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吉田調書:元東電社員「戦う所長が支え」(とある原発の溶融貫通(メルトスルー))
http://www.asyura2.com/14/genpatu40/msg/295.html
投稿者 赤かぶ 日時 2014 年 9 月 12 日 16:00:05: igsppGRN/E9PQ
 

吉田調書:元東電社員「戦う所長が支え」
http://blog.livedoor.jp/home_make-toaru/archives/7850140.html
2014年09月12日07:47 とある原発の溶融貫通(メルトスルー)



爆発で原形をとどめない福島第1原発の(左から)3号機、4号機=2012年2月26日、本社ヘリから


東京電力福島第1原発事故の発生直後、収束作業に当たった元東電社員の男性は、現場の最高責任者が何を考え、どう行動したかを記録した調書の内容が明らかになったことを「ずっと知りたかった」と歓迎する。男性は当時、本店の幹部らを相手に一歩も引かない吉田昌郎元所長の姿を自らの支えにしていたという。それだけに「9割の所員が命令に違反して撤退した」との一部報道には「命がけで戦った仲間全員への侮辱で、悔しい」と話す。【袴田貴行】


男性は20代後半。2011年3月12日に最初の水素爆発が起きた時は、炉心への冷却水注入が続く1号機に車で向かっていた。激しい爆発音とともに車が上下に揺れ、一瞬気を失った。我に返って前を見ると、原子炉建屋が吹っ飛んでいた。わずか100メートルの距離だった。不眠不休で作業を続けたが、14日午前に3号機が爆発、夜には2号機の危機的状況が伝わった。普段は冷静な上司が誰に聞かせるともなく「もう駄目なんだからな」としきりにつぶやいた。


日付が15日に変わる頃、免震重要棟の1階出入り口付近には数百人の所員が待機していた。明け方、吉田所長らが指揮を執る2階の緊急時対策室から人が下りてきて、退避命令を伝えた。免震重要棟の重い二重扉が開き、所員らはバスや自家用車で第2原発へ向かった。だが、2時間ほど仮眠を取った後、上司に起こされ第1原発に戻ってくれと言われた。4号機で火災が発生し、人員が必要だという。同僚が戻ると言うので一緒に従わざるをえなかった。


「生きて帰りたい」と願う一方、「吉田所長が頑張っている間は自分も折れるわけにはいかない」とも思った。緊急時対策室でのテレビ会議で、本店の幹部に食ってかかる姿を何度も見かけた。半面、たまに資料を渡しに行くと、若い所員にも気さくに話しかけてくれるのがうれしかった。


しかし今年5月、朝日新聞に「吉田所長の命令に違反して撤退した」と書かれた。男性は「当時、退避先が第2原発というのは全員の共通認識だった」と反論。第1原発の構内で退避先を探しても「全面マスクをした状態で何時間もいたら全員死んでいた」と話す。


男性が第1原発を出て帰宅したのは11年4月2日。その後、東電を退職し、別の仕事をして暮らす。だが、今もフラッシュバックに悩まされている。事故直後、3号機の原子炉建屋へ機械の点検に行った時のことだ。高線量の建屋内で空気ボンベを背負い、作業を終えて二重扉を開けようとしたが、停電でスイッチを押しても開かない。緊急時用の解錠レバーを見つけるまでの数分間、「閉じ込められてこのまま死ぬのでは」と恐怖を感じた。その場面が不意に頭をよぎり冷や汗をかく。


男性は吉田所長の言動を記した記録が、今後の人生で危機に立ち向かう際の手引きになると感じている。


「この記録は私が生きていくための羅針盤です」


毎日新聞2014年08月31日07時00分
http://mainichi.jp/select/news/20140831k0000m040123000c.html
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コメント
 
01. 2014年9月12日 19:44:30 : FfzzRIbxkp
東日本大震災の津波被害が甚大だったことを考えると、
当時の海上保安庁の対応は十分だったのかどうかも検証しなくてはいけません。

辺野古における海上保安庁の対応を見てください!

海を守っているのは住民たち。 海を脅かす行為をしつづけているのが基地。

311の大津波の時に海上保安庁は十分な対応をしていたのかどうかは、
2万人以上の津波の犠牲を出したのですから 究明されなくてはいけません。

吉田さんや菅元首相の批判をする某新聞がありますが、
彼らの言ってることをつなげていくと、
原発賛成デモをわざわざした在特会を見ても、
フクイチ原発事故の被害が彼らが想定したよりも少なかったから 嫌がらせをしているように見えませんか?

原発再稼働をしたがる奴らは、国民に被ばくをさせようとしているテロリスト。


02. 2014年9月12日 22:25:41 : 3EMgCxnjJI
間違いは命令違反の部分だけだ。不明瞭な指示でどこまで退避するかは指揮者に任せているわけだから、これは仕方ない。いずれにせよその後線量が下がったからこそ呼び戻すことができた。もし線量が落ちなかったら?

呼び戻せず、そのまま撤退することになっただろう。
福島第二まで待避したのは撤退を念頭に置いた行動であり、第一に戻ったのは運良く線量が下がったからで、偶然にすぎない。逃げようとしたのは確かだ。

吉田や作業員を英雄視する宣伝が続いている。吉田以下全員、程度の差こそあれこの事態に責任があり、事態を終息させるどころか何も出来なかったことを無視し、浪花節的に賞賛している。

最初からこういう宣伝に使うため、朝日もグルになって仕込んだのではないかと疑っている。
というのは作業員の撤退問題よりはるかに重大な発言を吉田はしているのに、朝日は取り上げていないからだ。
東北電力は津波を警戒して対策していて原発は間一髪守られた。だが東電は津波なんか来るわけがない、そんなあやふやなことに大金を使えるか、と対策を取っていなかった。吉田は以前この評価に関わる役職に就いていたため、聴取係官がその判断の当否について質問している。

それに対して吉田は誤りを認めず、だれも地震を予想していなかったのだから自分は何も悪くないと声を荒げて主張したのである。
吉田の言うのは嘘だ。

歴史上幾度も地震や大津波に襲われており、危険を指摘する専門家が多々おり、現に東北電力は対策を打つ必要を認め、工事が間に合って危機一髪助かった事実を無視し、嘘までついてこういう自己弁護と東電擁護の発言をしているのである。

吉田の証言はこういうバイアスがかかっている。
それを指摘しない朝日を含むマスコミも同様のバイアスを疑わざるを得ない。


03. 大阪府民 2014年9月12日 23:05:02 : 2fc9REJTmRlzM : PcQnZdun0g
何故か
いつの間にか吉田が英雄になってる不可思議

この国はもう終わりやな

[32削除理由]:アラシ

04. 2014年9月13日 02:13:16 : oKxVsesYpA
http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2014/09/post-e465.html

2014-09-12
[あじさいコラム]  知らないで逃げた、では済まない

 今朝(12日付け)の朝日新聞には驚かされた。「吉田調書」報道の中の、「命令違反し撤退」部分を取り消し、木村社長が謝罪していた。

 5月20日付けの朝刊で「東電社員らの9割にあたる約650人が吉田所長の待機命令に違反し、10キロ南の福島第二原発に撤退した」と報じていたことについて、<「命令に違反 撤退」という記述と見出しは、多くの所員らが所長の命令を知りながら第一原発から逃げ出したような印象を与える間違った表現のため、記事を削除した> ………と。

*

 違和感を感じた。

 吉田所長はたしかに、フクイチの職員に現場での退避・待機命令を出していたのだから、第二原発への撤退は、所長命令に反する、命令違反の撤退ではないか。

*

 それと、もうひとつ。

 朝日新聞は、「多くの所員らが所長の命令を知りながら第一原発から逃げ出したような印象を与える表現」だったことを謝罪しているが、所員らは、現場の最高指揮者である吉田所長の判断をたしかめず――ということは吉田所長に許可を求めず、勝手にフクイチから逃げ出したわけだから、服務規則(命令)に違反する行為であることに変わりはない。

 この「所長の(待機)命令を聞かずに撤退」は、ある意味、「所長の命令を知りながら撤退」以上に問題である。

*

 また、朝日新聞の謝罪記事によれば、「調書」には、<吉田所長が、福島第二原発へ退避した所員の行動を「はるかに正しい」と評価していた部分>があり、5月の報道では、これを欠落させていたという。

 この吉田所長の「はるかに正しい」発言にしても、「被曝から自分の身を守る上では」といった条件づきの、含みを感じる表現である。

 吉田所長自身の中にも、「はるかに正しい」現場を離脱したい思いが、生身の人間として、あったはずである。

 そんな被曝死を恐れる思いを抑えながら、核惨事のエスカレートを抑え込むため、吉田所長は全所員に現場での退避・待機命令をかけ、「フクイチの破局への暴走」と最後まで闘おうとしていたのではないか。

 そして――後ろを振り返ったとき、残っているものは、いわゆる「フクシマ50」にすぎなかった!

  *

 あのとき、フクイチの全所員に求められたのは――現場駐在の保安院の職員らにも求められていたのは、原発所員として吉田所長の指揮命令、服務規則に従い、いったん持ち場を退避しても現場に残り、フクイチを死守することだった。

 それでも、現場を放棄することがあるとするなら、それは吉田所長から「撤退命令」が出たときに限られよう。

  *

 それとも………東電の原発服務規則には、「原発事故の際は各自、勝手に現場を放棄し、遠くへ避難しても構わない」と書いてあるのだろうか?

  *

 それに、あのとき、吉田所長は「第二原発への撤退命令」は出していなかった!

 にもかかわらず――吉田所長が出していた「待機命令」をたしかめもせず、さっさと第二原発へ逃げ出したことは、たとえパニック行動であったとせよ、やはり問題である。

  *

 知らないで逃げた、では済まない。

 逃げたこと自体が――原発を死守し、メルトダウン事故の放射能禍から国民・国土を守るという、原発運転者への「絶対命令」に違反することである。

Posted by 大沼安史 at 08:44 午前 | Permalink



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