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円安批判は正しい?消費増税による景気減速への批判回避か 円安の効果を“冷静に”整理(Business Journal)
http://www.asyura2.com/14/hasan91/msg/137.html
投稿者 赤かぶ 日時 2014 年 10 月 16 日 00:44:05: igsppGRN/E9PQ
 

円安批判は正しい?消費増税による景気減速への批判回避か 円安の効果を“冷静に”整理
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20141016-00010003-bjournal-bus_all
Business Journal 10月16日(木)0時10分配信


 これまでは円高が解消されれば輸出増・GDP(国内総生産)成長になるといわれ、日本銀行と政府も円安歓迎の姿勢だった。ところが最近、急激な円安により、特に内需企業や中小企業が原材料輸入コストの急増などでダメージを受けているという指摘や、大手輸出企業も円安の恩恵をあまり受けていないという指摘が増えている。現在の為替水準をどのように評価すべきなのか。また、円安批判の背景はなんだろうか。

 まず、歴代政権の平均円ドルレートの推移をみてみよう。

・小泉政権(2001年4月26日〜06年9月26日):1ドル116円
・第一次安倍政権(〜07年9月26日):119円
・福田政権(〜08年9月24日):108円
・麻生政権(〜09年9月16日):96円
(自民党から民主党へ政権交代)
・鳩山政権(10年6月8日):91円
・菅政権(〜11年9月2日):83円
・野田政権(〜12年12月26日):79円

 そして12年12月に自民党へ政権交代して発足した第二次安倍政権では109円程度まで戻したが、平均円ドルレートは100円だ。こうしてみると、第一安倍政権の終わりの円ドルレートが115円で、福田政権以降野田政権まで一貫して円高で、野田政権では75円台までいったが、第二次安倍政権でその円高をほぼ戻したともいえる。

●円安の効果

 では、円安の効果を冷静にみてみよう。一般論として円安は輸出関連企業に有利で、輸入関連企業の不利だ。輸出関連企業は輸出が伸びなくても、海外投資収益が円安で増えるので、企業収益は上がる。もちろん効果はそこだけにとどまらず、輸出関連企業の所得増はその雇用者に、輸入関連企業の所得減は輸入品の価格上昇を経て消費者に波及する。そのメリット・デメリットを合算すれば、為替相場が対ドルで10%円安になると、日本のGDPは年0.2〜0.5%程度増加する。輸出企業は世界市場で競争しており、その裾野は広い。そうした競争的な環境にいる企業にメリットを与えたほうがマイナス面を補うからだ。

 つまり、輸出増にならなくても、海外投資収益が増える結果としてGDPは増加する。ただし、輸出が増えないと、その分の雇用創出はうまくいかない。裏を返せば、これまでの円高放置で海外投資が大きくなり、その分国内の雇用が失われてきたわけだ。

 いったん海外に出ていった企業はなかなか国内に戻らない。海外に出ていく時に円高傾向が確信されたのとは逆に、円安傾向が一定期間定着しないと国内回帰は難しいだろう。ざっくりといえば、5年間円高傾向が続いたので、5年間の円安傾向が続けばトントンになる。円安へ反転してから2年弱が経過しており、あと3年くらい必要といえる。

●リーマンショック前の水準に戻ったレベル

 現在円安が批判を受けているのは、実は消費増税で景気がよくないことも関係している。つまり、消費増税への批判をかわすために、円安へ批判の目を向けさせるというものだ。政府は「物価が上がっているのは円安のせいであり、消費増税のせいではない」と説明する。もちろん、消費税は輸入品にもかかるので、物価上昇の大きな要因は消費増税であることはいうまでもない。

 そもそも、現在の円安水準は、08年のリーマンショック前に戻ったレベルだ。リーマンショック以降、日本だけが金融緩和をせずに円高になったが、それを解消したくらいで大騒ぎするのはおかしい。経済運営により増税をする必要がなかった小泉政権の平均円ドルレートは、前述のとおり116円である。まだまだ円安が進んでも経済はよくなるはずだ。

高橋洋一/政策工房代表取締役会長、嘉悦大学教授


 

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コメント
 
01. 2014年10月16日 01:44:21 : DKhwYBOUus
景気や為替を過去と比較する愚かさ。

2014年度の世代ピークは67歳で退職者が急激に増えており、少子高齢化で代々木が廃校で増えるのは介護施設、空家は820万軒で10軒に1軒以上が空家。

これだけ国内事情が変化しているのに10年前の小泉政権時代が116円の為替だから、まだ円安ではないなんて、そこから20年遡れば240円の時代だってまかり通ることになる。


02. 2014年10月16日 07:19:12 : jXbiWWJBCA
高橋洋一の俗論を撃つ!
【第104回】 2014年10月16日 高橋洋一 [嘉悦大学教授]
成長戦略・規制緩和は
経済成長に寄与するか
 本日のコラムは、編集部からいただいたお題「成長戦略・規制緩和は経済成長に寄与するか」にしよう。

成長会計とは

 そこで、まず成長会計を紹介しよう。その上で、成長戦略・規制緩和の内容を明らかにして、成長戦略・規制緩和の位置づけをみてみよう。はじめの部分はオタクっぽい分析であるが、鬱陶しい人は飛ばしていただいても構わないが、こうした分析部分をきっちり理解しない人は、騙されやすいということを指摘しておこう。

 成長会計とは、実質GDP成長率を、その内訳に注目して成長の要因を明らかにしようとするものだ。生産に当たっての生産要素として資本と労働、それら以外の残差要素を技術(全要素生産性)と考え、コブ=ダグラス型の生産関数を仮定すると、実質GDP成長率は、次のようになる。

実質GDP成長率=資本分配率*資本伸び率+(1−資本分配率)*労働伸び率+技術進歩率

 これで、経済成長を資本、労働、技術進歩に要因分解できることとなる。

 この成長会計を使って、ここ30年程度の経済成長が何にもたらされたのかを分析してみよう。

 実際のデータを当てはめて、理論を応用するときに、注意点が必要だ。資本では、資本投入量なので、資本ストック(内閣府「資本ストック統計」)に稼働率(経産省「鉱工業指数」)を加味しておく。労働は、労働力人口(総務省「労働力調査」)に失業率(総務省「労働力調査」)と労働時間(厚労省「毎月勤労統計」)を加味して算出する。すると、上の成長会計は、

実質GDP成長率
=資本分配率*(資本ストック伸び率+稼働率変動)
+(1−資本分配率)*(労働力人口伸び率+就業変動+労働時間変動)
+技術進歩率
=資本分配率*(資本ストック伸び率+稼働率変動)+(1−資本分配率)*就業変動
+(1−資本分配率)*労働力人口伸び率
+(1−資本分配率)労働時間変動
+技術進歩率

となる。

 第一項は、資本ストック伸び率、稼働率変動、就業変動で構成されるが、これらは金融政策によって大きな影響を受ける。つまり、金融政策が設備投資のかなりの部分を決める要素になり、また景気や失業にあたえる影響が大きいからだ。また、規制緩和によっても長期的には影響を受けるだろう。そこで、この項を、「金融政策等」の要因とする。

 第二項は労働力人口、第三項は労働時間、第四項は技術進歩の要因である。

失われた20年の主要因は金融政策

 これらを使って、1981〜1990年、1991〜2000年、2001〜2012年のそれぞれの実質GDP成長率を要因分解してみたのが、図表1である。

 80年代から90年代にかけて、金融政策の要因が大きいが、これは、図表2でわかるように、90年に入り急激にマネーを絞ったからだろう。要するに、バブル後に急激な金融引き締めを行い、それを継続したのだ。その結果、マネー伸び率は世界でビリを続けている。


 労働人口は減少しているので、GDPという人口要素を入れる集計では当然その影響はある。もっとも人口要素をもたらす低下の寄与はせいぜい0.5%程度、労働時間の短縮を含めたとしてもせいぜい1%程度なので、他の要素でそれを挽回することはそれほど難しくない。

 技術進歩も、90年に入ると低迷している。ただし、技術進歩は、設備投資によって体現化される場合が多い。つまり、どんな技術があっても設備投資がなければ、絵に描いた餅になる。設備投資が低迷すると、それにともなって、体現化される技術進歩も少なくなる。と考えると、金融政策で設備投資が減少した結果とも考えられる。

 以上のとおり、考察すると、90年以降の失われた20年の主たる要因は、引き締め過ぎた金融政策であるというのが、筆者の結論である。

 ちなみに、これは、世界からみても正当化される。図表3は、ここ20年間の世界におけるマネーの伸び率と一人あたりGDPの伸び率をみたものだ。


 ここ20年間、日本は、名目GDP、実質GDP、一人当たりGDPのどれをとっても、世界の中でほぼビリの伸び率だった。先進国でビリではなく、世界の中でほぼビリだったのだ。その成長実績のために、何を言っても成長できないと言われたものだ。

 日本が世界でビリだったのは、経済成長だけではなく、マネーの伸び率もビリだった。

 一人あたりGDP伸び率とマネー伸び率は相関関係になっている。相関係数0.5という数字は決して強い相関とはいえないが、こうした関係は他にまずないから、経済成長を説明しうるものだ。もちろん、相関関係は因果関係を意味していないが、各国のデータを個別に調べると、マネー伸び率は1〜2年程度のラグで、経済成長に影響していることがわかる。

 ということは、ある意味の因果律となっていると思う。もちろん、経済成長するとマネーの需要が増えるという逆方向の因果関係もあるだろうが、マネーはすべての財・サービス交換の裏側にあり、マネーの増減は経済活動の浮沈に重要だということはいえる。ちなみに、マネーを刷って増やすことや減らすことは金融政策で簡単にできる。このように、人為的に操作できるものが原因となるのは自然な話である。

人口減少は克服できる

 マネー以外にこうした相関関係のものを探すのはかなり難しい。

 日本で人気のある「人口減少が経済成長を妨げている」という説は、世界を見る限りまったく説得力がない。図表4のグラフが示すように、人口減少でも成長している国は多いし、一人当たりGDPの成長率は人口増減率と相関はないのである。


 最近では、人口減少が再び取り上げられている。人口減少は、さしたる問題でないと筆者は思っている。なにしろ予見ができるので、その対応を考えることはできる。地方自治体では人口が少なくなるなら、広域合併して行政単位を大きくすればいい。社会保障が大変としても、入(保険料収入など)も出(年金など)も少なくなるし、予見可能な話だ。

 経済成長に対しても、一人あたりGDPでみれば問題はないし、GDPで見ても労働時間と合わせても最大限に見積もって1%程度低下させる程度の問題だ。80年代のような金融政策と技術進歩があれば、3%程度の実質経済成長することは可能だ。

 その上で、成長戦略・規制緩和をうまく組みわせればいい。それらは、適切な金融政策の上で、資本を増加させるように作用するだろう。労働分野でも規制緩和すれば、多少の労働の質の向上に寄与する可能性もある。

 ただし、筆者は、規制緩和はいいものの、成長戦略にはあまり期待していない。成長戦略については、最近『成長戦略の罠』(祥伝社)という本を書いたので、ご興味ある方は参照してほしい。

 そこで書かれていることは、アベノミクスの3番目の矢である成長戦略は、官僚=霞が関主導の産業政策≠ネので、期待できないということだ。つまり、現実にビジネス経験もない官僚が、戦略を描けるはずがないことにつきる。だから、世界中で産業政策≠ネるものは日本独自の≠ニ形容詞が付けられるのがおちだ。

 ただし、規制緩和や民営化であれば、世界中に実例があり、そこそこの打率は見込まれる。もっとも、100に3つ当たればいいくらいの話で、それも成果が出るまでに数年を要する。だからこそ、長期的な成長には重要で、下手な矢≠ナも打ち続けなければいけない。

http://diamond.jp/articles/print/60607 


03. 2014年10月16日 14:16:43 : nJF6kGWndY

別に円安批判に善悪はないが、批判したところで、全く無意味だとは言える



04. 2014年10月19日 11:30:28 : npY8PwSJ8A
アホとちゃうか? こんなでたらめを書いて投資家やら一般株主をだますのかね。無責任なやつがよくもまぁ、こんなでたらめな記事を書くものだ。素人以下だね。

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