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「17年に金利3.75%」FRBの海図なき航海が生み出すもの(現代ビジネス)
http://www.asyura2.com/14/hasan91/msg/258.html
投稿者 赤かぶ 日時 2014 年 10 月 23 日 08:27:10: igsppGRN/E9PQ
 

「2017年末に政策金利3.75%」というFRB議長の予想は市場にインパクトを与えた photo Getty Images


「17年に金利3.75%」FRBの海図なき航海が生み出すもの
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/40845
2014年10月23日 真壁昭夫「通貨とファイナンスで読む世界経済」 現代ビジネス


9月17日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で示された、2017年末に政策金利水準が3.75%になるとの予想は市場に大きなインパクトを与えた。それが、市場の予想よりも利上げスタンスがタカ派である可能性が示されたからだ。

金融市場と政策当局の見解の相違は、資産価格の水準よりもその変動率に表れやすい。その影響もあり、10月に入って以降、米国の株式市場や新興国市場のボラティリティーは急上昇した。

リーマンショック後、FRBはQE等の政策を積極的に運営してきた。それが米国内外の景況感の改善を支えたことは事実だが、今後の政策運営が一段と難しくなったことは間違いないだろう。世界中の投資家が、FRBの政策に鋭い目を向けている。

■難しい超緩和的な金融政策の出口

FRBの金融緩和策は、これは資産価格の上昇も支えてきた。そして、足許、失業率の低下など景気回復の動きが広まってきた中、フォワードガイダンスなどの非伝統的政策を駆使した対応は、今まさに出口戦略のむつかしさに直面している。

FRBは今後の金融政策について、QE終了後、相当な期間、現在の低金利を維持するとのスタンスを示している。問題は、FRBが既に示している金融緩和策維持期間である“相当な期間”がどの程度を想定しているのかという問題だ。

2017年末に3.75%との予想が示された以上、投資家を疑心暗鬼に駆られていることだろう。中央銀行と市場とのコミュニケーションの難しさがある。FRBの意思に従って、金融市場が自然と緩やかな調整を始めるというほど、資本市場は理論通りに動かないからだ。

■見通しの難しい政策運営=海図なき航海

金融市場の振れ幅の大きさ=ボラティリティーの上昇を受けて、一部の連銀総裁からはQEの終了を延長すべきといった考えも示され始めた。ただ、これは本質的な解決策ではないだろう。景気が回復すれば、利上げは不可避である。

一方、投資家心理に潜む、心理的な要因は無視できない要因だ。出口戦略の成否は、如何に投資家心理を誘導するかにかかっている。FRBが拙速に動くと金融市場は混乱する。かといって、対応を先送りすれば不均衡が広がる。

今まで、今回のFRBほどの緩和策からの政策の正常化は取り組んだことはない。かじ取りを誤れば、より高い波に出くわすかもしれない。ただし、出口戦略が上手くいかか否かに拘わらず、金融市場のボラティリティーは上昇することだろう。

 

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コメント
 
01. 2014年10月23日 08:40:09 : nJF6kGWndY

国が衰退(既得権構造定着、人口構造劣化、潜在成長率低下・・)する時、期待するほど金融財政政策が効果を発揮せず、低迷するのは

日本に限らないが、まだ遥かにマシだな


02. 2014年10月23日 12:37:44 : nJF6kGWndY

まさに未曾有の事態というやつだなw

http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NDUVLR6K50Y101.html
【クレジット市場】マイナス金利のドミノに現実味、黒田緩和の堅持で

  10月23日(ブルームバーグ):国庫短期証券(TB)市場で起きたマイナス金利の影響は、2年物国債利回りをほぼゼロ%に低下させるという事態にまで波及した。日本銀行の黒田東彦総裁による巨額の国債購入を背景に、市場関係者からは、償還まで1年超の国債でもマイナス金利が生じるのは時間の問題との指摘が出ている。

長期金利の指標となる新発10年物国債利回り は先週、0.465%と1年半ぶりの水準に低下した。2013年度の長期金利を0.5%台まで低下すると予想し、的中させた東海東京証券の佐野一彦チーフ債券ストラテジストは昨年9月以降、同金利が0.25%まで下がるとの予測を変えていない。

TBの利回りは日銀の継続的な巨額の国債買い入れに加え、欧州中央銀行(ECB)による前例のない金融緩和を受けた海外からの資金流入を背景に低下。先月5日に3カ月物、9日には6カ月物がそれぞれ、流通市場では少なくともブルームバーグ・データでさかのぼれる09年以降で初めて、マイナス圏に突入した。21日は3カ月物がマイナス0.10%と最低を更新。6カ月物も17日に付けた過去最低のマイナス0.05%と同水準で取引された。

スピロ・ソブリン・ストラテジーのマネジングディレクター、ニコラス・スピロ氏(ロンドン在勤)は、日銀が償還まで1年超の国債を買い入れるオペでもマイナス金利が発生するのは「時間の問題に過ぎない」、と電子メールで指摘。日本の金利を押し下げる材料が国内外から相次いでいると言い、市場取引量が枯渇する「流動性の死」がその最たるものだと述べた。

前例なき金融緩和

日銀の短期国債買い入れオペでは17日、金融機関からの応札が募集額に届かない「札割れ」が昨年3月の黒田総裁の就任後初めて生じた。2年国債利回りは同日、0.005%と過去最低を記録。スピロ・ソブリン・ストラテジーは、日銀は2年債までマイナス金利に陥っても前例なき金融緩和を貫くと読む。

東海東京証券の佐野氏は、2年債利回りの低下は日銀による「無理な政策」が招いた結果だと指摘。国債購入を続ければ、金利は「フリーフォール」するとみている。国債の期間の短い金利から順に並べた利回り曲線が手前から押しつぶされれば、日銀は「より長いものを買わなくてはならなくなる」と語った。

日銀は昨年4月、マネタリーベース を年間60兆−70兆円積み増す「量的・質的金融緩和」を導入。うち約50兆円は長期国債の買い入れで賄うが、残りの10兆−20兆円は償還まで1年以下の短国買い入れと貸出支援基金のオペなどで積み上げる必要がある。

マネタリーベースは9月末に前年比36%増の253兆円。日銀による前例のない金融緩和で昨年3月末の146兆円から、今年末には270兆円程度に増える予定だ。ブルームバーグの予想調査(中央値)によると、エコノミストらは来年末に347兆円、16年末には400兆円まで膨らむと見込んでいる。日銀による長期国債の保有残高は9月末に180兆円と1年間で43%、TBは17%増えて49兆円となった。

記事に関する記者への問い合わせ先:東京 野沢茂樹 snozawa1@bloomberg.net;東京 石川茉莉子 mishikawa9@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先:Garfield Reynolds greynolds1@bloomberg.net崎浜秀磨, 山中英典
更新日時: 2014/10/23 10:27 JST


03. ピッコ 2014年10月23日 14:48:07 : ldyqn.PAmBFfI : 5xDKCFp3tk
>02.  まさに未曾有の事態というやつだなw

nJF6kGWndYは、ひとりでそこで笑っていなさい。


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