「東電、域外で初の売電　中部・関西ヤマダ６２店舗」（東京新聞　2014/8/27）
http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/news/CK2014082702000230.html

東京電力が、家電量販最大手のヤマダ電機の中部と関西地方の六十二店舗へ電力を供給することが二十七日、分 かった。十月一日から供給を開始する。東電がこれまでの供給エリアを越えて電力を販売するのは初めて。中部電力や関西電力が首都圏に進出し営業攻勢を強め ているのに対抗する。

　東電は、ヤマダ以外にも複数の企業と契約交渉を進めている。工場や大規模店舗など大口の電力販売で、大手電力のエリアを越えた顧客獲得競争が激化するのは必至だ。

　東電の完全子会社のテプコカスタマーサービス（東京）が、民間企業の工場の自家発電などから電気を調達し、ヤマダの店舗へ安く供給する。

　ヤマダの六十二店舗は、中部が三十八店舗、関西が大阪・難波の中核店を含め二十四店舗。これまでは主に関西電力や中部電力から電気を買っていた。 東電は両社より数％安い料金を提示したもようだ。ヤマダは電気料金の削減に加え、料金支払いに伴う事務作業を減らせるメリットがある。

　政府の電力システム改革で、二〇一六年をめどに家庭向けまで含め電力小売りが全面自由化される。これをにらみ、既に自由化されている大口部門で大手電力の域外進出が加速。新電力も契約を伸ばしている。

　東電は総合特別事業計画（再建計画）で、電力小売りの全国展開を成長の柱に位置付けた。

-----(以下コメント)----

全原発が停止したため、電力供給が逼迫しているという話でしたよね、東電さん。

足りないはずなのに、中部・関西地方にどうして売れるんですか？
　

コメント
01. 2014年8月28日 07:14:26 : DqRnB3LZAo 3.11以降被ばく者、国民に重ね重ね反社会的な対応を 行ってきた東電に対しさらに反社会対応を許可している国は 国民にとって○○支援国家と言う以外に表現は有るのか？？
02. 2014年8月28日 09:28:52 : n9wX432XWc 量販店に企業モラルを問うのは難しい。 彼らにとっては安さこそが正義。 相当安い契約を提示されて決めたのだろう。 しかし最初に「家電を作る工場」より、「家電を売る販売」を 抑えに行くとは時代が変わったんだな。 抑えにいっても、量販店側におつきあいとか義理の考えは無く、 もっと安いところ、もっと多くのキックバックが発生するところに 移るだけで、結局のところ、いつの間にか家電の熾烈な価格競争に 電力側が巻き込まれるだけだろう。
03. 2014年8月28日 19:01:47 : 1ioo7h1uY6 ■民間企業から買った電気を 　別の民間企業に売るって事は 　原発電気じゃ〜ないって事 　電気を売る自家用発電機を持ってる企業は 　工場設備稼動時に出る排熱を利用し発電し 　所内使用を越える余剰電力を売る 　○　工場は高効率運転・売電収入 　○　中電は売買差額収入 　○　買電企業は盗電など高い電気じゃなく 　　　安価な電気が買えると共に 　　　脱原発の企業イメージアップが図れる 　三方一両得である

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