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官々愕々 原子力ムラの最終兵器 古賀茂明「日本再生に挑む」(週刊現代)
http://www.asyura2.com/14/genpatu40/msg/221.html
投稿者 赤かぶ 日時 2014 年 9 月 06 日 08:44:05: igsppGRN/E9PQ
 

官々愕々 原子力ムラの最終兵器
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/40315
2014.09.06 古賀茂明「日本再生に挑む」 週刊現代 :現代ビジネス


今週も原発の話だが、ご容赦いただきたい。原子力ムラの最終兵器が登場したので、どうしても書かざるを得ないのだ。

先だって新聞に、「電力自由化後も原発支援」「原発の電気価格保証 自由化に備え・・・・・・」などという見出しが躍った。一言で言えば、電力自由化が進むと、原子力発電による電力がそのコストに見合った価格で売れる保証がなくなるので、赤字になる場合はその分だけ電力需要家に電気料金として上乗せして請求することを認めようという話だ。

実は、これと類似の制度が、今年から英国で導入される。英国は地震がほとんどないこともあり、福島事故後も突出した原発推進路線を採る珍しい国である。しかし、他の欧州諸国同様、安全基準厳格化によって原発のコストが高くなり、民間事業としては成り立たなくなった。そのため、政府が特別の助成措置を認めたのである。もちろん他の欧州先進国にこんな馬鹿げた制度はない。

この話は原子力ムラの住人にとって、痛し痒しだった。「英国がやっているのだから日本も原発に補助金を出そう」と言えそうだが、一方で、原発が火力や水力などに比べて高いということを認めることになる。「原発は安い!」と叫んできた原子力ムラとしては、原発は高いと認めた途端に、「だったら、原発は止めろ!」と言われてしまうのが怖かった。

では、何故、今は堂々とこの話を出せるのか。

それは、4月に閣議決定された「エネルギー基本計画」で、原発は「重要なベースロード電源」であると宣言され、原発の存続が国の正式な方針として確定したからだ。原子力ムラは、閣議決定後すぐに、「原発は重要なんだから維持が必要ですよね。でも、原発は事故の補償、廃炉、核のゴミ、いろんなコストがかさんで民間では維持できないんですよ。だから、税金か電気料金によるサポートが必要ですよね」と言い出した。

そして、ここへきて、この話が正式に経産省の審議会で検討の俎上に載ったのだ。

これは、実は、大変な意味を持つ。何故なら、「原発はどんなに高くても維持する」という宣言になるからだ。そうなると、原子力ムラはあらゆるコストを、「実はこんなにかかるんです」と言って申告し、それを全て税金と電気料金につけ回しすることができる。

その動きはあらゆる分野でいっせいに表に出てきている。廃炉コストのつけ回しについて、有識者会議を設置する。事故が起きた時の電力会社の損害賠償の負担を軽くしたり、免責にしてあとは税金につけ回しするための有識者会議も設置する。原子力損害賠償支援機構を改組して、廃炉に税金を投入して支援する制度も始まった。福島の事故による汚染土中間貯蔵施設の建設に関連して3000億円の地元支援も決まったが、本来は東電が負担すべきものを国が負担する。

原発は何から何まで、事故を起こしてもコストは全て税金と電気料金で面倒を見るという話だ。

賢明な読者は、「そもそも『原発は安い』から、エネルギー基本計画で重要だと言っていたはずだ!」「今さら『高い』とは、全く話が違う!」と言うだろう。しかし、原子力ムラはこうあざ笑う。「計画には、『運転コストが低廉』としか書いてない。つまり、『建設コスト』を入れた総コストでは高いという意味だ。原発が高いのは世界の常識だよ! 知らなかったの?」。

その他のことも、全部そうだ。2年前から温められたいくつもの卵がいっせいに孵化し、合体してモンスターとなる。

恐るべし、原子力ムラ。

『週刊現代』2014年9月13日号より


 

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コメント
 
01. 2014年9月06日 08:47:44 : YxpFguEt7k
ロバート・ゲラー氏
「小渕新経産大臣は原発稼働にリスクが伴うことを認めるのか?
 認めない限り、まともな議論はあいかわらずにできない。」
https://twitter.com/rjgeller/status/508029485594443776

原子力ムラ相手にまともな議論ができるのか? 今までやってきたためしがないけどさ。
「原子力は安全です」の一点張り。そういうのを議論と言わない。


02. 2014年9月06日 09:44:37 : rwgORSmgTI
これからは政府は原発が安全でないこと及び経済的にも不経済であることを開き直って認め、あからさまに原発推進を図るのだろう。
我々は諦めることなくあらゆる手段を講じて反対し続けなければ未来の日本は悲惨なものになるだろう。

03. 2014年9月06日 10:46:20 : bwFzMVs2eU

     私に出来る事、電力会社からの電気は極力使わない、ささやかな兵糧攻め 

              キチガイ電力会社を潰すため


04. 2014年9月06日 11:38:25 : LeUgsfaOzY
不合理なことをしている
   ↓
一部の人間がもうけるため
   ↓
国が衰退する

ひとつや二つならムダが社会にあっても、国は簡単にはつぶれないだろう。だが、
日本は山とムダが増えた。確実にまずしい発展途上国への道を歩んでいる。


05. 2014年9月06日 12:24:00 : 3EKg8A5BtA
・20140905 報道するラジオ「再稼働第一号 川内(せんだい)原発 地元を取材」
https://www.youtube.com/watch?v=hsdD58tvptg&list=UUyGnzLqERNQPVq20FzaIU6Q

06. 2014年9月06日 14:54:33 : TGgfYEbPRU
電力自由化後は原発保持してる電力会社の電気料金だけが高くなる訳だから一般家庭は離れてく・・・。
一般家庭が離れていくと企業向け料金を上げざるを得なくなるから大電力を必要とする企業も自前か連合かで発電設備を作る様になって行く・・・。

税金投入前提のプランとして経産省は考えてるんじゃないのかな・・・。


07. 2014年9月06日 16:45:07 : 3EMgCxnjJI
総コストで原発は高いと指摘しつづけてきたのは脱原発派だ。
つまりそれを認め、原発は最もコストが高くいかなる合理性も存在しないことを認めたわけだな。
なら必要がない。

08. 2014年9月07日 10:32:09 : EPkDWNcUos
 本文中にある 『電力自由化が進むと、原子力発電による電力がそのコストに見合った価格で
売れる保証がなくなるので、赤字になる場合はその分だけ電力需要家に電気料金として上乗せ
して請求することを認めようという話。』は、経済産業大臣の諮問機関である総合エネルギー
調査会、原子力小委員会第5回(8月21日開催)での資源エネルギー庁会議資料4『競争環境下
における原子力事業の在り方【下記資料参照】』の内容を要約したものと思われる。

 即ち、【下記資料】の1頁、4頁で示されているように、資源エネルギー庁自身が
『原子力は他電源に比べて巨額な投資が必要であり、投資回収・事業実施に長期を要することから、
 これまで、原子力事業者は長期的な投資回収を保証する地域独占・総括原価料金規制の下、
 原子力事業を行ってきたが、電力小売全面自由化(2016年)、料金規制の撤廃(2018年〜
 2020年目途)を見据えると、コスト競争力がなく原発事業を存続できない。』ことを認めて
、原発だけ従来の総括原価方式を維持したり、税金負担を導入するシステムの検討を始めている
のである。

 今まで、甘い利権を享受してきた電力会社やその株主を救済しようと、本来電力会社が負担すべき
ものを、税金や電気料金につけ回ししようとするものである。

 ライフサイクルコストを評価すると、メリットのない原発を、あたかもコスト有利な技術と主張して
国民をだましてきた経済産業省の欺瞞や説明の虚偽を隠蔽できなくなって、終に暴露され、顕在化
した瞬間であり、この巨悪における罪は重大である。

 【資料1】
「競争環境下における原子力事業の在り方」資源エネルギー庁
(総合資源エネルギー調査会原子力小委員会第5回会合資料;平成26年8月21日)
http://www.meti.go.jp/committee/sougouenergy/denkijigyou/genshiryoku/pdf/005_04_00.pdf


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