だが、オーストラリアで最近出たプリウスのリコールは、ズバリそのままだった。これはトヨタが欠陥を認めたも同様。この先、大変なことになると思う。

問題の内容は、これです。

Product Safety Recalls Australia

Toyota —Toyota Prius ZVW30 Hybrid System ECU Reprogramming
http://www.recalls.gov.au/content/index.phtml/itemId/1056032

●トヨタのハイブリッドシステムは電圧を途中で昇圧しているのだが、これをつかさどる昇圧コンバーターの制御をコンピューターで行っている。このソフトウェアに欠陥がある。これが昇圧コンバーターに使われている絶縁ゲート型バイポーラ・トランジスタに耐熱性能を超えた熱を発生させ、破壊してしまう危険がある。

これにより何が起きるかと言うと、自動車の暴走です。これにより大事故が起きる。もしくは急停車することもありうる。こちらオーストラリアでは、ここまで言い切っているのです。多分、日本国内ではトヨタのハイブリッドカーの欠陥問題について、トヨタの圧力で報じられることはないでしょう。ちなみに電気自動車には、このような欠陥は起こりません。ハイブリッドカーと比べ、構造がはるかに簡単であるためです。

言い換えれば、トヨタのハイブリッドシステムは、民生品には向いていないのです。定期的な制御コンピューターの交換が必要だと思います。この事実を隠していたトヨタの犯罪は、自動車史上でも屈指のものでしょう。