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米FOMCは「相当期間」ゼロ金利維持へ、将来的には利上げ加速も(ロイター)
http://www.asyura2.com/14/hasan90/msg/470.html
投稿者 赤かぶ 日時 2014 年 9 月 18 日 07:32:05: igsppGRN/E9PQ
 

米FOMCは「相当期間」ゼロ金利維持へ、将来的には利上げ加速も
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPKBN0HC20P20140917
2014年 09月 18日 06:50 JST


[ワシントン 17日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)は17日まで開催した連邦公開市場委員会(FOMC)後の声明で、資産買い入れ終了後も「相当な期間」事実上のゼロ金利を維持する方針をあらためて表明、労働市場には「著しい」スラック(緩み)があるとの認識を強調した。

同時に、利上げを開始した場合、そのペースは予想よりも速まる可能性を示唆した。

市場では、景気改善を受けて金利に関するガイダンスが変更されるとの見方が多かったが、今回のFRBの決定はそうした見方を裏切る内容になった。

FRBは今回の会合で、資産買い入れペースをさらに月額100億ドル縮小することも決定。買い入れは来月で終了する見込みとなった。

声明は「特にインフレ率の予測が2%の長期目標を下回り続け長期的なインフレ期待も十分に抑制されたままであるならば、現行のFF金利の目標誘導レンジを資産購入の終了後も相当な期間(for a considerable time)維持することが適切になるだろうと引き続き予測している」と言明。

さらに「労働市場の状況は総じて、さらに一定の改善を示しているが、失業率はほとんど変化していない」とし、労働市場には「著しい(significant)」量の緩みが残っているとの見方を引き続き示した。

今回のFOMC声明は7月時点での内容と実質的に変わっていないが、同時に公表された経済、金利見通しでは、前回6月に比べ、より速いペースでの利上げが見込まれていることも分かった。

2015年末時点の金利見通しは中央値で1.375%(前回1.125%)、2016年末は2.875%(同2.50)と、それぞれ前回から上昇した。今回初めて見通しに含まれた2017年は3.75%だった。

2017年の見通しについて、RBCグローバル・アセット・マネジメントの首席エコノミスト、エリック・ラシェルズ氏は「衝撃的だった」と指摘。「2017年のFF金利の予想平均を示す点グラフは、かなり強気な数字となっている。金利がFRBが正常とみなす水準に上昇するには数年かかると予想していたため、これはかなりタカ派的と考える」と述べた。同氏は利上げ時期を2015年半ばと予想している。

これについて、イエレンFRB議長はFOMC後の会見で、「FF金利の道筋における上向きの動きはほとんどないと言える」とした上で、「失業率の低下が非常に小幅で、インフレ上昇が非常に小さいと見込まれるなかでの予想と、おおむね合致していると思う」と語った。

今回の会合では、ダラス地区連銀のフィッシャー総裁、フィラデルフィア地区連銀のプロッサー総裁の2人が反対票を投じた。金利に関するガイダンスは将来、より急な引き締めが必要と判断した場合に、FRBの手足を縛ると主張した。

声明発表後の金融市場の反応は、株価が小動きとなる一方、円相場は下落、対ドルJPY=で108円台に乗せ、2008年9月以来の円安水準となった。金利先高観から米国債利回りは上昇した。

FRBはまた、見直しを進めていた金融緩和政策からの出口戦略も明らかにした。

保有証券の償還資金再投資については、経済状況に応じて、利上げ開始からしばらくしてから終了、また段階的に縮小すると見込んでいるとした。

超過準備預金金利(IOER)の調整を通じてフェデラルファンド(FF)金利を動かす考えを示し、リバースレポは補助的な役割を果たすと説明した。


 

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コメント
 
01. 2014年9月18日 09:07:01 : nJF6kGWndY

FRBもついに出口に到達し、全く調整なしに、年末を待たずして、

エコノミストコンセンサスの110円レベルまで急上昇しそうだが

現時点では、それほど予想外の大きな材料はないし、

米景気や企業利益の上昇期待があったとしても、投機の動きが続かず

去年末と同様のパターンであれば、来月あたりに、調整に入るか

http://www.gci-klug.jp/chart/fx.php


02. 2014年9月18日 12:04:30 : nJF6kGWndY

増税した場合、日本が、ここまで来られるとして、一体いつの日になるかだな


http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPKBN0HD03020140918
情報BOX:FRBの新出口戦略の概要
2014年 09月 18日 10:02 JST
[17日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)は17日、現在の金融緩和策からの出口戦略案として、2011年6月に示した従来計画の修正版となる「政策正常化の原則と計画」を公表した。

フェデラルファンド(FF)金利を主要な政策手段とするとともに、FF金利を調整するための主な道具として超過準備に対する付利金利を利用することを明確にした。

新計画の概要は以下の通り。2011年版との比較も示した。

<金利>

金融緩和策を解除する時期が訪れた時には、FF金利の誘導目標レンジをまず引き上げる。

FF金利を目標レンジに導くための主な手段は、民間銀行がFRBに預ける準備預金の超過部分に掛かる金利の調整。

リバースレポ金利もFF金利の誘導に利用する。ただ、リバースレポ金利は「必要な限りにおいて」利用するだけであり、必要性が無くなれば徐々に利用を停止する。

2011年版では、FF金利を誘導するために超過準備への付利金利と準備預金の調整を利用するとしていた。その時点でリバースレポの試験実施はまだ行われていなかった。

FRBは昨冬からリバースレポを試験実施しているため、市場参加者は引き締め局面に入ればこの金利が主要な役割を果たすと予想していたが、新計画はリバースレポを補助的かつ一時的役割に留めることを明示した。

<債券償還分の再投資>

FRBは現在、保有債券が満期を迎えると償還資金を債券に再投資している。新計画は、利上げ開始後に再投資を停止、あるいは段階的に削減するとした。段階的削減の時期は経済・金融環境次第とした。

2011年版では、再投資停止を政策正常化の第1歩と位置付け、利上げ前に実施する可能性さえ示していた。

<資産売却>

FRBは直接売却によってモーゲージ担保証券(MBS)の保有を減らすことは計画していない。ただし「長期的には、残高を削減、あるいは全廃するため、限られた額の売却は正当化されるかもしれない」としている。ポートフォリオの縮小は、証券の満期到来、もしくは住宅保有者の住宅ローン早期償還に任せる。仮に売却する場合には事前にその計画を公表する。

2011年版では、利上げが始まればMBSの売却も開始し、3、5年以内にFRBのバランスシートから完全に除去することを視野に入れていた。

<バランスシート>

FRBは、長期的には「金融政策を効率的かつ効果的に実行するため、必要以上の証券を保有しない」計画。また、現在のように米国債とMBSをミックスして保有するのではなく、米国債を主体に保有する計画としている。


03. 2014年9月18日 12:07:25 : nJF6kGWndY

中国もユーロ圏も暫く低迷が続きそうだな

ロシアはウクライナ問題次第か

http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPKBN0HC1TI20140918
PIMCOが中国成長率予想を6.5%に引き下げ、ユーロ圏も減速
2014年 09月 18日 09:57 JST
[ニューヨーク 17日 ロイター] - 米債券運用会社パシフィック・インベストメント・マネジメント(PIMCO)は17日、ユーロ圏と中国、BRIM(ブラジル、ロシア、インド、メキシコ)について、今後1年間の成長率見通しを引き下げた。

ユーロ圏の経済成長率については約1%になるとの見通しを示した。今年春季には1─1.5%との予想だった。

日本の経済成長率は1─1.5%程度と予想。中国については、およそ6.5%とし、従来見通し(6.5─7.5%)を下方修正した。

PIMCOは、BRIMは2015年、全体で2%の成長にとどまるとしている。過去数年の3─5%から大幅に減速すると予想した。

マネジングディレクターのソーミル・パリク氏は、ユーロ圏の見通しを引き下げた理由として「二番底不況からの脱却ペースが非常に遅い」と指摘。また「ユーロ圏と日本の循環的成長とインフレ見通しは、政策面の相当な不協和音や、地政学リスクに左右される」としている。

一方、向こう1年間の米経済成長率予想については、2.5─3%に据え置いた。「現在の低振幅、高周波の景気循環回復が継続する」と見込んでいる。

*内容を追加します。


04. 2014年9月18日 13:36:03 : nJF6kGWndY

QEの経済効果である雇用改善は、通貨安による低賃金雇用の逆流という形になり易い

だから、実質賃金の押し下げによって、内需の拡大は抑制され、期待されるほどのCPI上昇効果は無い

さらに、下層バイアスがある消費税増税を加えたら、さらに内需が下がるのは言うまでもないことだ


http://jp.reuters.com/article/jp_column/idJPKBN0HD04820140918?sp=true
コラム:FOMCの政策金利予測が描く幻覚=サフト氏
2014年 09月 18日 10:46 JST
James Saft

[17日 ロイター] - 昔ヒッピーたちが好んだオプ・アート(錯覚を利用した抽象絵画)さながらに、米連邦準備理事会(FRB)の連邦公開市場委員会(FOMC)メンバーの政策見通し分布(ドット・チャート)をあまりにも長く見続けると幻覚が見えてくる。

17日公表されたFOMC声明は、ハト派的と解釈するのが筋だ。事実上のゼロ金利を「相当な期間(considerable time)」維持するとの文言は残った。これは一部では利上げが少なくとも半年後であるという簡潔な表現(イエレンFRB議長はこの文言の意味するところを延々と論じたが、われわれに大いなる具体性をもって解き明かしてはくれなかった)と受け止められている。

声明の中では、特に「労働資源の著しい活用不足が残存している」との言及や、物価上昇率がFRBの目標を「下回って推移している」といった新しい表現も、ハト派的な要素として挙げられよう。

それでもドット・チャートは、一部の投資家を利上げ開始時期が予想より早まるのではないかという不安に陥れた。

「相当な期間」という文言は、来年6月までは利上げがないという示唆かもしれないが、それはドット・チャートとは相いれない。ドット・チャートでは来年末のフェデラルファンド(FF)金利は平均1.27%と、6月時点の見通しの1.20%から切り上がった。しかし現在のFF金利が0─0.25%であることを考えると、来年6月に利上げを開始した場合、1回に25ベーシスポイント(bp)という形で円滑に利上げを進めようとすれば非常に忙しくなるだろう。

こうした金利政策と、FRBの来年の成長率見通しが切り下がったことなどとつじつまを合わせるのも容易ではない。

一方でいつものようにドット・チャートのFF金利上昇は先々にしわ寄せされており、今回初めて示された2017年の平均は3.54%だった。

この金利正常化の約束にはやや疑わしさがあるが、今はまだそれよりもずっと前の段階だ。結局のところ8月の消費者物価指数は下落し、大勢としてもこのところ下向きで推移している。同時に雇用はそれなりに増加しており、整合性が取れていない。

ドット・チャートはもしかしたら、FOMC内の意見の食い違いを反映しているのかもしれない。今回の政策決定でも2人のメンバーが反対票を投じた。

米経済が利上げと金利正常化への備えが出てきていることを示す材料は何もないし、それを期待しては間違いを犯すだろう。金融市場の利上げ見通しがドット・チャートの示唆を下回り続けている点にも留意しなければならない。そうした展開はこれからも続くとみるべきだ。

<物価と雇用の現実>

FRBが抱える一番の問題は、2つの潜在的に矛盾する願望を同時に抱いているという点にある。1つはできれば次の景気後退までに政策金利を正常化することであり、もう1つはある程度の強さを備えた、労働市場と物価上昇率が2%近くで推移する世界を実現することだ。

より具体的に言えば、FRBは金融市場に利上げを納得してもらう態勢を整える必要があるが、それは決して、あるいは少なくとも「相当な期間」は達成できないかもしれない。

現在の金融政策がFRBにもたらすコストを考えてみれば、それほど高くはない。今のところ米国はドル高に耐えられるし、低金利はバブルを醸成している可能性はあるが、これは現在の苦しみとは相対立する概念である将来のコストだ。

借り入れコストは最近やや上がったといっても絶対水準は低い。低インフレで資産価格上昇が続いているという状況においては、多くの投資家がFRBに対して不安を持つどころかむしろ、全般的な経済の活況と2%の物価上昇率はもたらしてくれないとしても少なくとも資産を膨らませてくれる力はあるというFRBへの信頼を感じつつある。

こうした点からすると結局はフォワードガイダンスの指摘通り、相当な期間という文言は、経済状況に左右されるという事実に行き着く。FRBが物価上振れと雇用の急増を予想し始めれば、相当な期間というのは完全に消滅する。FRBは利上げをためらわないだろう。あるいは政策金利水準自体は低く抑え続ける可能性がより大きい。それこそが雇用創出と物価安定という2つの使命達成に必要なのだ。

そこで経済見通しを注視する理由が出てくるわけだが、来年に関しては楽観色が後退しており、政策金利見通しの価値は割り引かれる。

現時点では物価上昇率は低過ぎるし、雇用は弱過ぎる。雇用は少しずつ改善しつつあるものの、物価はどこまでも低調だ。こうした環境が変化するという理由を見出さない限り、ドット・チャートが示すような利上げ幅を当てにした行動は慎むのが最善の策といえる。


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