大ロシア帝国再建へ！ 

地政学的リスクの高まりを楽観視する人が多すぎる
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/40344
2014年09月05日（金） 真壁 昭夫「通貨とファイナンスで読む世界経済」　現代ビジネス

足許の金融市場の動向は落ち着いているものの、ウクライナ紛争やイスラム国を巡る地政学的リスクが一段と高まっている。つい最近まで市場関係者の多くは、地政学的リスクがこれほどまで高まることを予想していなかっただろう。

ロンドン在住のベテラン・ファンドマネジャーの一人は、「地政学的リスクはどのような展開になるか分らない」と言ってきた。彼は、そのリスクを考慮してポジションを徐々に縮小しようと考えているようだ。

■予想外の展開に発展する懸念

ウクライナ紛争やイスラム国の問題はともに複雑な要素が絡み合っており、簡単に解きほぐれるものではない。今後、予想外の展開になった場合、株式や為替などの金融市場が大きく振れることも考えられる。そのリスクは過小評価できない。

ウクライナを巡る情勢を難しくしているのは、ロシアのプーチン大統領の強硬なスタンスだ。ここまで国際世論を敵に回してまで、“大ロシア帝国”の再建を真剣に考えていると見ぬいていた人の数は少なかっただろう。

既に、正規のロシア軍がウクライナに侵入しており、ウクライナ軍との戦闘は一段と激しさを増しているようだ。ウクライナがＮＡＴＯ＝北大西洋条約機構に一段と近づいた場合、ウクライナの戦闘が“泥沼”の状況に落ちこむことも考えられる。

■金融市場や実体経済にも大きな影響

一方、中東のイスラム国の問題も足元で深刻さを増している。イスラム国の勢力は衰えるどころか、潤沢な資金源を背景に勢いを増している。米国のオバマ大統領も、スピーチの中で解決に向けた有効な手段が見当たらないとまで言及している。

元々、イスラム国の問題は、イスラム教内部のシーア派とスンニ派の異なる宗派の紛争が発端になっている。中東地域は、世界経済のエネルギー資源の重要な供給地であることを考えると、今後の展開次第では、重大なリスク要因になることが懸念される。

これらの地政学的リスクに関する共通点は、問題の根が深いため短期間に解決の糸口を探すことが難しいことだ。実際にこれからどのように展開するか五里霧中の状況で、エネルギー価格の動向などを通して実体経済に悪影響を及ばすことは避けられない。

もう一つ気になる点は、まだ、多くの人がこれらの地政学的リスクを漠然と楽観視している人が多いように見えることだ。それがひっくり返った時、世界の金融市場や実体経済に大きなマイナス効果が波及する。そのリスクを過小評価することは適切ではない。

コメント
01. 2014年9月05日 10:27:37 : Iv6Tifgp1o て、言うより 地政学リスクを利用して 相場を操ってる連中がいるわけでね
02. 2014年9月05日 11:55:27 : nJF6kGWndY >多くの人がこれらの地政学的リスクを漠然と楽観視している人が多いように見えることだ。それがひっくり返った時、世界の金融市場や実体経済に大きなマイナス効果が波及 　　 皆が悲観したら、仮に地政学リスクが実現化しない場合でも、大きなマイナスが生じる つまり楽観視する人がいるから、実体経済の悪化が軽減されているし 楽観が外れた場合は、悲観視した人が儲けることもできるわけだ いずれにせよ、投資は自己責任でということだ
03. 2014年9月05日 13:57:23 : os1BNxySy6 ウクライナもシリア・イラクも地政学的リスクでは無いアメリカ軍産共同体リスクだろう。
04. 2014年9月05日 16:01:51 : F411a3L0PQ 01さんのコメントが笑えます。 確かにかその通りですね。 ロシアも最近は元の超大国に戻るように豊かになってきているようですが、別に実物経済で多少儲かった程度です。 少なくとも２１世紀に入ってからの「金融資本主義とやらのおかしなもの」には関与してしてません。 「モスクワ五輪ボイコット」と言うトラウマがあっても、渋々、国際投機筋のお付き合いをさせられている、と言う印象しか受けません。
05. 2014年9月05日 16:31:00 : F411a3L0PQ 　04です。 　「100年に一度の金融危機」とやらの数年後に、大した通貨供給総量でもないのに、何で「ドル高、米国景気回復、米国株高」なのかがわからない。・・・ 　米国の金融界やメディアをある程度は信じていたのですがね。・・・・ 　どう考えてもロシアがマトモに見えてしまう。 　まあ、ハゲタカちゃんたちは頑張ってください。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　以上
06. 2014年9月08日 20:01:09 : tivI8OUQkI そもそもユーラシア大陸全体を一つの経済圏とすれば、アメリカ経済の衰退により、このユーラシア大陸を外側が衰退し、内側の活性化に繋がるということが、地政学的リスクとするならば、日本国としては、まんまと騙されたふりをすれば、これを「逆転の罠」に利用するならば、幾らでもユーラシア大陸の東の片隅に、誇りを持って取り残される道を、自ら選択することで、幾らでもグローバル競争から背き、幾らでも一人負けをすることで、ドイツを見倣って脱原発をすることで、日本経済なんか、どうなろうと関係ないし、大企業なんかどうなろうと関係ないし、これに対して物凄い抵抗を繰り返し、生きていけなくなるのではないかという不安や葛藤から、核武装詐欺により全人類を騙し、天皇陛下を騙し、日本国民を騙して、自分たちのことしか考えることしか出来ない幼稚で傲慢どころか身勝手極まりないアダルトチルドレンに他ならない右翼連中にしても、どうなろうと関係ないのだし、幾らでも叩き潰されるか、民族分断の悲劇を思う存分に味わい、富裕層については、幾らでも自ら物凄い過酷な公的負担に応じることくらいのことは出来て当然のことだし、大企業にしても、幾らでも物凄い苦しみを味わい、幾らでも物凄い過酷な負担をするくらいのことも出来て当然のことだし、日本から逃げたければ、幾らでもとっとと追い出してしまうことで、全人類から、全てを奪われ、皆殺しにされるか、何処か人目の付かないところで、そっと静かに、涙を流しながら、ひっそりと幸せに暮らして頂くか、どちらかの運命を選択させてあげることで、ユーラシア大陸の片隅で、ただひっそりとした島国となることで、対米従属からは、そっと静かに離れつつも、これが結果的に、日本の国益が、アメリカの９９％の皆様にとっての核心的利益に繋がり、中国にとっての核心的利益に繋がれば、これが拡大していくことで、ユーラシア大陸全体の革新的利益に繋がっていくのならば、お互いに利益を分かち合うことが出来て、これが行き着く先は、全人類が無欲化し、グローバル競争はしなくなり、資源や食糧の浪費もしなくなり、廃棄物も減らし、世界的な核廃絶に繋がり、紛争や戦争もなくなり、人口増加に比例する程度のプラス成長だけを維持する程度の持続的発展と地球規模全体の環境破壊を食い止め、世界経済を共に支え合い、助け合い、分かち合いながら、共に幸せに暮らすことが出来る様になれば、此れ程素晴らしいことはないし、此れ程喜ばしいことはないし、これだけを、そっと静かに誇りとして、良いロールモデルとして示して行くことが出来る様に、自立ならびに自律をし、成熟した大人の国となって、名誉ある孤立化をして、ひっそりと没落させてしまうことで、日本の運命を大きく変えて行く道を自ら選択して行けば良いだけのことではないでしょうか。 これならば、アメリカの１％の金と権力の亡者をはじめとする、強欲で傲慢な富裕層だけは、幾らでも辱め、誇りを持って無視をされることになるのは構わないのだし、幾らでも涙を流しながら、とっととくたばって逝かれるのを、そっと静かに腹の底で嘲笑いながら、通り過ぎて行く様にして行けば良いだけのことではないでしょうか。

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