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ベア実施企業は株主還元も！？ 狙い目「増配期待」２８銘柄
http://gendai.net/articles/view/news/148679
2014年3月13日 日刊ゲンダイ
増配期待高まる／（Ｃ）日刊ゲンダイ
１３日の日経平均は続落し、１万５０００円を割り込んだまま取引を終えた。「ボラティリティー（変動率）が高く、手を出しづらい相場」（証券アナリスト）になっている。
「現在は１万５０００円の攻防ですが、下値は堅いとみています。その証拠に、今年は終値ベースで一度も１万４０００円を割っていません。それほど臆病になる必要はないでしょう」（株式評論家の倉多慎之助氏）
とはいえ、相場は波乱含み。どんな銘柄を狙えばいいか。
「いま話題のベアがポイントかもしれません」（株式アナリストの櫻井英明氏）
■賃上げ企業に株主還元のプレッシャー
ベアを実施できる企業は、当然、業績も好調だから株価アップも期待できるというわけだ（別表参照）。
「それだけではありません。賃上げは、企業の利益を社員に還元する動きです。社員に還元できるのであれば、株主へも還元できるはずです。増配など株主還元の充実が期待できます」（櫻井英明氏）
積水ハウスは３月６日、ベア実施と増配を同時に発表し、翌７日は一時３．５％以上の株高となった。電機、自動車業界を中心にベアを実施する大手が出てきたが、増配を決めたのは、パナソニックやセブン＆アイなどほんの一握りに過ぎない。
「ベアは実施するが、増配はしないでは、株主軽視と受け取られます。市場はソッポを向くでしょう。だから、賃上げ企業は株主優待制度の充実や、増配に踏み切らざるを得ません」（市場関係者）
増配は株高要因でもある。狙うべきは、ベア実施＝増配期待銘柄だ。大手中心なので大暴落の危険度も低い。ウマミのある銘柄群だ。
【今後の増配期待銘柄】
◆社名／株価（円）
◇日立製作所／８０５
◇東芝／４６０
◇三菱電機／１，２０８
◇富士通／６０５
◇ＮＥＣ／３２２
◇パナソニック／１，２５９
◇ＯＫＩ／２３６
◇富士電機／４６５
◇明電舎／４３７
◇安川電機／１，３８２
◇新日鉄住金／２８３
◇三菱重工／６２０
◇ＩＨＩ／４７３
◇セブン＆アイＨＤ／３，８３９
◇ローソン／６，８７０
◇ファミリーマート／４，５５０
◇日産自動車／８７５
◇トヨタ自動車／５，７２８
◇ホンダ／３，７６５
◇三菱自動車／１，１１２
◇ゼンショーＨＤ／１，０５７
◇ライフコーポ／１，４６４
◇クボタ／１，４０３
◇コロワイド／１，１３２
◇ＮＴＴ／５，９０３
◇神戸製鋼所／１３８
◇マネックスＧ／４２７
◇積水ハウス／１，３２４
１３年度中間期、１３年度、１４年度の増配を決めた企業を含む。
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