸い込んでいるし、鼻の粘膜も影響を受ける。また眼球もそういった微粒子から放射線を浴びている。中にはアルファ線やベータ線を出す放射性微粒子もあり、それらが鼻粘膜についたり、肺に取り込まれるとガンマ線微粒子よりもずっと強い影響を与えるが、現行のサーベイメーターではアルファン線やベータ線は計測していないことが多い。多分、アルファ線を計測できるものはほとんどなく、ベータ線を計測できるものも、一般市民が使っているものには多分ほとんどない。少なくとも、行政から一般市民へ配布されているガラスバッチなどはガンマ線のみ計測している。 しかし、だからと言って、年１ミリシーベルトを無視するのはよくない。無視したからと言って被曝程度が軽くなるわけではないからだ。１ミリシーベルトというのは非常に大まかな目安であり、自分自身で用心するしかない。自分で用心ができない小さな子供については大人が用心をさせることになるが、実際はあまりやられていない様子であり、中学・高校レベルではほとんど考慮していない様子。多分、視力障害や呼吸不全などの症状が最初に出る。日射病も同じようなもの。 日射病は西日本でも出ていて、これがどの程度被曝と関係があるのかは不明。

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