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日本電産、シャープ元社長を招聘の狙いは?挫折体験を評価、ポスト永守体制への布石か(Business Journal)
http://www.asyura2.com/14/hasan89/msg/739.html
投稿者 赤かぶ 日時 2014 年 8 月 15 日 07:39:15: igsppGRN/E9PQ
 

日本電産、シャープ元社長を招聘の狙いは?挫折体験を評価、ポスト永守体制への布石か
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20140815-00010004-bjournal-bus_all
Business Journal 8月15日(金)3時0分配信


 超小型モーター世界最大手の日本電産は、10月1日付でシャープの片山幹雄元社長(56)を副会長執行役員に迎える。片山氏は現在務めるシャープのフェロー(技術顧問)を9月1日付で退任し、日本電産の顧問に就任。10月から技術部門のトップ、最高技術責任者(CTO)を兼務する。2015年6月の株主総会を経て代表権を持つ取締役副会長になる。永守重信社長兼最高経営責任者(CEO、69)は10月1日付で新設する会長を兼務する。

 日本電産は自動車関連に加え、介護ロボット分野などにも進出する意欲を示しており、片山氏は次世代部品の技術開発を担う。片山氏に期待するのは技術力だけではない。永守氏は経営者に必須の条件として「経営判断を重ねて蓄えた成功や失敗の経験」を挙げる。片山氏の経営者としての挫折体験を買ったという見方が強い。

 片山氏は1981年、東京大学工学部を卒業後にシャープへ入社。液晶事業の技術畑を歩き、98年に40歳で液晶事業部長に就いた。シャープが液晶テレビに軸足を移すなか、取締役、常務、専務と速いスピードで昇進し「プリンス」ともてはやされ、2007年4月に49歳の若さで社長に就任した。

 シャープの創業者はシャープペンシルを発明した早川徳次氏。早川氏に少年時代から育てられた佐伯旭氏が、高度成長期に経営を任されて2代目社長になった。一介の町工場にすぎなかったシャープを家電メーカーに育てた佐伯氏は“中興の祖”と呼ばれた。これ以降、佐伯氏の縁者がトップに就く。3代目社長の辻晴雄氏は佐伯氏の娘婿の兄。4代目社長の町田勝彦氏は娘婿だ。5代目社長の片山氏は父が佐伯氏と親交があった。2代目から5代目社長まで全員、佐伯氏と深いつながりを持っていた。

●シャープ、栄光と挫折の歴史

 営業畑出身の町田氏はテレビが家電の花形商品だった時代に、シャープが自社製ブラウン管を持っていなかった悔しさをバネに、「2005年までに国内のカラーテレビをブラウン管から液晶に置き換える」と宣言。液晶テレビの開発を担ったのが片山氏だった。「液晶テレビ宣言」は当初、夢物語だとして社内の大半は否定的だった。ところが、町田氏の戦略は的中した。2000年、テレビCMに女優の吉永小百合を起用した液晶テレビ「アクオス」が人気を博し、瞬く間に国内首位を奪取した。ブラウン管テレビから液晶テレビへの置き換えは目標の05年より早く実現した。かつて「関西の三流メーカー」といわれていたシャープはソニー、パナソニックとともに“テレビ御三家”と並び称されるまでになった。

 液晶テレビの大成功で、町田氏は積極的に設備投資を行った。その象徴が、04年1月に稼動した亀山第一工場(三重県亀山市)であり、同工場で製造されるいわゆる「亀山ブランド」の製品は、日本のモノづくりの象徴とされた。

 07年に社長に就任した片山氏は、町田氏の液晶拡大路線を踏襲した。09年10月、世界最大の液晶パネル工場である堺工場(大阪府堺市)で液晶パネルの生産を開始。関連会社を含めた総投資額は約1兆円に上った。11年秋以降、堺工場は5割の低稼働率が続き、シャープの経営の命取りとなった。

 シャープは12年3月期、3760億円の最終赤字に転落し、経営責任を取り片山氏は社長を辞任、会長に退いた。13年には取締役も退任してフェロー(技術顧問)になっていた。短期間でトップブランドに駆け上がった成功体験があまりにも強烈すぎ、核となるデバイスを常に複数持つ「スパイラル戦略」というシャープの伝統的手法を無視し、液晶事業一本への依存が高まったことが失敗の原因といわれている。

 町田氏と片山氏はシャープを倒産寸前に追い込んだとして社内外から批判を集めたが、片山氏は液晶の技術者としては高く評価されていた。永守氏は技術陣を取りまとめて液晶をシャープの事業の柱に育てた片山氏の手腕を買い、技術のトップに招聘した。

●集団指導体制への布石か

 日本電産は15年3月期の連結業績予想を上方修正した。売上高は前期比9.7%増の9600億円(従来予想9500億円)、本業の儲けを示す営業利益は同23.4%増の1050億円(同1000億円)とした。車載用を中心に一般モーター事業へのシフトが業績に寄与した。同社はパソコンに使われるハードディスク駆動装置(HDD)モーターで世界シェアの80%を握ってきたが、HDDを搭載しないスマートフォンやタブレット端末の急速な普及で小型精密モーターの需要が急減、価格も大きく下がった。そのため車載用モーターを軸とする事業構造へと転換を進めてきた。

 14年4〜6月期、主力のHDDなど精密モーターの売上高は898億円。車載用など一般モーターが1102億円で逆転した。中でも車載用モーターの売上高は468億円(1〜3月期は355億円)と堅調に推移した。永守社長は「自動車に電子部品がたくさん載る時代が来た。この分野が成長するだろうという自信は確信に変わった」と述べ、車載用事業の拡大に手応えを感じている。

 車載事業を強化するために人材もスカウトした。13年6月に、米ゼネラル・エレクトリック(GE)系の金融子会社社長や、日産自動車系の自動車部品メーカー、カルソニックカンセイの社長を務めた呉文精氏(58)を副社長執行役員に迎え、車載事業本部を任せた。呉氏は現在、代表取締役副社長兼最高執行責任者(COO)を務め、次期社長の最有力候補とされる。永守社長は世襲には否定的で、2人の息子はすでに別の企業のトップに就いている。片山氏を迎え入れることで、「ポスト永守」の集団指導体制の布陣が整ったと見る向きもある。

 来年6月の株主総会で片山氏は代表権を持つ。代表取締役は永守氏、片山氏、呉氏と、創業メンバーである副社長(社長補佐)の小部博志氏(65)の4人体制となる。創業者である永守氏が1〜2年以内にトップの座を譲る可能性は低いとみられており、片山氏と呉氏が永守氏の両輪となって支える体制が当面、続くことになる。

編集部


 

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