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何故このタイミングで日銀の追加緩和なのか  久保田 博幸
http://www.asyura2.com/14/hasan91/msg/428.html
投稿者 赤かぶ 日時 2014 年 11 月 01 日 09:36:05: igsppGRN/E9PQ
 

何故このタイミングで日銀の追加緩和なのか
http://bylines.news.yahoo.co.jp/kubotahiroyuki/20141101-00040426/
2014年11月1日 9時17分 久保田 博幸 | 金融アナリスト


10月31日に日銀は本日の金融政策決定会合で追加緩和を決定した。市場では事前に一部で追加緩和観測は出ていた。これは短期金融市場でのマイナス金利の発生により、国債の買入れ額の調整や、買い入れる期間の延長が必要とみられていたためである。これは技術的なことであり、もしこれを行ってしまうと追加緩和と捉えられ、中途半端な緩和のような格好となることを避けることで今回の追加緩和はないと私は見ていた、

ところが日銀はかなり無理をして、二度目のバズーカを撃ってきた。無理をしてというは反対票が4票も入ったことでわかるかと思う。黒田総裁は何としてもこのタイミングで追加緩和を実行したかったと思われる。

今回決定されたのは、マネタリーベースが年間80兆円(10〜20兆円追加)に相当するペースで増加するように金融調節を行う(賛成5反対4)。そのため、資産買入れを拡大し、長期国債買入れの平均残存年数を長期化する(賛成5反対4)。長期国債については保有残高が年間80兆円(約30兆円追加)に相当するベースで増加するよう買入れを行う。買入れの平均残存期間を7〜10年程度に延長する(最大3年程度延長)。ETFとREITの保有残高は、それぞれ買い入れペースを年間約3兆円と年間約900億円とそれぞれこれまでの3倍に増やす。反対したのは森本、石田、佐藤、木内の4委員。

なぜ、このタイミングで日銀はサプライズともいえる追加緩和を実施してきたのか。そのひとつの要因として、公表文にあったように「短期的とはいえ、現在の物価下押し圧力が残存する場合、これまで着実に進んできたデフレマインドの転換が遅延するリスクがある」ためと思われる。

今回公表された展望レポートでは、消費者物価の見通しについて、消費増税の影響を除いたベースで今年度は1.2%、来年度は1.7%と、前回の見通しからそれぞれ0.1%0.2%下方修正している。今後のコアCPIは1.0%近辺での推移が予想されることで、日銀の物価目標達成は困難という見方が広がる恐れがあった。

31日の朝には9月の全国消費者物価指数(除く生鮮食料品、コアCPI)が発表され、前年同月比プラス3.0%となった。日銀が試算する消費増税による影響分の2.0%を差し引くと1.0%となる。電気代、ガソリンなどの上昇幅が縮小し、エネルギーにより総合の上昇幅が縮小した影響が大きい。

全国CPIの先行指標となる10月の東京都区部のコアCPIは前年比プラス2.5%と前月の2.6%からさらに縮小している。電気代や都市ガス代などの上昇幅が縮小したことや、生鮮食品を除く食料や外国パック旅行の上昇幅が縮小したことなどが影響した。

これに加えて展望レポートでの物価見通しの下方修正もあり、日銀の量的・質的緩和の効果について疑問符が打たれかねない。これを見越して追加緩和を行なってきたとの見方もできよう。

しかし、それよりも意識されていたのは政府への支援策ではなかったかと思われる。GPIFの運用比率の変更の正式アナウンスが31日の夕方に出ていたが、これにタイミングを合わせることで株価を押し上げることができる。日銀はETFとREITの買入れ増額も発表していた。

GPIFはある程度国債の残高は落としているとはいえ、今回の運用比率の変更による国債市場への影響も気になるところだが、その分は日銀がしっかり買い入れる格好のようにも映る。

さらに29日のFOMCではFRBはテーパリングを終了させた。「相当な期間」との表現は残ったが、それは利上げ時期を先送りさせるものとは思えず、市場もFRBのゼロ金利解除を視野に入れつつある。そのタイミングで日銀が追加緩和を実施すれば、FRBと日銀の金融政策の方向性がより顕著となり、それはつまり円安ドル高を加速させる要因となる。元財務官の黒田総裁だけに、この円安を促す影響も考慮に入れていた可能性がある。

結果として、消えつつあったアベノミクスよもう一度、のような効果、つまり円安株高が意識されての今回の追加緩和だと考えられる。消費増税に向けての下地作りとの見方もあり、確かにそういう効果も意識されたかもしれないが、消費増税を意識するのであれば、今回のタイミングはあまりに早すぎる。むしろ追加の経済政策等とセットにした方が良いはずである。

今回の追加緩和での効果は以上のようなことが想定されるが、問題は副作用となる。国債を、さらに長いものを主体に買い増すようだが、これで短期債だけでなく長期債や超長期債の品薄感がさらに強まりかねない。マネタイゼーションとの見方が強まることも予想される。その意味でも消費増税は黒田総裁にとっては必要不可欠となるのかもしれないが、果たして債券市場はこのままおとなしくしているのか。日本国債の潜在リスクがさらに高まっていくであろうことは確かであろう。


 

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コメント
 
01. 2014年11月01日 10:16:40 : qLRSUzkFBw
私は世田谷在住で不動産関係に従事ていますが、今年の春先から、不動産売買が激減しています。

その多くの売り物は業者売主物件で既に半年以上売れない物件も少なくありません。建売業者は建ててしまった物件は相当の価格変更し、その上値引き売りしてますから、採算など合いません、、、先ずは在庫処分なんでしょうね、、、
仕入れてしまった土地は建築条件なしの土地売りで販売してますが、これも容易く処分できない状況です。

上場している業者は資金手当ては楽でしょうが、財力のない中小業者は青色吐息ですよ、、、
金融緩和で借入金利はたいしたことないでしょうが、在庫処分が進まずず運営資金が底をつくと、、、辛いね〜

余談ですが、別荘、リゾートマンションは悲惨な状況です。
ヤフー不動産で、スキー場に隣接するリゾートマンションとか、関東では高級別荘地として有名な、箱根、伊豆高原、軽井沢、蓼科方面を検索すると、、、数十万円から数百万円で買えますよ、、、むろん数千万円から億の値がついている物件もありますが、値決めは所有者の希望値です。ローンを組んでいたらアウトでしょうね、、、
ついでに、リゾートマンションの場合、管理費滞納も少なくなく、管理体制に支障をきたしているマンションも多いようです。
もし、リゾートマンションを購入されるのであれば、当該マンションの資産内容を確認すべきです。

何せ日本津々浦々820万戸もの住宅が余っています。
不動産は不動の物、利用価値が高いものを確保すべきでしょうね、、、


02. 2014年11月01日 12:45:54 : P9q97iAkjM
世田谷の住宅が売れないのは景気だけでなく、放射能の影響が強いのかも知れません。
知っている人は知っている放射能汚染ですから、早く逃げるが勝ちってとこでしょうね。

03. 2014年11月02日 07:32:41 : IPLzsBgHC6
何故このタイミング、、、、衆目を誤魔化せる2ヶ月の間に、解散総選挙?

40kBq/m2にある物件は、買ったときから(東電)事故物件ですから気をつけましょう。

http://viploader.net/ippan/read.cgi/vlippan334877.jpg/l50
http://viploader.net/ippan/16.html?1414861252


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