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値上げは一部高級店 増税でお得度アップしたフーゾク
http://gendai.net/articles/view/newsx/149685
2014年4月22日 日刊ゲンダイ
クーポンがますます充実する／（Ｃ）日刊ゲンダイ
カノジョやカミさんには決して言えないが、消費増税後の風俗料金だって、サラリーマンには心配だ。
日用品とは違い、フーゾクは“ヌキだめ”ができない。料金も決して安くないから、１０００円の値上げでもインパクトは大きい。どうなっているのか。
「ソープやデリヘルの超人気高級店では、強気の値上げがあったようですが、ほとんどは増税後も料金据え置きです。これまで風俗業界では値下げ競争が激化していたため、ここで値上げしてしまうと一気に客足が遠のいてしまうと、みんな二の足を踏んでいるのです。値上げできるのは、消費税が１０％に上がったときでしょう」（風俗ライター）
全国に数十店舗を構えるフランチャイズ制の激安大型ヘルスチェーンは、値上げか据え置きかはオーナーの判断に任された。結局、値上げは都市部の超人気店数店にとどまったという。
値上げがないなら遊ぶ側はひと安心だが、シワ寄せはサービス以外にジワリときそうだ。
「例えば、料金を据え置いたソープランドは、コンドームやローションなど備品の質を落として節約します。増税前に必死に買いだめしたため、当面は問題ないでしょうが、今後が心配です。サービス内容は変わらないのに、コンドームが厚手に変わって“快感度”が落ちるなんてこともあり得ます」（前出のライター）
料金は据え置いた代わりに、ポイントカードを３月末で廃止した激安ソープもある。
■あの手この手でサービス合戦中
ボディーブローは、働く風俗嬢にも効いてくる。衣装代や化粧品代、クリーニング代などもすべて値上がりしたため、実入りが減るからだ。
「デリヘル嬢には、こっそりチップをもらって本番をさせてくれる女のコが増えているという声も聞こえてきますから、遊ぶ側は逆にチャンスかもしれません」（同）
増税後、風俗の新しい流れになりそうなのが、クーポンのさらなる充実。「〜を見た」や「○○を持参」で、オプションがサービスされる。
オプションをいま以上に細かくする「カフェテリア方式」も、はやりそうだ。
「〈即尺〉はしてもらいたいけど、〈マット洗い〉と〈パイズリ〉はいらないといった希望を、遊ぶ前に客が組み立てる仕組みです。事前にいらないプレーをカットできれば、安い料金で満足できるというわけです」（同）
消費増税が、フーゾクの新しい流れをつくるかもしれない。
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