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米核廃棄物、「地下くすぶり熱」で高まるリスク(WSJ)
http://www.asyura2.com/14/genpatu39/msg/484.html
投稿者 赤かぶ 日時 2014 年 7 月 26 日 09:22:15: igsppGRN/E9PQ
 

米核廃棄物、「地下くすぶり熱」で高まるリスク
http://jp.wsj.com/news/articles/SB10001424052702304067104580050612516725070
2014 年 7 月 25 日 15:34 JST 



ウエストレイクごみ廃棄場を見る地元住民グループの2人(3月5日) Sarah Conard for The Wall Street Journal


 【セントルイス(米ミズーリ州)】過去の核兵器開発に関わる放射能汚染の「遺産」を抱えるこの地域では、人体への影響が懸念されており、早急な対応を求める声が高まっている。


 ミズーリ州のある環境コンサルタントは最近、地下の廃棄物が徐々に熱を帯びることで起きる「地下くすぶり事象(subsurface smoldering event)」が、数千トンの放射性廃棄物が埋まるウエストレイクごみ廃棄場の一画に近づいているかもしれないと警告した。同廃棄場を所有する企業は、そうした見解に強く異議を唱えている。




 連邦規制当局は、セントルイス郊外にさらなる放射能汚染の可能性があるかどうかを調査。一方、いくつかの地域で現在と過去の住民を対象に大規模な放射能関連健康調査が実施される可能性があり、地元の衛生当局はそのために人員を増やしている。


 「多くの議論や論争が巻き起こっている」と、数十年にわたって核問題に携わってきた地元活動家のケイ・ドレイ氏は話す。「今こそこの地域の除染を終わらせるときだ」


 ウォール・ストリート・ジャーナルは昨年、「米核開発 負の遺産」シリーズで米国の核兵器プログラムによる汚染の遺産を取り上げ、その1つとしてセントルイス地域を調査した。地元の工場で大量の武器関連ウランの加工が始まったのは第2次世界大戦中だった。数十の施設跡地では、その結果生じた汚染を除去する作業が長年にわたって行われている。


 米環境保護局(EPA)は最近、市民グループの調査で汚染レベルが高まっているとの懸念が浮上したことを受け、ある運動総合施設から土壌サンプルを採取した。


 7月24日、EPAはその結果を来月上旬までに発表する予定だと述べた。EPAは過去の調査ではその場所に問題はなかったとしているが、最近、別の市民グループが異議を申し立てた。


 セントルイス郡保健局は疫学者のチームを雇っており、そのプロジェクトには過去の核兵器製造作業に関連した健康調査が含まれる可能性がある。現在とかつての住民のグループは、交流サイトのフェイスブックを利用して、放射性廃棄物で汚染されたと考えられる地域で発症したがんなどの病気に関する情報数百件を集めてきた。


 セントルイス郡保健局の局長を務めるドロレス・ガン博士は、市民グループのデータについて、科学的に有効性が認められているわけではないが、情報収集に「ソーシャルメディアを使うというのは名案だ」と話す。「それによってわれわれにも出発点がわかる」


 ミズーリ州天然資源局のあるコンサルタントが先月提出した報告書によると、ウエストレイクごみ廃棄場の一部の地下温度から、地下でのくすぶりがそこに埋められている放射性廃棄物に近づいていることが示されたという。


 ウエストレイクごみ廃棄場を所有するリパブリック・サービシズ社の広報担当者は、くすぶりが放射性廃棄物から遠ざかっているということを示す証拠があると反論した。また、仮にその熱が放射性廃棄物に達したとしても、科学的データはそれが公衆衛生を脅かすことはないということを「強く示唆している」とも述べた。


 だが今年初めのEPAの報告書には、放射性廃棄物が熱せられた場合、より多量の放射性物質ラドンを空気中に放出し得ると書かれている。



ウエストレイクごみ廃棄場の地図。黄色が放射性廃棄物が見つかった場所、赤が「地下くすぶり事象」が報告された場所


 EPAとリパブリック・サービシズは、くすぶり事象が放射性廃棄物に達する可能性は低いとしながらも、そのあいだに地下の「隔離障壁」を建設する方向で話を進めている。


 連邦当局と州当局は、隔離障壁建設のペースに不安を抱いている。ミズーリ州の上院議員2人を含むミズーリ議会からの派遣団の4人は先週、「明確な作業完了までのスケジュールがないこと」への懸念を訴えた書簡をEPAに送った。


 ミズーリ州検事総長のクリス・コスター氏は最近の記者会見で「建設がいつ始まっていつ終わるのかに関して、私ははっきりとした回答を受け取っていない」と述べた。コスター氏の広報担当者は、ごみ廃棄場の放射性廃棄物がこれまで考えられていたよりも広い範囲で見つかっているということが予備調査の結果で明らかになったと述べた。


 EPAの広報担当者によると、EPAは議員たちの不満を理解しているという。それでも、隔離障壁に関しては「われわれは確実な仕事をしたいと考えており、それには時間がかかってしまう」と釈明した。


 

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コメント
 
01. 2014年7月27日 10:17:12 : KRR3muyQu2
>地下の廃棄物が徐々に熱を帯びることで起きる「地下くすぶり事象(subsurface smoldering event)」

現状1Fの福島で発生してる現象そのものじゃないのか
水素爆発で建屋が吹っ飛び、一部の炉はメルトダウンで格納容器に穴が開いて、
密封機能が失われてしまってる点で1Fがより深刻だし、
1Fが再臨界してるのかの議論も続いてるけれども、再臨界はしておらず
地下の廃棄物=溶けた核燃料、が徐々に熱を帯びることで起きる
「地下くすぶり現象」なら、いろいろとつじつまが合いそうだが

閉じ込め機能が失われた、もはやフル開放状態の炉から大量にガス状態で放出
されていて時々高い放射線値を示す原因はラドンなのか?


02. 2014年7月31日 03:21:01 : DNt2fsMPLc
>>1
 1Fの場合は燻っているというより、再臨界のほうが正しい
 かもしれない。

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