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最近はこんな姿ばかり／（Ｃ）日刊ゲンダイ
ベネッセ原田氏のミジメな晩節…プロ経営者から謝罪社長へ
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/152040
2014年7月23日 日刊ゲンダイ
プロ経営者として名を馳せたベネッセＨＤの原田泳幸会長兼社長（６５）が今やボロボロになっている。１７日午前中、茂木経産相に顧客情報漏洩の再発防止策をまとめた報告書を提出。「大変遺憾」とＴＶカメラの前で怒られ、夕方には会見を開き、「私たちが加害者」と陳謝した。
原田氏がベネッセのトップに就いたのは株主総会のあった先月２１日。わずか２週間後に名簿流出が発覚し、苦難の船出を強いられたのだから、「ツイてない……」という感覚なのかもしれない。
だが、原田氏は昨年６月からベネッセの社外役員を務めていた。「就任前のこと」じゃ済まないのに今月９日の会見でも、１７日の会見でも「流出は就任前」と繰り返していた。
「社長就任の時期を持ち出して、責任を逃れようとしている印象を受けます。メディアは原田氏をプロ経営者と持ち上げてきましたが、バケの皮がはがれました」（市場関係者）
原田氏は日本ＮＣＲ、横河ヒューレット・パッカードなどを経て、アップルコンピュータ（日本）社長、日本マクドナルド社長を務め、ベネッセに転身した。
「マック時代の後半は消費者の動向を読み違え、業績を悪化させた。そのままビジネスの一線から退くと、名経営者の仲間入りはできません。だから、ベネッセを引き受けたのでしょう。ただ、ベネッセ社内では昨年末あたりから、『何かおかしい』といわれていたようです。それを知らずに、社長に就いたとしたら脇が甘過ぎます」（経済ジャーナリストの大山功男氏）
名誉挽回を狙ったのかもしれないが、完全に裏目だ。
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