ＮＹ株、開始直後360ドル超下げ　円一時105円台前半［日経新聞］
2014/10/16 0:06

　【ニューヨーク＝山下晃】15日の米国市場で、株安と円高・ドル安が急速に進んでいる。株式市場では取引の開始直後から売りが膨らみ、ダウ工業株30種平均の前日比下げ幅が一時360ドルを超えた。為替市場で円は対ドルで１ドル＝105円台前半に上昇し、約１カ月ぶりの高値を付けた。朝方発表の９月の小売売上高をはじめとする米経済指標が相次いで予想を下回り、米景気の先行きに不透明感が強まった。

　ダウ平均は取引時間中としては今年２月以来、約８カ月ぶりの水準となる１万6000ドル割れの場面があった。欧州市場で主な株価指数が軒並み大幅安となり、米株相場を下押しした。売り一巡後は下げ渋り、ダウ平均は100ドル安の水準まで戻す場面があった。

　投資家の間では運用リスクを避ける動きが広がり、相対的に安全とされる米国債に資金が流入した。米長期金利の指標である10年物国債の相場は上昇し、利回りは一時、約１年４カ月ぶりに節目となる２％を下回った。米経済指標の悪化に加え、日米金利差の縮小が意識されたことも円買い・ドル売りを促した。

http://www.nikkei.com/markets/kaigai/summary.aspx?g=DGXLASGM15028_15102014MM8000

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米長期金利、一時1.86％まで低下　１年５カ月ぶり低水準［日経新聞］
2014/10/15 23:19

【ＮＱＮニューヨーク＝神能淳志】15日朝方のニューヨーク債券市場で、米長期金利が一段と低下し、節目とされる２％を下回った。指標となる10年物国債の利回りは一時1.86％と前日から0.33％低下（価格は上昇）し、2013年５月16日以来およそ１年５カ月ぶりの低水準を付けた。同日発表された米指標が軒並み市場予想を下回り、米景気の先行きに対する不透明感が強まった。米株式市場でダウ工業株30種平均が一時１万6000ドルを下回るなど、投資家心理が悪化し、安全資産とされる米国債には買いの勢いが増した。

http://www.nikkei.com/markets/kawase/kinri.aspx?g=DGXLASFL15HAB_15102014000000

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