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中国、輸出の失速一段と 貿易見本市、契約額12％減 新興国向け不振
【広州＝桑原健】中国の輸出の失速が続いている。５日に閉幕した同国最大の貿易見本市「中国輸出入商品交易会（広州交易会）」の輸出契約額は前年同期に比べて12.6％減となった。グローバル景気の足取りの鈍さを映し、新興市場向けが大幅減となったほか欧州向けも低迷が続いた。
広州交易会は毎年春と秋に開かれ、輸出契約額は今後数カ月の輸出動向を占う先行指標とされる。４月15日に始まった2014年春の契約額は310億5100万ドル（約３兆１千億円）で、前回の13年秋と比べても2.0％減となった。
貿易統計上は、中国全体の１〜３月の輸出額は前年同期比3.4％減だった。ただ、輸出を装って投機資金を持ち込む「偽装輸出」の横行で13年の輸出額が水増しされた反動もあり、実勢がどの程度かに関心が高まっていた。今回の交易会の結果で、輸出の減速が再確認された格好だ。
不振が目立つのは新興国向け。東南アジアが前年同期比18.3％減、中国を除くＢＲＩＣＳ（ブラジル、ロシア、インド、南アフリカ）は13.0％減だった。景気回復の足取りが鈍い欧州連合（ＥＵ）向けも9.4％減と振るわない。日本向けの契約も4.7％減と不振だった。
消費の回復が目立つ米国向けの輸出契約額が2.5％増となるなど一部では明るい材料もあるが、全体では厳しさは変わらず、会場の衣料や靴のメーカーのブース前には「国内の購買担当者を歓迎します」と書かれた札がずらりと並んだ。
東南アジアなどの製造業の成長も逆風だ。中国企業は人件費上昇などの価格転嫁に苦しんでいる。山東省のジーンズメーカーの販売担当者は「ジーンズ市場全体の２〜３割に当たる安い価格帯市場を東南アジア勢に奪われている」と話す。
新興国では対ドルで人民元以上に通貨下落が進んだ国が少なくない。最近の人民元安の恩恵は乏しく、広東省の家電メーカーは「ブラジル向けがレアル安と高関税で打撃を受け、現地生産を検討している」という。
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製造業ＰＭＩ、４月も50割れ
【上海＝土居倫之】英金融大手ＨＳＢＣは５日、４月の中国の製造業購買担当者景気指数（ＰＭＩ）確報値が48.1だったと発表した。速報値（48.3）から0.2ポイント下方修正した。ＰＭＩは50が好不況の境目となり、４カ月連続の50割れとなった。ＨＳＢＣの屈宏斌チーフエコノミストは「中国の内需が依然として鈍いことを示している」とコメントしている。
［日経新聞５月６日朝刊Ｐ．５］
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韓国の対中輸出が失速 輸出額全体の２５％弱に［朝鮮日報］
【ソウル聯合ニュース】今年に入り、韓国の中国向け輸出が失速している。
韓国産業通商資源部によると、１月１日から４月２０日まで中国に対する輸出額は４２０億５０００万ドル（約４兆２９４０億円）で、前年同期に比べ１．５％増にとどまった。伸び幅は前年同期（８．７％）に比べ大幅に鈍化した。
輸出額全体に占める中国向けの割合も２４．９％と、前年同期（２５．１％）を下回っている。昨年通年の対中輸出の割合は過去最大の２６．１％だった。
中国の最近の輸出不振と経済成長の減速が影響したとみられる。
中国の経済政策は国内市場育成に重点を置き始めており、韓国としては将来的に好機となり得るが、当面は負担のほうが大きい。多くの韓国企業が中国を第三国向け輸出製品の生産拠点にしており、現地市場での基盤は弱いため。
韓国貿易協会によると、昨年の対中輸出のうち加工貿易は４７．６％を占め、競合する日本（３４．８％）や香港（３６．１％）を上回った。貿易協会国際貿易研究院の関係者は「加工貿易中心ではなく、中国への最終財輸出を増やし消費市場の攻略を強化する方法を模索すべきだ」と話している。
聯合ニュース
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2014/05/06/2014050600621.html
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