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エコカー、なぜ苦戦?ディーラー事情と都市部需要の見誤り、補助金終了で迎える岐路(Business Journal)
http://www.asyura2.com/14/hasan86/msg/752.html
投稿者 赤かぶ 日時 2014 年 4 月 06 日 07:43:12: igsppGRN/E9PQ
 

エコカー、なぜ苦戦?ディーラー事情と都市部需要の見誤り、補助金終了で迎える岐路
http://biz-journal.jp/2014/04/post_4548.html
2014.04.06 Business Journal


 電動系エコカーの販売が振るわない。電気自動車(EV)はもちろん、前評判の高かったプラグインハイブリッド車(PHV)の車種数や販売台数も伸び悩んでいる。危機感を強めた経済産業省は、あらためて電動系エコカーの普及策を練り直す考えだ。

 PHVは、ハイブリッドカーに外部充電機能を付けたエコカーのこと。国内ではトヨタ自動車のプリウスPHV、三菱自動車のアウトランダーPHEV」、本田技研工業(ホンダ)のアコードPHVなどが市販されている。方式によって車両特性に違いはあるが、外部電力を使えるため普通のハイブリッドカーより燃費が良いことと、EVと違い電池切れで立ち往生する心配が少ないことが特徴だ。例えばプリウスPHV(JC08モード燃費はリッター61km)の場合、スタート当初から26.4km(カタログ値)はEVとしてエンジンにまったく頼らず走ることができ、その後は普通のハイブリッドカーとして走る。つまり、近距離を走り回るだけならEVを使っているのと同じ。それでいてガソリンも搭載しているため航続距離も長い。さらに言えば、EVとして走る距離が短いので、急速充電器がなくても1時間半(200Vの場合)でフル充電できて使い勝手も良い。

 電動系エコカーの中で、EVはどうしても電池残量への不安や充電時間の長さがネックとなりがちだが、PHVにはこうしたネックがない。住宅事情から1台で買い物と帰省などの長距離ドライブをこなさなければならない都市部を中心に「エコカーの本命」と見られ、トヨタは2012年1月に「プリウスPHV」で先陣を切った。

 しかし、思わぬ苦戦が続く。当初は日本で年間3万5000〜4万台、日米欧を含めたグローバルベースでは6万台規模の販売を想定していた。しかし、発売から2年が経過した現在、累計販売でようやく5万台強と目標を大きく割り込むかたちとなり、軌道修正を余儀なくされた。現在の販売目標は年間2万台ほどだ。

●ディーラーの熱意不足、都市部需要の読み違い

 苦戦の理由としてよく指摘されるのは、ディーラーの熱意不足と都市部需要の読み違えだ。PHVは、いわば「EVとハイブリッドの良いとこ取り」だが、使用頻度や1回当たりの走行距離でメリットは異なってくる。このため「PHVと普通のハイブリッドのどちらが良いか?」という顧客の疑問に十分応えることができなかった。さらに200V電源の設置など、ディーラーの営業スタッフにとって「担当外」の仕事もこなさなければならない。「我々は、プリウスPHVだろうがハイエースだろうが1台は1台として成績評価される」(関東圏のトヨタ系ディーラー)という営業スタッフにとって、普通のプリウスより高く、手間がかかるプリウスPHVを積極的に売ろうという動機に乏しかったわけだ。

 また「都市部のユーザーに適している」という商品特性も、自宅に充電設備を持つことができてこそ。マンションなどの集合住宅に住むユーザーにとって充電設備へのハードルは高く「買いたくても買えない」というユーザーが圧倒的だったことも誤算のひとつだった。

 豊富な資金力と技術力を持つトヨタは、PHVが売れなくても直ちに困るようなことはない。同社は15年にプリウスの全面改良を予定しており、次期型のPHVは同モデルに設定される見通しだ。ただ「やはり現状で『思うように売れていない』という点が引っかかっている」と同社開発スタッフは打ち明ける。

●“独り立ち”迫られるエコカー

 経産省も動きだした。政府は「次世代自動車戦略2010」の中で、20年のEV・PHV販売目標を乗用車販売の最大2割と見積もっている。仮に乗用車販売が300万台なら60万台になる計算だ。まだ6年後の話だが「現在のペースでは目標に届かない可能性も考えなくてはならない」(同省)と政策の練り直しに着手した。自治体などが先駆的な施策に取り組む「EV・PHVタウン」も当初の方針を転換し、来年度以降の継続を決めた。

 しかし「これまでに考えられる政策はすでにやり尽くした感がある」(同省)ともいう。「クリーンエネルギー自動車補助金」による車両購入補助金は、15年度いっぱいで打ち切られる見通し。同年度でベース車との価格差がほぼなくなるとの試算からだ。“独り立ち”の期限が刻々と迫るなか、まずは15年、次期プリウスPHVの価格設定と販売動向が注目されそうだ。

(文=編集部)

 

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コメント
 
01. 無段活用 2014年4月06日 13:52:20 : 2iUYbJALJ4TtU : wKv345e4pg
>我々は、プリウスPHVだろうがハイエースだろうが1台は1台として成績評価される

「ハイエースバンを買ってくれるなら、プラグイン充電設備の工事を紹介してあげる
よ」と、電気工事店にDMを打ったらどうだろうか?そして、プリウスの客には工事込
みで車を売る。家電量販店がエアコンを売る手法。三菱がやってもいい。ホンダは
きついか。商用車を売っていないから、、、

と、また無責任なことを書く。


02. 2014年4月06日 16:44:48 : AntvqDOnQg
1日100キロほどしか走れず充電する場所も限られている車が売れるはずがない。

おまけに車両価格もバカ高。


03. 2014年4月06日 18:39:19 : S2UNHcosi6
オーストラリアでも電気自動車は全然売れていませんね。こちらでは家庭用電源が単相2線240ボルト・50ヘルツなので、充電に向いていますが。(日本だったら配電盤から専用回線を取る必要がある。)

オーストラリアでの価格を紹介します。

日産リーフ     46,990 オーストラリア・ドル
三菱アイ・ミーブ  48,800 オーストラリア・ドル
ホールデン・ボルト 59,990 オーストラリア・ドル

●オーストラリアでは日産リーフの方が安いんですよ。しかし売れない。このため、2013年に大規模な値引きをしました。何と39,990オーストラリア・ドルまで値引きしたのです。しかし全くの失敗でした。新発売の2012年こそオーストラリア全体で77台売れましたが、2013年には36台まで落ち込みました。

売れないのは02さんの言われる通りです。大陸国家のオーストラリアでは、少し走れば200kmや300kmは当たり前。都市部でしか使えませんが、その都市部が広い。こんなの、遊園地のゴーカートですよ。

電気自動車は、環境に取り組んでいることをアピールするための広告宣伝カー程度にしか見られていません。オーストラリアで三菱アイ・ミーブを使っているのは、グーグルとかメディア企業のニューズ・コーポレーション。シドニー市役所などです。

オーストラリアでは三菱アイ・ミーブの中古車が破格の値段で売られていますが、売れないと担当者がこぼしていました。こちらをご覧ください。

Mitsubishi i-MiEV Cars For Sale
http://www.carsales.com.au/car/mitsubishi/imiev/

お隣のニュージーランドでは、あまりに売れないので販売を中止したそうです。


04. 03210321 2014年4月06日 19:55:45 : QkcctnM1cjt4A : hElXxJMrv6
>>0

都心、市部における公共交通網を一層整備して利用しやすくするとよい。

地域一帯を1枚の定期券で利用できるように、定期券料金制度を改善するがよい。

そうすれば、自家用車からのCO2など汚染廃棄物が劇的に減少する。

無駄な補助金制度など、廃止すべきだ。補助金を廃止すれば、自動車価格は適正価格に戻ります。自動車の性能を改善する努力を、製造会社が本気でするようになろう。



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