(転載開始)

ホンダにしろ、トヨタにしろ、リコール費用や１，０００億円規模の罰金など些細な金額でしょうが、失った信用は二度と取り戻すことはできません。

(転載終了)

●信用どころか、企業の存続にかかわる非常事態だと思うのだが。話は変わりますが、オーストラリアでは2月10日(月)、トヨタ現地生産工場の閉鎖決定のニュースが社会に衝撃を与えました。この決定はトヨタ自動車の豊田章男社長の決定だと、こちらのABCニュースは伝えました。数日前にアメリカで1,000億円の賠償をすると発表して間がありません。こちらではアメリカの損をオーストラリアのコストの高い工場の閉鎖で穴埋めすると思われています。それにしても酷い話です。トヨタ現地生産工場は4,000人以上の従業員が働いています。部品を生産する関連会社等を含めると5万人いるとか。彼らが一挙に失業します。

オーストラリアの製造業の労働組合AMWUは「極めて失望した。」と非難の声明を発表。これはただではすみませんよ。当方を含めオーストラリアの在留邦人は、いつ我々に刃が向くか分からないところにいる。かつて第二次世界大戦では日本とオーストラリアは交戦国だったのです。

話題がズレましたが、ホンダのフィット・ハイブリッドの欠陥問題は世界的に波及すると思われます。オーストラリアでは、ジャズ・ハイブリッドの名で販売されています。価格は22,990オーストラリア・ドルです。高いので売れていませんが。

トヨタを含め、ハイブリッドは高度な電子制御に頼っており、プログラムでどうにでもなってしまうことが怖い。電子制御スロットルにしても、ワイヤーを使っていませんからね。電子制御に頼ると、強力な電磁波でコンピューターが暴走します。コンピューターが燃料噴射量を決めているので、エンジン回転が急に上がったり、もしくは停止してもおかしくない。

外国ではアメリカ軍の基地から強力な電波が出ていることがあり、これが原因でエンジンが停止する事例があります。1982年頃のカーグラフィックでも、電子式燃料噴射装置の自動車のエンジンがエンストすることが書いてありましたし。

蛇足ですが、当方の家には2台自動車がありますけど、どちらも古くてエンジンはキャブレターです。今の若い人は知らないだろうけど、チョークボタンがついている。この手の自動車は古くてもレストアすれば甦ります。しかし電子制御の進んだ自動車は、古くなると修理できない。内部のコンデンサは古くなると液漏れしますが、こうなると交換するしかない。しかし最近の電子回路はチップ部品です。交換できない。かくして終了。自動車メーカー、乗り換えさせるためにワザと電子化を進めているんだろ。

電子化が世界一進んだ日本の自動車メーカーだが、いずれ致命的な大事件に巻き込まれるような気がします。

WVも内製してゴルフを始めとして大半の車に採用しているが、乾式のデュアルクラッチトランスミッションは不具合が良く発生している模様。

昨年５月に中国で問題を指摘され日本でも１０万台のリコール、また昨年１２月に再びリコールを届け出た。

どうやらDCTは、ストップゴーの多い環境には向いていないらしい。

いずれにしても、駆動系等の欠陥は大事故に繋がり易いので、早急な対応が必要である。

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・VWの7速「DSG」が中国で38万台、日本で10万台のリコールに発展
　http://clicccar.com/2013/05/15/219764/

・VW、過去最大規模のリコール―全世界で260万台
　http://jp.wsj.com/article/SB10001424052702304698204579198343191636068.html?dsk=y

簡単にオーストラリアから撤退できるとは思えませんね。おそらく事後処理の時間と費用だけでも相当に重い負担になるのでは。他に引き受けてくれる企業があるならただで差し上げたい心境でしょう。

アメリカの膨大な数の弁護士は社会正義を実現するために活動しているわけではない。高収入を得るために活動している。

そのために高額の賠償金がなければ食っていけない。日本の５０倍の数の弁護士がいる。