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秋田は５万円プレゼント！ お得な「田舎暮らし体験ツアー」
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/152963
2014年8月30日 日刊ゲンダイ
“お取り寄せ”感覚で地方の特産品をもらえる「ふるさと納税」にばかり目が向けられているが、自治体が実施する田舎暮らし体験ツアーも“オトク感”いっぱいだ。中には、参加者に現金をくれるツアーも登場して……。
秋田県では、参加者に最大５万円の現金をプレゼントしてツアー参加者を募集中だ。
「県外在住者で移住を希望する方が対象で、往復交通費（新幹線、ガソリン代など）、参加費、宿泊費の総額を最大５万円まで助成します。これを機に秋田の魅力を知っていただけたら」（秋田移住定住総合支援センター・菅原真氏）
今回の体験ツアーは全５コース（表参照）。そのひとつ、みちのくの秘湯・玉川温泉に程近い鹿角市の体験ツアー参加料は、２人で２万８９００円。ほかに交通費や宿泊費がかかるものの、５万円分の助成があれば、実質“ゼロ円”での夫婦旅も可能だ。
なぜこれほど安くなるのかというと、地方活性・過疎化対策などで国や県から補助金が出ているため。いずれ移住してもらうことを念頭に、地方自治体が儲け度外視で実施しているのだ。
■世界遺産見学も
秋田県のように交通費まで支給する例は珍しいが、お得な体験ツアーはまだある。
「野菜作りや染め物体験に１泊２食が付いて１人５０００円。いつでも申し込みいただけます。現地集合現地解散ですが、一般ツアーに比べれば、半額から３分の１の料金になると思います。地元の院内余温泉や近くの別府や由布院などの温泉巡りもできます」（「大分県宇佐市院内町活性化協議会」担当者）
「別荘地である能登半島の椿崎に泊まっていただき、参加費は宿泊費込みで１人５０００円（朝食付き）。先輩移住者などの体験談も聞けますし、交流会もある。リタイア組も大歓迎です」（石川県穴水町担当者）
「会津若松の農家で綿摘み体験などを用意していますので、小さなお子さんは喜ぶでしょう。大人１人１万２０００円ですが、貸し切りバスなどを考えれば、通常は２万円以上はすると思います」（会津若松市「定住・二地域居住推進協議会」担当者）
富山県南砺市の体験ツアーは、世界遺産の五箇山合掌造り集落を見学し、宿泊先は司馬遼太郎も愛した老舗旅館「赤尾館」（１泊）という豪華版だ。
移住体験やイベントは「ふるさと回帰支援センター」のＨＰでもチェックできる。
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