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イエレンFRB議長の発言で揺れる金融市場(現代ビジネス)
http://www.asyura2.com/14/hasan86/msg/514.html
投稿者 赤かぶ 日時 2014 年 3 月 24 日 08:23:47: igsppGRN/E9PQ
 

         ジャネット・イエレンFRB議長[PHOTO]Bloomberg via Getty Images


イエレンFRB議長の発言で揺れる金融市場
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/38754
2014年03月24日(月) 真壁 昭夫「通貨とファイナンスで読む世界経済」 現代ビジネス


3月下旬、米国のイエレンFRB議長は、金融緩和策第3弾(QE3)の債権購入を4月から、月額100億ドル減額することを決めた。その決定は予想通りだったが、金融製作の先行きを示す“フォワードガイダンス”の中の6.5%の失業率の推移地基準を撤廃した。

それと同時に、QE3の終了時期を今秋としたうえで、その後、6か月程度で金利の引き上げを行う可能性を示唆した。その時期は金融市場の多くの投資家の予想よりも早いこともあり、一時、株式市場が大幅安となる一方、為替市場ではドル高・円安傾向が鮮明化した。

■イエレン議長がタカ派≠ノ転向?

現在、米国が世界経済の牽引役を果たしていることもあり、連邦準備理事会(FRB)の金融政策は最も重要な経済要因の一つになっている。そのFRBの政策を決める中心的な人物が、ジャネット・イエレン新任議長だ。

今回の政策会議は、イエレンが仕切る最初の会議として注目を集めていた。その初回会議で、元々、金融緩和策の変更に慎重と言われてきたハト派<Cエレン議長が、突然、金利引き上げ時期について言及した。同氏がタカ派≠ノ転向したかとの声もあった。

予想外の発言に対して米国の株式市場は、一時、急落の展開となった。一方、米国の金利が上昇するとドルが買われやすいことを背景に、ドルが買い込まれ、円が売り込まれる展開となった。

■FRBの金融政策に関する真意は

今回のイエレン議長に発言について、金融市場はその真意を掴みあぐねているというのが実際に近いだろう。現在の債券購入額の減額を続けると、今年9月に月額150億ドルになる。

そして10月に一気に150億ドル減らすと、QE3はひとまず終了になる。イエレン議長は、その後も必要に応じて相当期間≠ノわたって低金利政策を続けると明言し、記者会見でその相当期間≠ノついて質問を受けた。

同議長は、「定義は難しいが、恐らく6か月前後」と答えてしまったのである。メディア各社はその答えに基づいて、一斉に「15年春にも利上げ」と報じた。それは議長のコミュニケーションの失敗とも考えられる。真意を掴むには時間がかかりそうだ。


 

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コメント
 
01. ひでしゃん 2014年3月24日 23:15:07 : dsqbUTCLpgzpY : XNAjgJBVjM
FRBには出口戦略がありスケジュール通りに実施されるという安心感(信頼性)がある
日銀は成り行き任せの出たとこ勝負 異次元緩和=非常識金融政策
出口はなく破綻するまでの時間の問題だけが問題というお粗末さ
彼我の違いは甚だしい 憂慮すべきことだ

02. 2014年3月25日 04:59:45 : lM6qLu7sHY
http://www.monex.co.jp/Etc/00000000/guest/G903/er/economic.htm
村上尚己「エコノミックレポート」

チーフ・エコノミスト 村上尚己が、ファンダメンタルズ分析を中心に内外経済・金融市場に鋭く切込みます。(@Murakami_Naoki )

[ プロフィール ]

2014年3月24日
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(383KB)
賃金下落でデフレが始まったという怪しい考え

2014年初から日本株の停滞が続いている中で、メディアでアベノミクス批判が増えていることを紹介した(3月14日レポート等)。これらはいくつかのパターンに類型できるが、最近目につくのが、「賃金下落が、日本のデフレをもたらした主因」という議論である。このロジックに沿うと、「デフレを退治するには、名目賃金が上がる必要がある。金融緩和を軸としたアベノミクス発動で、名目賃金(やインフレ率)は上昇しない」ということになる。

さらに発展させると、「日本銀行の金融緩和強化は、脱デフレに繋がらない。金融緩和では名目賃金は上がらず、実質賃金が下がるだけ」という主張にもつながる。2013年に起きた、景気回復・大幅な株高・円高修正・有効求人倍率上昇、などの成果を無視し、こうした怪しい議論が尽きないことに筆者は驚くばかりなのだが、金融政策とインフレ率の関係を理解できない方は、一生それができないということなのかもしれない。

「賃金下落が、日本のデフレをもたらした主因」と声高に掲げる人は、1990年代後半以降の日本で、賃金下落してから一般物価下落つまりデフレが始まった、という。ただ、それは経済指標を正しく読むことができないが故に生まれた誤解だろう。実際には、1995年から日本経済はデフレに陥っていた。その後、金融危機が起きた1997年後半から景気縮小圧力が高まり、名目賃金が大きく下がり、そしてデフレと低成長が深刻化した、というのが事実である。

つまり、デフレが先に始まり、それから名目賃金の下落が顕著になったわけだ。名目賃金低下をきっかけに、デフレが始まった、というのは事実ではない。グラフで示したように、消費価格指数(消費デフレータ)は1995年から低下が始まり、途中消費増税で上昇したがそれを除けば、下がり続けている。一方、名目賃金は1997年まで上昇し続けたが、1998年から下落に転じている(グラフ参照)。


賃金下落ではなく、バブル崩壊以降の経済縮小と超円高(それらをもたらした経済政策の失敗)によって、日本でデフレが始まった、ということである。デフレに陥るほど経済が停滞し、労働市場の需給が大きく悪化し、そして名目賃金が下落に転じた、のである。

金融政策の効果を認めたくない「不思議な人々」は、賃金が上昇しなければ、(金融緩和を強化しても)インフレにならない、とでも言いたいのだろう(2014年は、消費増税のおかげで実質賃金は大きく低下する)。しかし、グラフをみればわかるように、そもそも物価指数と名目賃金は多少のタイムラグがあるにせよ、ほぼ連動して動いている。

モノ以外のサービスの価格は、人件費によって大きく影響されるのだから、一般物価と名目賃金の連動性が強いのは当然だろう。この関係を踏まえれば、「賃金が下がったから、デフレが始まった」という議論は、実際には「何も言ってない」ということが分かるだろう。

実際に起きたことは、1990年代半ばまでの金融・財政政策の大失敗で経済成長率が劇的に下がり、それが故にデフレ(と名目賃金下落)が起きた、ということである。この筆者の理解が正しければ、妥当な経済政策がアベノミクスによって発動され、それが続けば日本経済はデフレから脱する。そして、それと同時に、名目賃金も自然に上昇するだろう。


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