川内原発再稼働、市長が同意表明　立地市町村の同意は初
http://www.asahi.com/articles/ASGBV4S9QGBVTLTB00B.html
2014年10月28日13時54分　朝日新聞

　九州電力川内（せんだい）原子力発電所がある鹿児島県薩摩川内市の市議会（２６人）は２８日、臨時議会で再稼働に賛成する陳情を賛成多数で採択した。岩切秀雄同市長も再稼働への同意を表明した。東京電力福島第一原発事故後、新たな規制基準のもとでの原発再稼働に、立地市町村が同意するのは初めて。

　同意の範囲に法的な定めはないが、伊藤祐一郎同県知事は薩摩川内市議会、岩切市長、県議会と自身の４者との考えを示している。県議会は来月上旬に臨時会を開いて再稼働の賛否を審議。その判断を踏まえ、伊藤知事も賛否を示す見通しだ。

　臨時会で「再稼働賛成」の陳情は議長を除いて賛成１９、反対４、棄権１の賛成多数で採択された。１人は退席した。陳情１２件を審議したが、「再稼働反対」の陳情１０件と、福島第一原発の視察などを求める１件は賛成少数でいずれも不採択となった。再稼働賛成の陳情は市議会特別委員会が今月２０日、賛成多数で採択していた。

　臨時会に続いて開かれた市議会全員協議会で、岩切市長は再稼働への同意を表明した。

　市長はかねて「原発は国策だ」と発言。今月２３日、宮沢洋一経済産業相と会談し、再稼働を責任を持って進めるとした政府の方針が、大臣交代でも変わらないことを確認していた。

　県議会は臨時議会を早ければ１１月５日から３日間程度開く方向で調整している。市議会と同様、陳情の採決を通じて賛否を示す。

　原発３０キロ圏にある同県いちき串木野市と日置市の市議会は、両市を同意対象に含めるよう求める意見書を採択し、知事あてに意向を伝えている。伊藤知事は「薩摩川内市長や市議会、県議会の意向などを総合的に勘案して、同意について判断したい」としている。

コメント
01. 茶色のうさぎ 2014年10月28日 15:11:56 : qtmOTsgWNIsK2 : 3sLAcu05wg これは、大変なことです。　後の対策と対応は、プロの日本共産党、に聞いてみる必要がありますね。！ 原発ゼロ、運動の最高組織と思います。　助言と指示、をお願いしたいです。　共産党議員の出番ですね。！
02. 2014年10月28日 15:26:45 : gW1ttLU1rQ 驚いたことに薩摩川内市の市議会議員は、福島同様爆発事故が起きても ただ逃げるだけ、放射能で、いのちと健康が蝕まれ、家族が引き裂かれ バラバラ生活になり、高い放射能の土と空気のふるさとに帰るに帰れない そんな一生避難所生活を余儀なくされる事になる。 自分達だけでなく、周辺の再稼働反対の住民にも押し付けるその決定を下したわけ だ。たった4-5人の特別委員会とやらで。さぞ愉快だったろうと思うよ。
03. 2014年10月28日 15:33:44 : E2ood75l4E 平成26年10月24日 九州電力株式会社 川内原子力発電所再稼働差止仮処分第３回審尋について 　本日13時30分から、鹿児島地方裁判所において、標記訴訟の第３回審尋が行われました。 　本件は、川内原子力発電所１・２号機の再稼働の差止を求めて、平成26年５月30日に申立てがされたものです。 　これまで、当社は、答弁書等を提出し、申立ての却下を求めるとともに、川内原子力発電所は、地震・津波等に対する原子炉施設の安全性を確保していること及び福島第一原子力発電所事故を受け一層の安全対策を講じたこと等の主張を行いました。 　今回、当社は、川内原子力発電所において策定した基準地震動がその評価方法を含めて妥当なものであること、さらに基準地震動策定における余裕に加え、十分な耐震安全上の余裕が確保されており、仮に基準地震動を超過する地震動が発生したとしても、川内原子力発電所の耐震安全性に直接影響を与えるものではないことを主張しました。 　あわせて、万が一、事故が発生したとしても、十分な安全確保対策が講じられていることから、放射性物質の大量放出事故に至る現実的危険性がないこと等を改めて主張しました。 　今後とも、訴訟において、当社の主張を十分に尽くし、原子力発電の安全性等についてご理解いただけるよう、引き続き努力してまいります。 以上 添付ファイル川内原子力発電所再稼働差止仮処分第３回審尋について（印刷用） （12KB） ◐http://www.kyuden.co.jp/var/rev0/0043/9819/a5tgm1f16j.pdf ◐http://www.kyuden.co.jp/press_141024-1.html ☮http://www.kyuden.co.jp/press_141028-1.html ☮http://www.kyuden.co.jp/press_141028b-1.html ・http://www.kyuden.co.jp/var/rev0/0043/9971/ruu2rzn3gvut.pdf ・http://www.kyuden.co.jp/var/rev0/0043/9969/p2o9bb8c03h.pdf ・http://www.kyuden.co.jp/var/rev0/0043/9970/o4v9j5s9ee0.pdf
04. 2014年10月28日 16:02:42 : FnrjF8C1Cc 「何かあった時は国が全責任を負って対処するから・・・」　福島の汚染水の現実を見れば子供でも分りそうなものを・・・　馬鹿な市議会と市長、学習能力のない金の亡者ばかり。除染一つとっても頼りにならない国をあてにして、自分達の全てを失う賭けをするアホ自治体。 自分達の市だけなら勝手だが、九州はおろか西日本まで巻き添えにするような危険な賭けに判断能力の無い連中が無責任にＯＫを出す恐怖。
05. 2014年10月28日 16:37:52 : wHGse29pVY 人間利権に魂まで抜かれて非人間になるの図。もはや人間の心を持っていない。 01茶色のうさぎは実際は原発推進屋の工作員。
06. 2014年10月28日 18:39:57 : 1ioo7h1uY6 ■川内市民の皆さんにお尋ねします 　市長リコールの声が出ないところを見ると 　川内市民の総意が『再稼動賛成』って理解致しますが 　そ〜言う事でよろしいですか？
07. 2014年10月29日 01:05:23 : SAkbcU4RQs 「国の責任」って、なんの学習能力も無い猿より酷い馬鹿市長？ 大規模汚染事故が一度起きれば、推進してきた政治家・役人・電力会社は、地元の人命などどうでもよく、蟻んこより軽い人命、己らにいかに責任の火の粉が被らないようにすることが最優先だったと証明されたのに、未だに悟らないのか？ 町が無人になって、国の責任とか言ってもね、やってることといえは、利権がらみのアリバイ詐欺の何千億のばら撒き除染だけだろう。
08. 2014年10月29日 11:07:53 : hLDxxdwxlU >原発３０キロ圏にある同県いちき串木野市と日置市の市議会は、両市を同意対象に含めるよう求める意見書を採択し、知事あてに意向を伝えている。 >伊藤知事は「薩摩川内市長や市議会、県議会の意向などを総合的に勘案して、同意について判断したい」としている。 隣接の市町村は、金は来ずに危険だけ来るわけだから、再稼働に賛成する理由がない。 だから、当然、意見は聞いてもらえない。 本気で反対するなら、事故の際には、薩摩川内市民の避難者は受け入れない、という決議を上げるべきである。それが金に目がくらんだ川内市民への圧力となる。
09. 2014年10月29日 18:27:58 : v93BV1wtZU 何かあったときに、賠償しますって宣言だよね。 楢葉や浪江、大熊が羨ましいらしいけど、彼らは想定外の被害者、お前らは想定内の共犯者。

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