［リスボン　７日　ロイター］ - ７日の欧州株式市場で、ポルトガルの銀行大手ミレニアムＢＣＰ(BCP.LS: 株価, 企業情報, レポート)が１０％以上急落、同国の他の銀行株にも売りが出ている。

同国の銀行バンコ・エスピリト・サント（ＢＥＳ）の救済で、他の国内銀行が最終的に負担を迫られるのではないかとの懸念が背景。

ポルトガル政府はＢＥＳを「グッドバンク」と「バッドバンク」に分割し、グッドバンクに銀行救済基金から４９億ユーロを注入したが、国内行はこの基金に資金を拠出している。

あるトレーダーは「国内銀行がライバルであるＢＥＳの救済資金を負担しなければならないとの懸念が根強い。機関投資家がポルトガルの銀行株全体に売りを出しているようだ」と述べた。

http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPKBN0G70PT20140807

銀行が保有する不良債権は国債の増発で国家が肩代わりできる。これが今の日本の姿だ。バブルの負の遺産である不良債権は国家が肩代わりして対処したのが、日本であった。

要するにバブルは国家の不正介入によって現実には弾けずに、別の形のバブルに置き換わったことになる。

増税こそ本当のバブルの負の遺産の清算になる。この現実は誰もが今では理解できるだろう。