65歳間近　住み慣れた家は売るべきか、住み続けるのが良いか
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20140302-00000007-pseven-life
週刊ポスト　2014年3月7日号

　人生100年が当たり前の時代が目前、究極の選択で失敗しないことは重要だ。例えば、持ち家は「売る」か「住み続ける」か。

　この春に65歳を迎える都内在住の男性・Aさんは、住み慣れた家を売るか、そのまま住み続けるかで悩んでいる。

「3人の子供もみんな独立し、定年延長で続けてきた仕事も今年で退職。今の家は夫婦2人には広すぎるし、将来、管理が大変になりそう。でも、せっかくローンを完済した家を売るのは損な気がするし……」

　ファイナンシャルプランナーの紀平正幸氏によれば、Aさんにはいくつかの選択肢があるという。

「まず有効なのが、子供がいた時代の広い家を売り、2人暮らしに十分な規模の安い中古住宅などに買い換えること。売った額と買った額の差を老後資金に回すことができます。ただし、いざ新しい家で暮らし始めたら自分たちの生活に合わなかったというケースも往々にしてある。そのリスクを避けるには、持ち家を売らずに賃貸に回し、自分たちはそれより安い賃貸物件に移って、その地域が住みやすいかどうかを判断するための試行期間を置く方法があります」

　試しに賃貸で住んでみて「この地域なら快適に暮らしていける」と思ったら、家を買い換えればいいというわけだ。家を売らず貸し出したまま、自分たちも賃貸住宅に住み続ける選択肢もある。

「都内の一軒家ならば、だいたい月15万円程度の家賃収入が期待できます。自分たちは月8万円程度の賃貸物件に住めば、差額で年間80万円以上の定期収入を得られるのです」（紀平氏）

　持ち家はあっても、それ以外に資産がほとんどないという人には、「リバースモーゲージ」という選択肢もある。これは、自宅を担保にして、融資を年金のような形で受け取るもので、死亡時に持ち家を売却することで借金を一括返済する仕組みだ。この制度を利用すれば、自宅に住み続けながら、老後の資金を調達することができる。

　ただし、不動産価格の下落や金利上昇による借入残高の増加、長生きによる融資期間の長期化などで、担保割れを引き起こすリスクがあることは覚えておかなければならない。

　紀平氏が「最良の方法」として紹介するのが、親が持ち家を売り、その資金で駅に近い土地を購入、建物の建築資金を親子で負担して二世帯住宅を建てることだ。

「親世帯、子世帯の双方が住宅取得資金の問題を解決できるうえ、相続財産が金融資産から住宅用資産に代わる。また、同居もしているため相続税評価額の特例が適用されます（宅地分の相続税が80％減となる。ただし土地面積による）。さらに二世帯住宅を3階建てにし、1階を店舗や車庫として賃貸すれば、その収入が親の老後資金にも充当できます」（紀平氏）

コメント
01. 2014年3月02日 21:10:44 : B0GwRDomIA 何とかして金を使わせようとする意図がありあり。 ファイナンシャルプランナーなどこんなもの。
02. 佐助 2014年3月02日 21:19:06 : YZ1JBFFO77mpI : wpmCg8U5S6 自分が納得できる人に迷惑が掛からない生活ならなんでもよいと思う 一軒家は草刈や手直しで大変だからと，駅に近いマンションに移転した人もいる。管理費さえ払えばすべて自分が満足ならそれでよいと思う。歩きまわるひともいる，旅行に行く人もいる，好きなことできて幸福が体験できるならどこでもよいのではないか。 私は定年後，北陸に2週間，関西に2週間の往復の生活を続けている。どちらにも家も土地も存在する。都会では小さな家，田舎ではとても大きな家。都会では畑300坪程度借りて，野菜をづくり，田舎では田畑があるので草刈と耕作に大変な重労働になる。田んぼは500坪ほど，畑はどうでしょうか700坪あるでしょうか。耕作放棄地は500坪ほどセイタカでうまっている。水害もある。 日本海側と太平洋側で野菜の収穫に違いがあるので，結構楽しいものです。例えば，スイカ，関西では6，7月頃収穫できますが，北陸ではハウス以外は8月前後の収穫になる。そして荒らす動物も違う，タヌキや貉，都会ではアライグマ，カラスは全国どこでもいます。このように生態圏の違いもあり，結構楽しいものです。果物の豊作不作にも違いがでる。環境気温も違う。 税金も土地の値段も格段に違う，田舎では0円で貸す人もいる。土地の値段は1坪当たり500円から5000円程度，チョットした山なら買えますよ。自分で組み立てたログハウスに住む人もいる。だけど車がないと生活できない不自由はある。ただ冬になると寒く雪で家が埋まるこもある。 こんな生活するのも何か生きがいを求めてなんとなく移動している，自給自足・共存共栄の時代がくると我々のようなものが一番救われるかも知れない。健康で病気しないようにしていますが，さすがに田舎で肺炎になったとき臓器の機能不全になりかけた時は，さすがに驚いたものだ，こんな生活いつまでできるのだろうかと思う今日この頃です。
03. 和楽踊り 2014年3月03日 21:54:21 : 9hkFjVd/uY9Ag : AwVCvpFnIG テレビ朝日の番組（人生の楽園：土曜日６時〜６時半）には地方への移住物語が多い 私も別荘地を買ったり、別荘を建てたりした 今では放置しているが、税金と管理費を毎年払っている 買い手は事実上いない 東京近郊のマンション・アパート・一戸建てでは空き家が続出している 都内一等地でも空き部屋が増えてきた。高額の家賃を誰も払えないのです 多分リートマンションも空き家が多いと思うが、リート購入者以外は把握できない リートの資金を食いつぶしてやっと判明するが、その時はもう手遅れ・・・

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