大手商社の丸紅は２４日、米国の穀物販売子会社「コロンビア・グレイン・トレーディング・インク（ＣＧＴＩ）」の中国の代理店社員３人が、中国当局に拘束されているとの情報があると明らかにした。

　丸紅広報部によると、拘束された３人の国籍やどこで拘束されたかなど詳しいことはまだ分かっていない。ただ、名前から日本人の可能性は小さいとみられるという。ＣＧＴＩは大豆などの穀物を米国から中国などに輸出している。ＣＧＴＩと中国の代理店との間に資本関係はないとみられるという。

　北京の日本大使館は２４日午前、日本人が拘束された情報は入っていない、としている。菅義偉官房長官は２３日午前の記者会見で「丸紅に確認したところ、（拘束された人の中に）日本人は含まれていないということだった」と述べた。

　中国では、尖閣諸島沖での中国漁船衝突事件が起きた直後の２０１０年１０月に、準大手ゼネコンのフジタの社員ら日本人４人が河北省石家荘市の軍事管理区域に入り、ビデオ撮影をしたとして中国当局に拘束される事件が発生。４人は中国漁船の船長が日本で釈放後、拘束を解かれた。

　２００９年には、オーストラリアの資源大手リオ・ティント社上海事務所の幹部ら４人が産業スパイの疑いで逮捕される事件が起き、両国の外交問題に発展した。４人のうちは１人は中国出身で豪州籍、残りの３人は中国籍だった。

http://www.asahi.com/articles/ASG4S3GJ0G4SULFA00H.html

経営陣の判断は、すなわち船長の判断である。韓国客船みたいに、なってはいけない。