日本の輸出伸びで最大品目は？
http://blog.livedoor.jp/nevada_report-investment/archives/4644500.html
2014年03月19日　NEVADAブログ

２月の貿易統計が発表になり、８，００３億円の赤字になっていますが、その中身を見ますと、『これが日本?』と思うような内容となっています。

＜輸出増加品目＞
＋７６．１％　　鉱物性燃料
＋１７．６％　　プラスティック

＜輸入増加品目＞
＋８１．１％　　自動車
＋４１．１％　　半導体等電子部品

今や日本は増加率を見ますと、≪燃料等≫を輸出して≪完成品や部品≫を輸入するという、発展途上国並みの国になっているのがわかります。

マスコミをにぎわしています貿易赤字の元凶と言われています『液化天然ガス』ですが、輸入は＋１１．４％となっており、それほど伸びていません。

日本の産業構造が根本的に変わってきており、この構造変化では日本人の収入が減るのも当然と言えます。
サラリーマンの平均年収３００万円台の世界はもう始まっており、今高い年収を得ているサラリーマンも一旦職を失えば、年収３００万円以下の非正規しか職はないという状態になります。

折から【ソニー】は子会社でまた「レイオフ」をすると報じられており、どんどん年収５００万円以上の社員が削減されていきます。

発展途上国並みの年収ともなれば、年収１００万円台になりますが、最終的に日本人の平均年収が１００万円台になる時代が来るかも知れません。
そして、勝ち組と言われる者は、年収で１，０００万円以上となり、その収入をどんどん拡大させていきます。

恐ろしいまでもの格差社会になりつつあるというのが今回の貿易統計が教えてくれているのかも知れません。

コメント
01. 2014年3月21日 00:06:57 : S2UNHcosi6 我々が子供の頃は、今では死語となっている「加工貿易」を日本が行っていると教えられた。原材料を輸入し、工業製品にして外国に輸出する。日本は世界の工場となり、これで豊かになるのだと学校の先生は授業で子供たちに教えていたのだ。 それが今日、日本は製品を輸入する国になっているという。これで先進国から脱落するとNEVADAは結論付けているようだ。だが当方が以前住んでいたニュージーランドでも、乳製品や木材を主要輸出品としていたとし、オーストラリアでは鉄鉱石や石炭、羊毛を主要輸出品としている。フランスやアメリカでは農産物を輸出しているし、ロシアは石油やガスが主要輸出品目だ。 「加工貿易」と言うのは、もはや歴史の彼方に過ぎ去ったことなのだ。発展途上国や新興国と呼ばれる諸国が、安い人件費を売り物にして世界各国のメーカーが大挙進出している。自動車や電化製品でも、中国大陸やタイ、インドネシアなどが主要生産国になりつつある。これに対し先進国から自動車産業が消えつつある。昨年来、オーストラリアでは自動車メーカーが次々と撤退を発表して大騒ぎになっているが、それより先にイギリスの自動車産業が衰退してしまった。ブリティッシュ・レイランド・モーターも、ルーツ・グループも今はない。
02. 2014年3月21日 15:13:15 : rAZs4KvhOE 家電や自動車というものは、かつては並べてある部品を作業員が順々に半田ごてやペンチ・ドライバーなどを使って組み立てて行って完成品に仕上げる、という一貫生産が主流だった。 現在ではモジュール化された部品（というには大きいが）を結合させて完成品が出来る。 モジュールを作るにはそれなりの設計力と技術力が必要だが、組立工程はマニュアルどおりに組み立てるだけなので途上国でも可能で、人件費の安いところで完成品にしている。 だから完成品の家電や自動車がタイやインドネシアやインドで作られていると行っても、それに必要な基幹部品やモジュールは日本からの輸出と言う形になっている。 決して日本の工業が空洞化しているとは限らないのだ。

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