増税なのに白物家電が値下がりのナゾ　駆け込み購入の反動
http://www.zakzak.co.jp/economy/ecn-news/news/20140416/ecn1404161202008-n1.htm
2014.04.16　夕刊フジ

　消費税率が８％に引き上げられてから１５日で２週間。食料品が値上がりした一方、冷蔵庫などの白物家電は逆に価格が低下するなど、増税の影響にはばらつきが出ていることがわかった。

　商品価格を比べるサイトを運営するカカクコムは、増税前後に販売店などで人気家電の税込みの平均価格がどう推移したかを調べた。大型冷蔵庫は３月にかけて価格が上昇したが、４月以降は多くの商品の価格がピーク時から低下した。洗濯機や炊飯器も値上がりは３月までで、４月からは横ばいか値下がり傾向にある。

　白物家電は増税後も値崩れしないとされ、３月まで駆け込み購入が膨らんだ。販売店は４月から増税分を上乗せしたが、在庫不足が解消したことなどによる値下がりが増税分を吸収したようだ。

　消費者庁が４月１１日に発表した４月初旬の物価調査でも、果汁１００％ジュースの価格が３月比で１・６％、生中華麺が１・３％上昇した一方、冷蔵庫は０・９％、炊飯器は１・３％下落した。

　百貨店は４月１〜１４日の売上高が、高島屋が１８店で前年同期比２２・０％減、Ｊ・フロントリテイリングが１５店で２１・６％減となった。高島屋はクーポンなどで購買意欲を高め、Ｊ・フロントリテイリングは春物のセールを展開する。

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