少産ブームの波が労働市場にあらわれたのは古く，少なくとも昭和45年以降といえる，だが少産が消費水準を高め，有効需要をつくり出し，それが雇用を拡大し労働力不足の一因となったことである。すなわち戦後の日本の人口政策，すなわち，外見は人口放任政策で，実質は人口抑制政策となっていた政策が，はたして賢明であったかどうか，明らかに誤っていた。

日本経済の高度成長は，1972年ニクソンのキン離れからはじまった。少産ブームとのアベックによって達せられたものである。各家庭は，子供を少なく暮らしは高くのムードに乗ったが，それが経済成長に寄与したわけである。だが，このような少産ブームと結びついた経済高度成長政策は，ほどなく大きな代償を支払うことになってしまった。

企業の海外流失は，安い労働力を引出したが，国内では深刻な労働力不足をもたらすのである。日本の労働力不足の傾向は，供給の不足ではない，需要の急増によってもたらされたのである。ところが近年，通貨の多極化による世界信用収縮恐慌が襲ってきた。消費経済が縮小してきたのである。消費需要は必要ないのに，売れない供給が膨れ上がる在庫が溢れてきたのである。

日本の主婦と女性の労働力率は，先進諸国と比べても圧倒的に高くなった。それに拍車をかけたのが男性の結婚率が生活苦から低下した。その結果，主婦たちは，子供を少なく，暮らしを高くしようと考え，少産ブームに拍車がかかった。これは，経済の高度成長が後押しをしたのである。依然として出生率は低下したままである。

これは社会保障の削減，次の世代の人口規模を縮小していることになる。また次の世代の社会保障と労働力の供給規模の基礎を小さくしていることになる。企業の海外流出もあるが，かえって深刻な労働力不足をもたらすことになる。

例えば必然的に第二次産業革命が加速します。すると家庭も工場も乗り物も、電子電池電源で動く時代になる。この技術力の殆どは日本にある。海外の技術力では，コピーできるまでに時間が何年もかかる。そのために少産ブームなのに労働力不足となる。安くて多様性のあるロボットが登場するでしょうが，第二次産業革命で高速道路の流通も変わる。路肩に安全な無人車やオペ介入優先の車もでると世の中が一変する。人手不作が解消しても少産ブームは解消しない。経済が発展すると少産ブームになる。このバランスを取れるのは政治にしかできないが労働組合が強くなると労働組合で民主的に少産ブームは解消できるが，天下り，談合，御用組合，御用学者，御用マスメディア社会の官僚社会では無理。

従って必然的に資本主義自由経済システムも自壊し自給自足・共存共栄に向かうだろう。

少子化は”個々人の人生観”で子供を産みたくないという女性が増えたために起きているのではないのよ。　藤巻さん、あなたたち政治家が、この国を子供を産んで育てていくのが難しい社会環境にしてしまったから起きているのよ。　不安定な非正規やパート労働で、30,40になっても親の経済的保護を受けながら生きている男性たちが五万といるそうよ。　たとえ結婚しても女性が働いて家計を助けなければならい状態で、子供を何人も作れるわけないじゃない。　世の中を知らない、あなたみたいな甘ちゃんボンクラ政治家が多いから、この国はダメになっていくのよ。

「社会資本主義の日本はつまらん」と言う一方で、あなたが偉くほめたたえる”株主資本主義アメリカ”の社会も、実態はこんならしいわよ
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アメリカ国民に広がる飢餓の問題
http://www.asyura2.com/14/hasan90/msg/274.html

ハワイでバカンスを楽しむアナタみたいな似非政治家には、きらびやかな表だけで、その裏に広がる深い暗闇の部分は見えないのかもしれないわね。　あなたは財産を持った金持ちのためだけに奉仕するサギ政治家なのよ。