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今年1月以降は基本的に下落トレンド。アベノミクスはもう終わった!→アベノミクス相場 剣が峰
http://www.asyura2.com/14/hasan87/msg/577.html
投稿者 gataro 日時 2014 年 5 月 08 日 09:16:48: KbIx4LOvH6Ccw
 






アベノミクス相場 剣が峰 日経平均424円安、前年比マイナス 「3本の矢」期待揺らぐ
2014/5/8付 日本経済新聞 朝刊
http://www.nikkei.com/article/DGKDASDC0700S_X00C14A5EA2000/


 7日の株式市場で日経平均株価が急落し、前週末比424円06銭安の1万4033円45銭となった。今の株価水準を1年前と比べると、安倍政権が誕生し て以降で初めてマイナスになった。金融緩和と財政出動、成長戦略という3つの期待を背景に円安・株高が進んできた「アベノミクス相場」は、大きな分水嶺に 差し掛かっている。


 この日の直接の株売りの引き金は米国株の下落だ。ウクライナ情勢の悪化もあり、世界的にリスクを回避する動きが強まった。ただ、それらは他市場に も共通する材料。アジア株がこの日おおむね1%安以内にとどまったのに対し、日経平均は3%の下げ。昨年末比では14%安に沈んでおり、日本独自の要因が ある。


 株価が1年前よりも高いかどうかは、常に運用成績を確認する機関投資家らが気にかける目安の一つ。安倍政権下でずっとプラスできた が、今回マイナスに押し戻されたことは「アベノミクスへの期待の揺らぎの表れ」(大和住銀投信投資顧問の門司総一郎氏)との敏感な反応を呼んでいる。7日 の日経平均は1年前の同日比1.0%安、週末比較で3.9%安だ。


 安倍政権は、踏み込んだ金融緩和と財政支出の拡大、そして規制緩和を含めた政府の成長戦略への期待を背景に、円安・株高を演出してきた。しかし、先行した期待に対して現実が追いつかないズレが生じつつある。


  1つは日銀による追加緩和への期待の後退。黒田東彦総裁が4月の会見で否定的な見解を明確にした。消費増税の影響が危惧されるが、緩和実施は早くて6〜7 月との解釈に市場は傾いている。「1回の緩和策で株価が急騰するような局面ではなくなっている」(大和証券の成瀬順也氏)


 特に外為市場で は日米の金利差が開き、円安・ドル高が進むシナリオが描かれてきた。ところが、米国で長期金利が2.5%台に一段と低下。これで日本で緩和がなければ金利 差は広がらない。「円売り・ドル買いしていた投資家がシナリオの修正を迫られている」(三菱東京UFJ銀行の内田稔氏)。7日の東京市場では一時1ド ル=101円43銭と前週末より1円強の円高水準を付けた。


 財政政策による効果も限られるとの声が目立つ。公共投資の金額は増えているが、「人手不足で思うように執行できない懸念がある」(岡三証券の平川昇二氏)。


 第3の矢である肝心の成長戦略も遅れている。法人税減税はなかなか進まず、戦略特区など規制緩和も大きな前進が見えない。ゴールドマン・サックス証券の宇根尚秀氏は「海外の長期マネーも成長戦略が足踏みしているのを嫌気し、ここにきて流入に陰りが出始めている」という。


 とはいえ、企業業績そのものは堅調。上場企業全体の2014年3月期の経常利益は前の期から3割超増えたようだ。米欧の主要市場と比べて、予想PER(株価収益率)など指標面で日本株は割安との指摘は根強い。


 三井住友アセットマネジメントの葛原健吾氏は「雇用や医療・介護などの規制改革に踏み込めればアベノミクスへの信頼感が戻り、日本株に再び資金が向かう」と読む。
 

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コメント
 
01. 2014年5月08日 10:21:30 : nJF6kGWndY

アノマリー通りの展開だが、nevadaに加え日経も、こういう記事を書くようになると、前倒しになる可能性が高くなったか

02. 2014年5月08日 10:49:49 : niiL5nr8dQ

http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPKBN0DN1R320140507
今日の株式見通し=反発、米ダウ上昇や大幅安の反動で買い戻し優勢
2014年 05月 8日 08:50 JST
[東京 8日 ロイター] - きょうの東京株式市場で日経平均株価は反発が見込まれている。米ダウ.DJIの上昇に加え、前日に大幅安となった反動から主力株を中心に買い戻し優勢となる見通し。もっとも新たな買い材料は乏しく、朝方の上昇一巡後は為替にらみの展開と指摘されている。

日経平均の予想レンジは1万4100円─1万4300円。

7日の米国株式市場は、イエレン米連邦候準備理事会(FRB)議長が議会経済合同委員会で行った証言で、FRBが景気支援策を継続するとの立場をあらためて示したことを受け、ダウ工業株30種は反発。一方、インターネット関連銘柄への売りが出て、ナスダック総合.IXICは続落した。ただ、シカゴの日経平均先物6月限(円建て)は大証終値比140円高の1万4210円と高く、序盤の東京市場は買いが先行しやすい。前日には日経平均が400円超の下げとなり、節目1万4000円に接近。市場からは下げ過ぎとの見方が出ており、きょうはいったん買い戻す動きが見込まれるという。

朝方の買い戻し一巡後は伸び悩む可能性もありそう。他国に比べて日経平均のPERは割安な水準にあるが、「投資家はバリュー面で買いを入れてこない」(大手証券)という。薄商い下で裁定解消売りの影響が強まっているうえ、信用買い残が大きい銘柄の下げが目立っており、需給面で圧迫されている。また、あすにオプションSQ(特別清算指数)算出日を控え、「為替の動き次第ではSQにからんだポジション調整の動きが出てくる可能性がある」(立花証券・顧問の平野憲一氏)との見方も出ている。

きょうは4月中国貿易統計が発表されるほか、ECB(欧州中央銀行)理事会が開催される。

国内企業決算では、日中に三菱地所(8802.T)、三菱商事(8058.T)、引け後に東芝(6502.T)、トヨタ(7203.T)、武田薬(4502.T)、楽天(4755.T)などが予定されている。

            前営業日終値 年初来高値 年初来安値

日経平均.N225      14033.45 16164.01 13885.11

            -424.06 2014年1月6日 2014年4月11日

シカゴ日経平均先物6月限 14210(円建て)

(杉山容俊)


 
米株式投信から39億ドルが流出、約1年ぶりの大きさ=ICI
2014年 05月 8日 10:22 JST
[ニューヨーク 7日 ロイター] - 米投資信託協会(ICI)が7日発表した投信の資金フローに関する最新データによると、4月30日までの1週間に米国に拠点を置く株式投信から39億ドルの資金が流出した。

6週間ぶりの流出で、規模は2013年5月1日終了週の49億ドル以来の大きさとなった。ウクライナ情勢や第1・四半期の米成長率が予想を大幅に下回ったことが影響した。

主に米国株に投資する投信からは約40億ドルが流出、外国株の投信は1億0400万ドルの流入だった。

米債券投信へは9億3100万ドルが流入した。


 

ドル上昇、FRB議長ハト派発言でも売り持ち解消
2014年 05月 8日 06:48 JST
[ニューヨーク 7日 ロイター] - 7日終盤のニューヨーク外為市場では、ドルが総じて上昇した。米連邦準備理事会(FRB)のイエレン議長が米議会の公聴会で引き続きハト派的な姿勢を示したが、こうした発言がドル相場を押し下げる効果は薄れてきたとの見方から、ドル売りポジションを解消する動きが広がった。

直近のドル/円JPY=は0.15%高の101.825円。ユーロ/ドルEUR=は0.09%安の1.3915ドルで推移している。ドル/スイスフランCHF=は0.2%高の0.876フラン。

主要6通貨に対するドル指数.DXYは0.15%高の79.215となっている。

イエレン議長は上下両院経済合同委員会の公聴会で証言し、労働市場にみられる「大幅な」スラック(需給の緩み)と低水準のインフレを踏まえると、高水準の金融緩和が正当化されると主張した。

マーク・ファンズのアクセル・マーク社長兼最高投資責任者は「ドルは何週間も軟調だったので(売り方から)解放される時期になっていた」と述べた。 ドルに対する下向きの心理は大方、相場に織り込み済みであるとの見方から、投資家は、朝方からドル売りポジションの解消を開始。この動きを受けてドルは、イエレン議長の証言前から対ユーロでの下げ幅を縮小していた。 イエレン議長の証言内容公表後に米国債利回りが長期ゾーンで若干上昇したこともドル相場を下支えした。30年物米国債の利回りは前日終盤の3.38%から3.4%に上がった。 市場では8日に開かれる欧州中央銀行(ECB)理事会を前に積極的な取引が手控えられ、こうした中でユーロはドルに対して軟調となった。 一方、ロシアとウクライナをめぐる地政学リスクが低減したことで、ドルはルーブルに対しては下落した。ドル/ルーブルRUB=は1.36%安の34.92ルーブル。 ロシアのプーチン大統領は、ウクライナ東部で予定されている独立の是非などを問う住民投票の延期を呼び掛けた。また、ウクライナとの国境からロシア軍部隊を撤収したことを明らかにした。 INGキャピタル・マーケッツの外国為替ディレクター、レーン・ニューマン氏は「ウクライナで緊迫化していた情勢が和らいだ」と話した。

ドル/円    終値   101.89/91

始値   101.80/81

前営業日終値   101.68/70

ユーロ/ドル  終値   1.3910/12

始値   1.3934/35

前営業日終値   1.3926/28


米株はFRB議長証言受けおおむね上昇、ナスダックは続落
2014年 05月 8日 07:19 JST
[ニューヨーク 7日 ロイター] - 7日の米国株式市場は、イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長が議会経済合同委員会で行った証言で、FRBが景気支援策を継続するとの立場をあらためて示したことを受け、おおむね上昇して終了した。

ただ、インターネット関連銘柄に売りが出たことで、ナスダック総合は続落した。

ダウ工業株30種.DJIは117.52ドル(0.72%)高の1万6518.54ドル。

ナスダック総合指数.IXICは13.09ポイント(0.32%)安の4067.67。

S&P総合500種.SPXは10.49ポイント(0.56%)高の1878.21。

ダウとS&Pも朝方は下げていたが、イエレン議長が労働市場に「大幅なスラック(需給の緩み)」が見られるとし、米経済は引き続きかなりの支援を必要としているとの見解を示すと上昇に転じた。

ロシアのプーチン大統領が、ウクライナ東部で11日に予定されている独立の是非などを問う住民投票の延期を呼び掛け、緊張緩和の兆しとも受け止められたが、イエレン議長の発言が伝わると市場の関心は議長発言へと移った。

オニール・セキュリティーズのディレクター、ケン・ポルカリ氏は「イエレン議長の議会証言に目新しい発言はなかった。議長は金融政策が経済指標次第であることと、情勢がいかに簡単に変わり得るかをあらためて強調したが、近い将来に利上げするとは述べなかった。これこそ市場が予想していた内容だ」と話した。

この日は金融株と公益株が最も堅調で、S&P金融株指数は1.3%、S&P公益株指数は1.6%、それぞれ上昇した。

ヤフー(YHOO.O)が6.6%下落。ヤフーが出資する中国の電子商取引大手アリババ・グループ・ホールディングによる新規株式公開(IPO)申請で、想定される時価総額がアナリストの予想平均を大幅に下回ったことが嫌気された。

グーグル(GOOGL.O)は1.0%、フェイスブック(FB.O)は1.9%、アマゾン・ドット・コム(AMZN.O)は1.6%、それぞれ下落した。

ソラリス・グループのティム・グリスキー最高投資責任者は「投資家はアリババのIPOのために資金を準備する必要があるため、インターネット株から資金が吸い上げられている。グーグル、フェイスブック、アマゾンといった銘柄が今日弱いのはこのためだ」と話した。

前日急落したツイッター(TWTR.N)は3.7%安。グルーポン(GRPN.O)は20.7%下落した。

トムソン・ロイターのデータによると、7日までに決算発表を終えたS&P500指数構成企業中422社のうち、業績が予想を上回ったのは68.2%と、1994年以来の平均63%を上回った。

BATSグローバル・マーケッツのデータによると、ニューヨーク証券取引所、ナスダック、NYSE MKTの3市場の出来高は約70億株と、過去5営業日の平均である61億株を大幅に上回った。

ニューヨーク証券取引所の騰落比率は約2対1、ナスダック市場は4対5だった。

(カッコ内は前営業日比)

ダウ工業株30種(ドル).DJI

     終値(非公式)    16518.54(+117.52)

前営業日終値    16401.02(‐129.53)

ナスダック総合.IXIC

     終値(非公式)    4067.67(‐13.09)

前営業日終値    4080.76(‐57.30)

S&P総合500種.SPX

     終値(非公式)    1878.21(+10.49)

前営業日終値    1867.72(‐16.94)

*内容を追加します。


英中銀が金利据え置き決定へ、市場は景気認識に注目
2014年 05月 8日 09:50 JST
[ロンドン 8日 ロイター] - イングランド銀行(英中銀)は、8日の金融政策委員会で金利を過去最低水準に据え置くと予想されている。英経済の回復ペースは加速し、住宅価格は上昇している。

今年の成長率は日米欧7カ国(G7)の中で最も高くなり、中銀は想定より早い時期に利上げに踏み切る公算が大きい。ポンドは今週、対ドルで約5年ぶり高値に上昇した。

スコシア銀行のエコノミスト、アラン・クラーク氏は、クリスマス前の利上げもあり得ると予想。同氏は、力強い経済状況を示す民間調査や4月の2桁の住宅価格上昇が明らかになる以前は、利上げ開始は来年2月と予想していた。

市場の大方の予想では、最初の利上げは2015年第1・四半期とみられている。中銀は2月、来年第2・四半期の可能性を示唆していた。

金融政策委員会は8日1100GMT(日本時間午後8時)に結果を発表する。

今回の委員会は、国際労働機関(ILO)ベースの失業率が7%を下回ってから初めての開催となる。中銀は昨年8月に7%を利上げ検討水準としたが、その後想定を上回るペースで低下が進んだため、2月にフォワードガイダンスを修正している。

また四半期経済予想も話し合われるが、内容が明らかになるのは後日となる。市場では、中銀の最新の景気認識が注目されている。

これまでのところ、9人の委員は金利据え置きは必要との認識で一致しているが、一部では住宅価格の上昇ペースを懸念する声がでている。ただ、中銀は利上げよりもまず住宅ローン金利のコントロールで対応する方針だ。

ロイターがまとめたエコノミスト調査では、61人全員が8日会合での金利据え置きを予想している。

 
イエレン米FRB議長の議会証言要旨
2014年 05月 8日 06:18 JST
[ワシントン 7日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)のイエレン議長は7日、議会の経済合同委員会で証言を行った。内容は以下の通り。

<量的緩和策の解除>

引き続き労働市場の改善が見られ今後も進展が続くことが見込まれ、またインフレ率がFRBの長期的目標である2%に向かって次第に上昇していくとわれわれが認識する限り、資産買い入れの規模を今後も慎重に縮小していく。

見通しが大きく変化すれば、計画を見直す。

<金利>

米連邦公開市場委員会(FOMC)は、資産買い入れプログラム終了後、短期金利の誘導目標の引き上げ開始との意味での政策の正常化が開始されるまで、かなりの時間がかかるとの見方を示している。

これがいつ実施されるかについて、機械的な方式も行程表もない。FOMCは単にかなりの時間がかかるとしているだけで、どの程度の期間になるのか具体的に示していない。

ただ、FOMCメンバーは、適切な金融政策の下で経済がどのように進展していくか、3カ月ごとにそれぞれの予想を提示しており、これがFOMCでの討議の土台となっている。

大部分のメンバーが、基調的な見通しの下で2015年もしくは2016年に正常化が開始されるとの見方を示している。

<バランスシートの縮小>

(バランスシートの)適切な水準を示すことはできない。FRBのバランスシートは時間とともに現在の水準からかなり縮小していくとFOMCは予想している。

最終的に金融危機前の水準に戻るか、あるいはこれを上回る規模にとどまるかは、(政策の)出口に向けて経験を積む中で決めることになる。

<MBSの売却>

おそらく保有規模が極めて小規模な場合を除き、ポートフォリオ上のモーゲージ担保証券(MBS)を売却する意図はないとの考えをわれわれは示してきた。

まだ時期は決定していないが、FOMCはいずれ償還資金の再投資を停止する可能性が高い。そうなれば償還を迎えるに伴い、MBS保有は時間とともに減少する。そのため債券保有の縮小には数年を要する見通しだ。

<長期失業>

成長が加速するとともに、トレンドを上回るペースで継続すれば、長期失業者は減少すると信じて疑わない。

<全般的な失業>

現在、失業は労働市場の状態を見極める上で適切な指標となっている。指標を1つ選ぶとすれば、失業を選ぶ公算が大きい。ただ、労働市場では勘案すべき多くのことが起きている。

例えば、自分の希望に反してパートタイム労働に従事している労働者の数は、労働力全体の5%と、異例に高い水準にある。これは失業率の水準に照らし合わせると、非常に高い。長期失業がこれほどまでに増え、全失業者に対する割合が約35%と、これほど高くなる状況は、かつてなかった。これは尋常ではない。

労働参加率は大きく低下している。ベビーブーマー世代が高齢化し退職する時期を迎え、この世代の労働参加率が低下するなど、人口統計上の構造的な要因も一部ある。

このため、軟調な経済のみにより(労働参加率が)低下したわけではない。ただ、経済の弱さが一部要因になったとは考えている。

<インフレに対するFRBの決意>

すべてのFOMC関係者にとり、1970年代にインフレ率が非常に高まり、当時のボルカーFRB議長がインフレを低下させるために金融引き締めに尽力したことが、(考えを)形成する上での経験として残っている。

FRBの政策が十分に引き締め的でなかったことで、高インフレがインフレ期待の上昇につながった時期も経験した。

われわれは、こうしたインフレ期待の高まりが高インフレが根強く続くことの要因になり、結果的にインフレ率を低下させるコストが非常に高くなる可能性があると考えている。

こうしたことから学んだ教訓は、われわれ全員にとり、非常に現実的なものとなっており、誰もが同様の過ちは犯したくないと思っている。われわれには、これを防ぐための手段と決意があると考えている。

完璧に成し遂げられると言うことはできない。ただ、われわれの目標達成に向けたコミットメントを明確にし、それに対する信頼感を得るため、FOMCは2%のインフレ目標を導入したということは言える。

<世帯形成、住宅ローン金利と住宅市場>

雇用市場および経済が力強さを増すのに伴い、世帯形成は持ち直すと予想している。だが新たな正常水準がどこにあるのかを正確に知ることは難しい。住宅市場の回復継続には、世帯形成が一定度持ち直すことが必要だ。

住宅ローン金利は春から夏にかけて大幅に上昇した。歴史的な水準からは依然として低い。その点において住宅価格はまだ手頃な水準にあり、住宅市場は回復すると見込んでいる。だが回復基調と思われた住宅市場は今や頭打ちとなっている。

<失業率6.5%の数値基準>

利上げ検討の目安とする6.5%の失業率目標は、失業率が8%近辺という、FRBが目指す完全雇用と呼べる状況から程遠い水準にあった時期に導入されたものだ。FRBは、短期金利の誘導目標引き上げの検討には、労働市場が大幅に改善することが必要であると市場に明示することを望んでいた。

ただ、失業率が6.5%に改善した段階でフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を引き上げると表明したことはない。フォワードガイダンスの変更(失業率目標の数値基準を削除)は、失業率が低下し6.5%に近づいたことが唯一の理由であり、失業率は現在その水準も下回っている。

現時点でフォワードガイダンスに変更はない。FRBが足元、労働市場の状況に対し一段ときめ細やかな対応策を策定していく必要があるということを理解してもらいたい。

<金利と財政政策>

景気回復に伴い、短期金利の引き上げが適切となる時期が来ることを想定している。長期金利は時間とともに上昇する公算が大きく、議会は将来の財政負担について検討する際、こうしたことを考慮に入れる必要がある。

<資産バブル>

株式市場全体で見たとき、株価のバリュエーションは歴史的に正常な範囲内にある。長期金利の水準は低く、これは株式市場のバリュエーションに影響を与えている要素の1つだ。適切な水準にはない可能性のある部分もあるが、広範な指標は総じて、明らかにバブルの領域にあることを示唆していない。

<所得格差>

求職者の大半が妥当な期間において、能力を備え自分に合った仕事を見つけられるといった状況になり、労働市場が正常化すれば、われわれができることはもうほとんどない。そのため大規模なバランスシートを維持したり、利上げを控えたりすることはない。

だが一部では、所得分配と不平等の広がりが消費を下押しし、消費の伸びを抑制しているとの見解がある。これに関する明白な証拠を見つけることは難しい。

真実なら、不平等が完全雇用への回復ペースを鈍らせることになり、その点において金利を現行水準に据え置く期間にも影響を与えるだろう。

<財政赤字>

財政政策を持続可能な軌道に乗せるには、一段の取り組みが必要だ。短期的な財政赤字の削減では、過去数年に前進が見られた。だが人口統計や給付金制度の構造、医療費の歴史的トレンドを踏まえると、長期的には財政赤字が経済規模に比べて持続不可能な水準に膨らむことが予想される。

非常に意見が分かれることは承知しているが、改革案を策定することがおそらく信頼感を支援する。

<労働参加率の低下>

労働参加率の低下は人口統計的かつ長期的であり、今後も継続すると考えている。また純粋に人口の高齢化を反映している。

労働参加率の低下の背景に、労働市場の弱さがあることは明白だ。

労働参加率は上下しているが、概ね安定している。労働参加率が安定していることは、景気循環要因による労働市場の緩みの一部が時間とともに段階的に解消している可能性を示唆している。

3─6カ月の動向から、現在見られるパターンは労働市場の改善と整合すると言える。

<インフレ>

2%はFOMCの長期目標で、継続的にこれを上回る、または下回ることは望んでいない。常にその水準にあるわけではないが、時間とともに2%に向けて緩やかに加速すると見込んでいる。


03. 2014年5月08日 11:27:31 : SUTOowvFgA
株価が上げれば、日本良いというものではない。
日経の、ゴミ新聞社。

国民生活を犠牲にしてまで、株価を上げたい詐欺師たちを喜ばすまでもない。
規制緩和で、国民生活苦しくなる。
小泉内閣以降、今までの経過がそうであった。

悪徳業者を排除するため、そもそもの規制が始まった事忘れるでない!


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