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中ロ、天然ガス契約に調印：史上最高４０００億ドル
http://blog.livedoor.jp/nevada_report-investment/archives/4680301.html
2014年05月22日 NEVADAブログ
プーチン大統領と習近平国家主席は、総額４０兆円（３０年間）もの取引をまとめましたが、一年当たりでは１．３兆円に過ぎず、それほど大した金額ではありません。
（２０日付けワールドレポートで記載しました５兆円と比較すればロシアにとり大きな金額ではないことがわかります）
ただ、この４，０００億ドルの商談はヨーロッパに与える影響を考えれば、ものすごい影響を与えます。
ロシアは資源を温存しながら、ヨーロッパを無視できるからです。
そして、ヨーロッパを叩き潰すことが出来るからです。
また、外交交渉のうまさは特筆ものであり、この天然ガス商談が難航しているとの観測を示して、最後には合意に至ったと発表していますが、これで「ロシア・中国の関係はそれほど強いものではない」という報道を世界中に配信させたからです。
今の国際情勢からすれば、中国とロシアが１００％手を握ったとなれば、中国にどのような反発があるかもわかりません。
これを避けるためには、交渉が難航しているという「ジェスチャー」が必要だったのです。
西側の報道機関はまんまと引っ掛かり、「難航の末合意した」と報じています。
また、今回の合意では、天然ガス価格は１０００立法メートルあたり３５０ドル以上とされていますが、なぜ発表がドル建てなのでしょうか？
両国ともルーブル・元建て取引を拡大している最中にあり、なぜ史上最大の取引をドル建てで発表したのでしょうか？
ロシア・中国の合意は２階建てとなっているとみられており、このドル建て価格は「１階部分」であり、本当の部分である「２階部分」は非公開になっています。
世界一の国土を持つロシアと世界一野心を持ち世界一の外貨準備高を持つ中国が組んだ今、世界情勢は
一変し、更にワールドレポートで解説しました「事態」を両国が引き起こせば、日本などはひとたまりもありません。
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