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役所職員 鬱で退職の生活保護申請男性に「仕事すれば治る」(週刊ポスト)
http://www.asyura2.com/14/hasan88/msg/513.html
投稿者 赤かぶ 日時 2014 年 6 月 16 日 16:12:26: igsppGRN/E9PQ
 

役所職員 鬱で退職の生活保護申請男性に「仕事すれば治る」
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20140616-00000021-pseven-soci
週刊ポスト 2014年6月27日号


 生活保護の申請をはねつける厳しい審査が、増えているという。背景には、増え続ける受給者数と生活保護予算がある。今年3月時点の保護受給者数は217万人。世帯数も160万世帯を超え、ともに過去最多だ。生活保護費も年々増え続け、2014年度予算では国と地方を合わせて約3.8兆円に達し、国家財政を圧迫している。

 危機感を持った政府は昨年12月、改正生活保護法を成立させた(今年7月から施行)。これまで申請者は収入などを口頭で伝えるだけでもよかったが、今後は「無収入申告書」などの提出を求められるなど、審査の厳格化が打ち出された。

 そうした流れの中で、予算を削りたい役所と増え続ける申請者のやりとりは以前にも増して壮絶なものになっている。生活保護の相談に乗る弁護士などによると、窓口では「払え」「払わない」の激しい攻防戦が行なわれている。

 北関東に住む34歳の田所信也さん(仮名)は、16年間勤めた事務機器メーカーを昨年12月に退職した。一昨年に行なわれた人員整理に伴い、抱える仕事量は激増。始発に乗って出社し終電で帰る生活を半年以上続けた結果、うつ病を発症し、自己都合退職した。

 失業保険が切れた今春、近くの役所に生活保護の相談に訪れ、こう切り出した。

「病状が回復し、働けるようになるまでの期間だけでも生活保護を受給したい」

 職員はこう応じた。

「あのね、仕事すれば、うつなんてすぐ治るの。ハローワークに行って仕事見つければ解決するから」

 愕然としつつも、田所さんは食い下がった。

「医者からは、いま無理に働くと病状が悪化するからダメだといわれている」
「逆なんだって。仕事がないから、うつになるの」
「うつで仕事ができないんです」
「だからァ、仕事すれば治るんだって」

 応酬が続くも、職員は「ハローワークに行け」の一点張り。田所さんは生活保護の申請を諦めざるを得なかった。


 

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コメント
 
01. 2014年6月16日 16:40:54 : KiS7kuZ4S2
オマンマ食べるために一生懸命に働けば、悩んでなんかいられない、、、

02. 2014年6月16日 16:43:30 : nJF6kGWndY

共産や社民系の弁護士など、プロと一緒なら、すぐ通る

03. 2014年6月16日 17:44:36 : 4FZ76I7Ivk
>>02

知ってるなら紹介してくれや(笑)


04. 2014年6月16日 17:47:05 : nJF6kGWndY

今後はさらに増えそうだな

https://www.blwisdom.com/linkbusiness/linktime/future/item/9591-104.html?

tmpl=component&print=1
未来授業〜明日の日本人たちへ
玄田有史氏〜ひとりで生きる若者たち「孤立無業 ”SNEP(スネップ)”」

2014年06月13日
 今回の講師は、東京大学社会科学研究所教授の玄田有史さん。専門は労働経済学。若者の雇用に問題提起を行った『

仕事のなかの曖昧な不安』(中央公論新社)で注目を浴び、2010年には普段ずっとひとりでいるか、家族としか一緒にいない

生活を送る20歳〜59歳の未婚無業者を“SNEP(スネップ)”と定義。2013年の著作『孤立無業(SNEP)』(日本経済新聞

出版社)も話題を呼びました。

 この”SNEP(スネップ)”とはなにか、その社会的背景と解決策について伺います。

“スネップ”とはなにか?


 「孤立無業」、英語では“Solitary Non-Employed Persons”を略して“SNEP(スネップ)”といいますが、これは「20

歳〜59歳のいわゆる働き盛りの人のなかで、(1)普段、仕事をしていない、(2)ずっとひとりでいるか、一緒にいる人が家族しか

いない、そして(3)結婚していない」という3つに当てはまる人たちを指します。

 いわゆるニートにも、スネップとの類似点があります。まずひとつは、働いていないということ。ただし、ニートの場合は20歳〜34歳

くらいの方を対象としていましたが、孤立無業スネップはもう少し年齢層を幅広く考えています。加えてニートは、働いていないだ

けではなく働こうとしていない。たとえばハローワークに行って仕事を探したり、インターネットで就職情報を見つけて自分で電話す

るなど、仕事を探す活動をしていない人をニートというわけです。

 10年、もしくはそれ以前は、スネップになりやすい人の特徴がはっきりしていました。まず、女性にくらべて男性がなりやすい。そし

て大学や専門学校に進学した人よりは、高校までとか、場合によっては高校を中退してしまった人に多い。それから20代にくらべ

れば30歳以降、特に40〜50代になると急速にスネップになりやすいという傾向があったのです。

 10〜20代なら学校を卒業してからの時間も短く、仕事をしていなくても、昔の友だちから「がんばれよ」「こういう仕事があるよ」

などと励ましてもらう機会も多い。ですので、比較的スネップになりにくい傾向があったのだと思います。しかし2000年代に入ると、

それが大きく変わっていきます。女性でもスネップになる人がたくさん出てきましたし、大学や大学院まで行っても孤立無業スネップ

になる人も増えているのです。

 もうひとつ驚かされたのは、20代の仕事をしていない若い人が、2000年代の10年の間にスネップになったことです。仕事をして

いないだけではなく、誰とも会わなくなる傾向が急速に強まってきている。どんな人が、なぜスネップになるのかはまだ不明ですが、

おそらく年齢、性別、学歴などに関係なく、仕事をしないことが社会との関わりを持ちにくくさせる。私はそれを「孤立の一般化」と

呼んでいるのですが、そういう状況が強まってきているのだろうと思います。

 背景にあるのは、いろんな意味でみんな余裕がなくなってきたという現実ではないでしょうか。いまは20代でも仕事のない人がた

くさんいますし、正社員になりたくてもなれず、お給料も少ないなか、一生懸命がんばっている人も多い。そんななか、人に会って

お金をちょっと使って、みんなで励まし合おうという余裕が持ちにくくなっているのではないかと思うのです。特に若い人が他人と関わ

るのを嫌がったり、社会全体にも余裕がなくなってきていることが、孤立無業を増やしている大きな要因ではないかなと考えていま

す。

基本的なことができれば大丈夫

 「引きこもり」という言葉が知られるようになったのは、1990年代の半ばから後半です。しかし、それまで引きこもりがいなかったわ

けではなく、実はたくさんいたのだと思います。ニートも同じです。ニートという言葉は2004年に日本で誕生したのですが、それ以

前にも、ニートに相当する人はたくさんいたわけです。言葉というものはとても大事で、その言葉がない、あるいは知られていないと

きには、たとえ目の前にそういう人がいたとしても認識できないという問題が私たちの社会にはあります。

 「孤立無業」という言葉を初めてお聞きになったという方も多いと思いますが、「ああ、そういう人ならいる」「自分のまわりにもいる

んじゃないか」と初めて感じる方もいらっしゃるんじゃないでしょうか。『孤立無業(SNEP)』(日本経済新聞出版社)という本を書

いて、当事者の方から「自分のことだと初めてわかった」という反応をいただいたこともあります。ニートのときもそうでした。「あ、自分

はニートだったんだ」と。そんなことからも推測できるとおり、ニートとかスネップの状況にある人たちは、自分のことをよくわからないんじ

ゃないでしょうか? 「なんで自分はこうなってしまっているんだろう」「自分だけ特別にダメなんじゃないか」とか、「自分は社会の役

に立ってないんじゃないか」「自分はどうしようもないんじゃないか」とか、とても苦しい状況にあることが多いように感じます。

 しかし、「孤立無業」という概念を知っていただくと、自分だけではなく、同じような人が162万人もいるということをわかってもらえ

ると思います。本のなかでは、孤立無業から卒業して、社会につながるようになる例もいくつかご紹介していますから、「自分もいま

の状況を変えられる。人ともつながれる。働ける」と、ご自身に希望を持ってもらえるんじゃないかと考えています。

 また、若い人に孤立無業が増えていく別の原因としては、こんなこともあるかもしれません。一時よりは改善されつつあるとはいえ

、若い人の就職状況は大変厳しい。そんななか、「じゃあ、どうすれば就職できるのか?」というときなどに、コミュニケーションスキル

の大切さが説かれます。しかし、上手にプレゼンテーションができるとか、なんでも英語で話せるということがコミュニケーションスキルだ

とするならば、それができる人は限られています。にもかかわらず、「ああ、自分は特別なコミュニケーションスキルがないからもう社会

とは関われないんだ」と考えると、とても苦しい。

 しかし、実はコミュニケーションスキルというのはそれほど難しいことではありません。ちゃんと人が言っていることを頷きながら聞けると

か、なにかしてもらったら「ありがとうございます」と言えるとか、基本的なことが自然にできれば、そこから新しいコミュニケーションの技

を自分自身で身につけていくことができる。なのに、社会全体がコミュニケーションスキルのハードルを上げすぎているんじゃないか、

難しいことを若い人たちに要求しすぎているという気がします。

 「自分はコミュニケーションができないから、孤立無業になるしかないんだ」というプレッシャーを和らげていくためには、「基本的なこ

とができれば大丈夫なんだよ」ということをもっと多くの方に伝えていくことが、とても大事じゃないかと思っています。


孤立無業な若者にできること


 「孤立の一般化」とは、「誰でもが孤立無業になりやすい」「なる可能性がある」ということです。孤立無業の方の過去の状況を

調べてみると、中学時代から人と関わるのが苦手だったという人もたくさんいらっしゃいます。一方、つい先日、つい先月まではバリ

バリ会社で働いていたのだけれど、いろいろな辛いことがあったり、「もう自分は働くのは無理だ」「人と一緒になにかをやるのは無

理だ」と感じ、いきなり孤立無業になってしまう人たちもいるのです。そういう意味では、誰もが孤立無業になってしまうリスクにさらさ

れている。そんな社会のなかで生きているということを、私たちは認識する必要があるのではないでしょうか。

 言い換えれば、スネップになる人が特別にダメな人だとか、だらしないと考えるのは適切ではないと私は思っています。では、孤立

無業が増えることにどう歯止めをかけていけばいいのか? そのために取り組むべきことは多いのですが、ひとつ成功事例をご紹介

してみたいと思います。

 秋田県の、特に過疎が進んでいる町の話です。そこには介護の仕事をしている方々がたくさんいらっしゃって、「なにか辛いことは

ないですか?」「不安なことはないですか?」と、お年寄りのいろんな悩みを聞いているわけです。そんななか、都会に行って傷つい

て、帰ってきてから自宅の二階や奥の部屋でずっと引きこもり、スネップの状態になっている息子たち、娘たちのことを心配されてい

る方がたくさんいたのだそうです。

 そして、引きこもっていた若者のなかに、夜中に車を出してひとりでドライブをして、コーヒーを飲んで帰るというような生活をしてい

る人がいた。そこでそういう人たちに、「車がなくて、あるいは運転できず、病院にも買い物にも行けないお年寄りがこの町にはたくさ

んいるので助けてほしい」とお願いしたら、最初はドキドキしながらも引き受けてくれた。そして「ありがとう、助かった。またお願い」と

言われることによって自信を持ったり、「自分にもやるべきことがあるんだ」と、社会に出られるようになったのです。しかし、それは秋

田県だけではなく、似た事例は東京近郊にもたくさんあるんじゃないかと思っています。

 いま、高齢化社会のなかで若い人が圧倒的に足りなくなりつつあります。ただ、若い人にお願いしたい仕事はたくさんあるはずで

、そういう人たちに期待し、信頼していろんな働く場所を作っていくことも大切。そんな取り組みが、これからますます大事になってく

るように私は思っています。

働く意味を考えなおす

 孤立無業、スネップが増えていくことは、いろいろな難しい問題を引き起こします。20歳〜59歳という働き盛りの人たちですから

、この状況を変えていかないと、人手不足をはじめ、いろんな社会問題が解決していきません。また、孤立無業の人たちには「社

会と関わりが持てない」「もう自分は働くことが難しい」と思っていらっしゃる方も多いので、将来的には生活自体が立ち行かなくな

り、生活保護を受けざるを得なくなる。しかし、そういう人が増えると、財政赤字の問題がさらに深刻になってきます。

 だから、孤立無業の方が増えることをみんなが認識せず、なにも対策や手だてを打たないと、これから大きな問題が引き起こさ

れる。そのことを、みんなで理解する必要があると思います。孤立無業の本人もそうですし、社会の問題として、自分になにができ

るのかを私たちもみんなで考えていく。これからは、そんなことが大事なんじゃないでしょうか。また、孤立無業でない他の若者たち

にはまったく無関係な話なのかというと、実はそうではない。むしろ孤立無業の問題は、いまの若い人の抱えている悩みが集約さ

れている部分だろうと思います。

 「自分はなんのために働くんだろう」「働くことには、どんな意味があるんだろう」ということに、いま多くの若い人たちが悩み、苦しん

でいると思います。昔は、生活のため、お金を得るため、というようなことが当たり前だといわれていました。また、少し前だと、自分ら

しく生きるためには仕事が大事だとか、あるいは「自分探し」などという言葉もよく使われました。働くとは、自分自身のなにかを実

現するための行為だといわれていたのです。

 しかし、いまの若い人たちはそのいずれでもありません。お金もそんなに得られないし、自分らしい仕事にも出会えない。「じゃあ、

なんのために働けばいいのか?」という悩みを、多くの人が抱えているはずです。そんななか、「働かなきゃダメなんだ」というプレッシ

ャーばかりが強くなると、「もう自分には無理だ」と思いやすくなる。ですからいま、働くということの意味をもう一度考えなおす時期に

来ているのかもしれません。

 以前、「日本人の希望はどこにあるのか」ということを調べたことがあります。そして「あなたの希望はなんですか?」と聞くと、多く

の日本人は、仕事にまつわる希望を語る傾向がとても強くありました。まず働くということがあり、そのうえで初めて自分の希望は実

現できるんだという考え方です。たしかに仕事でいろんな人に出会い、いろんな体験をすることで初めて実現する希望もあるでしょ

う。けれども一方で、仕事なのか遊びなのかわからない境界のなかでいろんな出会いがあるという考え方も、もっと広がってもいい。

 だとすれば、「働かなきゃいけない」とか「仕事の意味はなにか」ということをあまり考えすぎず、いろんなことにチャレンジしてみるべ

きです。そのなかで「ああ、自分はこれをやりたいんだ」ということを見つけることができれば、それを仕事にすればいいでしょうし、仕

事の意味も、続けていくうちにおのずと見つかってくるものではないでしょうか。

 そのように、いま、仕事についての考え方を見なおす時期に来ている。もしかしたら孤立無業”SNEP(スネップ)”は、そのことを

私たちに伝えようとしているのかもしれません。


(FM TOKYO「未来授業」2014年5月5日(月)〜5月8日(木)放送より)

(2014年6月13日公開)


05. 2014年6月16日 17:48:06 : nJF6kGWndY
>>03

相談しに行けw

http://www.asyura2.com/14/senkyo163/msg/183.html


06. 2014年6月17日 00:11:29 : D5gqEFhwoc
>>04

長いわw
ここまで行くと知的水準を疑がうわw


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