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中国人青年と日本人青年、想像するほど大差なし:高学歴ワーキングプア集団と「未富先老(豊かになる前に老いる)」
http://www.asyura2.com/14/hasan90/msg/161.html
投稿者 あっしら 日時 2014 年 8 月 29 日 11:59:38: Mo7ApAlflbQ6s
 

(回答先: 中国のPPPは米国の20%だが発展に3つの強み:最先進国との経済格差が経済成長の牽引力になるとの見解 投稿者 あっしら 日時 2014 年 8 月 29 日 11:50:02)


 中国には経済成長を持続する環境条件と潜在力があるとするスレッド本体の内容に疑義をはさむ視点でもある。

結論部分の「中日両国の国民、特に青年は、両国の未来に大きな信頼を寄せ、交流意欲や「共感力」を高め、中日関係の未来を明るい方向にリードしていかなければならない」というシメには共感する。

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中国人青年と日本人青年、想像するほど大差なし
人民網日本語版 2014年08月29日08:18

「蟻族(高学歴ワーキングプア集団)」はすでに、社会が広く注目する群体となった。「蟻族」は、中国のみならず、海外にも存在する。現代の中国青年に関する問題を研究する課題チームは、2007年から研究を開始、その結果を「蟻族」という書籍に取りまとめた。同書には海外諸国からも注目が集まり、日本は海外でいち早く同書の著作権(翻訳出版権)を取得した。中国青年報が伝えた。

「蟻族」日本語版は2010年9月、勉誠出版から出版された。翻訳は、中国問題の研究家として有名な関根謙・慶応義塾大学教授による。また、東京大学文学部社会学科を卒業した中国問題の専門家、加々美光行氏が推薦文書を書いている。同書が日本人読者から人気を博したのは、関根教授ら専門家が長期にわたり中国問題に関心を注いできたという背景のほか、より深いレベルで根源的な理由があるように思われる。

英デイリー・メール紙の報道によると、ある日本人男性が、東京で広さ5平方メートル足らずのアパートを、家賃月145英ポンド(約2万5千円)で借りた。溢れかえったモノの中で暮らすこの男性は、、まさに「蟻族」だ。調査によると、東京だけでも、帰るべき家のない人は1万人に達する。この中には、カプセルホテルの住人は含まれていない。このほか、経済的な理由で、終日営業のネットカフェやサウナに泊まり続ける人も多い。

実のところ、日本社会でも数年前から「高学歴低所得者」の人が増え続けている。中国の「蟻族」現象が日本にも起こっており、「高学歴低所得者」は、中日両国の社会に共通しした現象となった。さらに掘り下げて見ると、「蟻族」の背後には、両国ともに直面している、時代が生んだ構造上の問題が見え隠れする。

日本の高齢化社会は、若者たちに重い負担を強いている。今の日本の青年たちは、自分の将来の生活について、言いようのない不安を抱いている。中国の高齢化は、今のところ日本ほど深刻ではないが、「未富先老(豊かになる前に老いる)」が現実になるのではないかという憂慮が、世間で熱い話題となっている。中国では2013年、高齢者人口が2億人の大台を突破、高齢化レベルは14.8%に達した。今後、中国の高齢化はますます加速、今世紀半ばにピークに達し、60歳以上の高齢者人口は4億人を上回り、総人口の30%を占めると見込まれている。中国の青年世代に押し寄せる圧力は極めて重い。これらの問題に直面している中国人青年と日本人青年には、多くの類似点がある。

「蟻族」に端を発する、中日両国の青年が直面するこれらの社会問題は、我々にどのような啓示を与えているのだろうか?各国の青年が、世界のグローバル化とネットワーク化という大きな潮流を目の当たりにし、それに巻き込まれている状況のなかで、ひとつの時代に共通した問題が、異なる国家・地域で同時に浮上している。この現実は、両国関係を考察するにあたり、国家や民族としての立場で考えるだけでは不十分で、このような時代に生きる者としての視点も重要であることを、我々に気付かせてくれる。改革開放以来30年あまりの巨大な変化によって、中国の青年は、過去のどの世代の人々も経験したことのないような飛躍的な成長を余儀なくされた。彼らは、時間軸上では前世代の青年とは全く異なる経験をしている。だが、同時に、グローバル化とネットワーク化によって、各国の青年は、空間的な横のつながりを持つようになった。

今の中日両国の青年は、個人の成長が重視される時代に生き、共通した問題に直面している。これによって、両国の青年には、非常に強大な「共感」という基礎が作られた。ネットワーク化とグローバル化の大波が押し寄せる昨今、流行文化を築き上げることは、世界中の青年の共通の楽しみとなった。日本のアニメ・漫画や中国の微信(WeChat)は、国境を越えて、両国青年の共通した成長の拠り所となった。中日両国は、極めて深淵な文化交流史を有しているが、このような繋がりは、過去のいずれの時代にも見られなかった。

今の中日青年は、お互いを理解する上での、幅広い視野や必要な知識が不足している。相手国の歴史に対する理解度にも、かなりの相違がみられる。だが、国家や歴史といった要素を超え、時代という視点から見れば、両国の青年の違いは、我々が想像するほど大きくはない。したがって、中日青年の交流において、我々は、「時代の視点」から考察を試みた上で、中日関係の発展に必要な「共感」という基礎を構築すべきであろう。この「流動の時代」において、両国が持つ「共感」力は、青年の国際交流ひいては各階層の青年が共通認識に達するプロセスにおいて、必ず重要な役割を発揮すると思われる。

歴史と事実は、我々に、次のことを教えてくれている。
中日両国の青年は、自国の前途と運命を背負っている。民族的感情をコントロールできずに、長期的な対立を続けるならば、「共倒れ」になってしまうことは避けられない。そのような事態を避けるため、中日両国の国民、特に青年は、両国の未来に大きな信頼を寄せ、交流意欲や「共感力」を高め、中日関係の未来を明るい方向にリードしていかなければならない。(編集KM)

「人民網日本語版」2014年8月29日

http://www.japanese.peopledaily.jp/n/2014/0829/c94473-8775944.html

 

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