(回答先: 「カナダは消費税導入後に2度税率引き下げ実施」と識者指摘（NEWS ポストセブン） 投稿者 赤かぶ 日時 2014 年 4 月 01 日 16:10:43)

　付加価値税（消費税）について、輸出製品に還付し輸入品に課税するもので、輸出企業へのリベート税制であるという認識をしながら、世界最強国の米国政府が付加価値税の撤廃もしくは修正を声高に叫ばない理由を考えなければならない。

　利にさとい米国支配層は、諸外国が付加価値税を採用することに利を見出しているからこそ、その廃止を求めたりはしないのである。

　金融資本家や投資家のための国家という色合いをより濃くしている米国は、欧州や日本などのグローバル企業がより多くの利益を計上しより多くの配当を支払い、その株価が上がっていくことを優先する。
　付加価値税（消費税）は、輸出企業へのリベート税制だからこそ、それに貢献する重要な政策となる。

　米国の投資家が世界各国のグローバル企業からより多くのインカムゲインやキャピタルゲインを得る手っ取り早い手段が付加価値税（消費税）なのである。

　今のところ自国に付加価値税を導入していない米国は、経済社会の“健全性”を維持する最後の防波堤になっているという意味で真っ当である。

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