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８６万人の企業年金が消滅（報道）
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2014年04月27日 NEVADAブログ
企業の年金運用が行き詰まって来ており、読売新聞は合計で８６万人分の企業年金が消滅し、最大で５００万円分の年金支給が出来なくなると報じています。
企業年金は国債運用が主要運用先になっていますが、年利０．６％の国債利回りでかつここから運用会社に手数料を引かれてしまえば、ほとんど手元に残らないか、赤字になります。
では株は？
今は上がっていますが、一旦下落に入れば膨大な損を抱えるリスクがあります。
では高利回り外債は？
ブラジル国債に投資した年金基金も多いようですが、今や膨大な含み損を抱えており、まともに時価会計した場合、とんでもない収支になる基金も多くあるはずです。
高利回り＝リスクが高い、となるのを知らないからです。
今、アメリカ市場では高利回り債（ジャンク債）の利回りは歴史的な低水準になっており、買われ過ぎている状況にあり、いつ反転するかわかりません。
即ち、いつ暴落するかわからないようになっているのです。
国債市場、社債市場は歴史的なバブルが発生しており、一旦暴落すれば、破壊が起こり、国債市場が大崩壊するのは避けられません。
あるスイスの金融の専門家は、『カナリアが死んだ』というレポートを顧客に送り、いつ暴落が発生しましてもおかしくはないとして、警告を出しています。
ロシア制裁問題で国際金融市場からお金が潮が引くように消えていっていると実感しているのです。
今はまだ国際金融市場は反応していませんが、それが不気味だとのことであり、いつ連鎖的に反応が起こっても不思議ではないとの判断をしているのです。
ロシア金融危機もあり、ダイヤモンド市場では公表される売り物が消えていますが、売り物があれば業者は全て購入し、それを表に出して売却するのではなく、予め希望がある大口顧客に回しているのです。
何十億円、何百億円を送金して制裁（凍結）となるリスクがあるのなら、ダイヤモンドを持ち運びダイヤモンドを決済通貨とする方が確実だからです。
価格は市場取引価格が週に一回公表されており、それから機械的に計算された金額で取引し、手数料は上下１％から３％と設定する事例が多いようですが、為替手数料を勘案すれば、送金するより安いとなります。
ダイヤモンドが国際決済通貨の役割を演じはじめているとも言え、この動きがより本格化すれば、ダイヤモンド価格は本格的に上昇することになります。
何百億円の取引ではダイヤモンド市場は微動だにしませんが、数千億円規模に発展すれば必ず市場価格に影響を与えます。
ギャラリープレシャスは【ＧＩＡ鑑定の《Ｄ ＦＬ》ダイヤモンド】の仕入れは今年に入り、わずか１個となっており、過去なかった事態となっていますが、これはひとえに売り物が市場から消えてしまっているからです。
最高級ダイヤモンドが金融取引に使われており、一般市場に出てこなくなって来ているのです。
ロシア危機が現物資産（ダイヤモンド）をバックにした通貨制度をあっという間に作り上げたと言え、ロシアへの追加制裁が発動されれば、長い眠りからダイヤモンドが醒める切っ掛けになるかも知れません。
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