政府と経済界、労働界の代表者を集めた政労使会議が２９日、約９カ月ぶりに再開された。政府は、賃上げ要請を前面に出した昨年の会議での姿勢を改め、今年は賃金体系の見直しなどを通じて生産性の向上を図ることに主眼を置く。まずは企業業績を改善させ、賃上げの余裕を作るというシナリオを描く。ただ、賃金体系の見直しは一部労働者の賃下げや労働環境の悪化につながりかねず、労働側は警戒を強めている。【小倉祥徳、東海林智、川俣友宏】

　「動き始めた経済の好循環を確固たるものにするため、労働生産性の向上など諸課題を議論したい」。甘利明経済再生担当相は冒頭、政労使会議再開の意義を強調した。

　昨年秋に設置された政労使会議は「企業収益の拡大を賃金上昇につなげる」などと明記した文書をまとめ、経営側に賃上げを要請。今年の春闘で、賃金全体を底上げするベースアップなどにつなげた。ただ、２年連続の賃上げに経済界では慎重論も根強く、「賃上げは生産性向上が前提」との声が出ていた。

　これを受け、安倍晋三首相は２９日の会議で、年功序列による賃金体系の見直しに言及。年齢や勤続年数と関係なく、職責が重かったり、成果を出したりする人に報いる賃金にすることで、従業員のやる気を引き出して生産性を向上させる。それで業績が良くなれば、賃上げにつながるという論法だ。子育て世代などに手厚く配分できるかも検討課題となる。

　昨年の会議では、政府が露骨に賃上げを求めることに対し、「賃金は労使で決めること」との批判もあった。これに対し、生産性の向上は経営側も望む方向で、会議では麻生太郎財務相が「賃金カーブは、すぐでなくても変わる方向で議論することが重要」、有識者も「労働生産性に見合った賃金体系では、年功的要素を排除することが必要」と同調した。

　日本生産性本部によると、１時間の労働でどれぐらいの価値を生むかを示す生産性は、２０１２年に日本は４０．１ドル（約４４００円）で、６０ドル前後の米国や仏独を下回る。１９９０年代半ばには上位だったが、エレクトロニクスの不振などで低迷が続く。生産性を改善するには、他社がまねをできない商品を開発するなどして利益率を高める必要があるが、「年功序列では、有能な若手の起用が遅れる」との指摘が根強い。

　「日本は労働市場が硬直的」との指摘もあり、会議では、女性の就労を促したり、成長分野の産業に人材を集めたりする施策などを議題にする方針だ。

　◇「画一的な賃金体系に縛ること自体がナンセンスだ」

　政労使会議の終了後、連合の古賀伸明会長は記者団に対し、「日本全体を画一的な賃金体系に縛ること自体がナンセンスだ」と述べ、賃金体系見直しの議論に不満を漏らした。

　年功序列型の賃金は「若年層の賃金を安く抑えている」との批判がある一方、「年齢とともに賃金が上がるため、マイホームの購入や教育資金など生活設計が立てやすい。人材の定着にもつながる」と評価する声も根強い。

　一方、一部企業に導入された「成果主義」型の賃金に対しては、労働側に「社内の不和や長時間労働を招いた」との不満がある。また、成果に応じた賃金体系は、業績が悪化した時に賃下げを行いやすい。

　ある連合幹部は「グローバルな競争にさらされる大企業で必要な部分もあるが、中小企業は年功序列の安定した賃金制度が人材を引き留める役割を果たしている」とし、企業の状況に適した賃金体系を探るべきだと指摘。その上で「（経営側が求める）総額人件費削減のために持ち出した理屈ではないのか」と警戒する。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140929-00000134-mai-pol

安倍のような形にすると、教育もできなくなる。
高学歴を減らし、筋肉労働者を増やせばいいと考えているのでないか？
９０％の国民を奴隷化で、貧困層拡大を目指しているようだ。

これでは日本は成長できるだろうか？　疑問だ。

生産性、生産性と言っているが、政治の生産性を効率化するのが先でないのか？
生産性向上・効率アップを限りなく追求すると、世界中が不幸になる事、学習していないようだ。

安倍政治で、一体何が進んだのか？
あれだけ望んだ戦争国家、一体どうなった。
潰してやるから、推し進めてくれよ！
国会議員定数削減はどうなった？
アホのミックスで貿易赤字拡大だ！円安物価高で経済も後退している。
消費税増税で、景気悪化も避けれない。内需は落ち込みだした。

外交も成果なし。
日本は、国連常任理事国になれるわけがない！
アメリカの言いなり国家、他国から見るとアメリカの見方を増やすのみと写っているのでないか？金で買おうとばらまいている。
税金をバラマキし諸外国は歓迎だが、国の借金は増え続ける。
拉致問題は進展しない、北方領土返還は、お経みたいなものになっている。

安倍は、四面楚歌に陥っている。

安倍政権は、潰すしかない。
再度下痢でもして引っ込みなさい。