東北百貨店協会が19日発表した東北６県の７月の百貨店売上高は、前年同月比２％減の163億円だった。マイナスは４カ月連続。消費税率引き上げ後の消費意欲の低迷がなお続いている。天候に恵まれクリアランスセールが好調だった仙台市内の百貨店はほぼ前年並みを確保したが、他地域の苦戦が目立った。

　東北６県の11社19店の売上高を集計した。地域別にみると、仙台市内の３社３店の売上高は0.3％減の81億円。主力の婦人服が2.3％増の15億円と全体を押し上げた。一方、残り５県の８社16店は3.5％減の82億円。東北百貨店協会は「仙台は増税後買い控えしていた客でセールが盛り上がったが、他地域はいまひとつだった」とみる。

　商品別にみると、全体の売り上げの約３割を占める衣料品が3.8％減と苦戦。７月は東北各地で平均気温、日照時間ともに平年を上回ったが、夏物衣料が伸びなかった。美術・宝飾・貴金属は、増税前の駆け込みの反動が根強く12.8％減。一方、好天に恵まれビアガーデンは好調で、食堂・喫茶は1.6％増だった。

　増税後４カ月連続の前年割れについて東北百貨店協会は「思ったより、増税の影響は大きい」と話す。８月の見通しについては「前回増税時の1.4％減くらいの水準になるのでは」とみている。

http://www.nikkei.com/article/DGXLASFB19H23_Z10C14A8L01000/

　日本百貨店協会が19日発表した７月の全国百貨店売上高は、全店ベースで5448億円だった。既存店ベースでは前年同月比2.5％減。消費増税の４月以降、４カ月連続で前年実績を下回った。台風の上陸など天候不順が響き、セールの立ち上がりにあたる初旬の客足が鈍った。

　ただ６月（4.6％減）に比べると減少幅は縮小した。同協会の井出陽一郎専務理事は「消費増税の反動減は確実に和らいでいる」との見方を示した。

　品目別でみると、美術・宝飾・貴金属が8.0％減。消費増税後の４月から６月まで２ケタ減が続いていたが、減少幅が縮小した。一方、来店客数が落ち込んだ店が多かったため、食料品が2.5％減と６月からマイナス幅が1.3ポイント広がった。

　地区別では大阪が0.7％増と、消費増税後、地区として初めて前年実績を上回った。あべのハルカス近鉄本店など大型店の増床が寄与した。

　外国人向けの免税品売上高は39.8％増の52億円と引き続き好調だった。年初から７カ月間の累計では329億円と13年の免税売上高（384億円）に迫っており、井出専務は「このままのペースでいけば前年比５割増は確実だ」と見ていた。

　同時に発表した東京地区の百貨店売上高は1374億円。既存店ベースでは1.4％減と４カ月連続のマイナスだった。

　足元の動向については、台風などの影響により「８月上旬の全国百貨店の売上高は（前年比）５％程度のマイナスで推移している」（同協会）という。ただ後半は東京地区を中心に売上高が回復しているといい、井出専務は「消費意欲は堅調で、後半の盛り返しを期待する」と話していた。〔日経ＱＵＩＣＫニュース（ＮＱＮ）〕

http://www.nikkei.com/article/DGXLASFL19H6H_Z10C14A8000000/

それが日本という国を牛耳る連中の常套手段。
戦前から何も変わりゃしない。まぁ戦争責任を追求しなかったんだから当然だがな。