★阿修羅♪ > 経世済民91 > 902.html
 ★阿修羅♪  
▲コメTop ▼コメBtm 次へ 前へ
香港デモで露呈した中国の“本性” 失墜したアジアの国際金融都市、香港集中から分散へ(Business Journal)
http://www.asyura2.com/14/hasan91/msg/902.html
投稿者 赤かぶ 日時 2014 年 12 月 03 日 10:14:20: igsppGRN/E9PQ
 

香港デモで露呈した中国の“本性” 失墜したアジアの国際金融都市、香港集中から分散へ
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20141203-00010005-bjournal-bus_all
Business Journal 12月3日(水)6時0分配信


 香港で2017年に実施される次期行政長官の選挙制度が民主的でないとして始まったデモで、民主派デモ隊の学生リーダーらが1日、ハンガーストライキを開始。前日にデモ隊と当局は激しく衝突しており、緊張が高まっている。

 その一方で、11月末現在で200名近くの逮捕者を出し、香港大学が実施したデモに関する一般人への調査では約8割が「占拠をやめるべきだ」と回答しており、道路占拠やデモへの参加者は急激に減っている。当局による強制排除が実施されデモは収束に向かうとの見方も強い。

 今回のデモは、次期香港行政長官選挙への立候補について以下の新しい制限が設けられたことに端を発した。

「候補者は1200人の指名委員会で過半数の支持を得た者から2〜3名に絞る」
「指名委員会は政界、工商・金融界、専門業界、労働・宗教界の4大分野から選出する」

 つまり、反中国政府的な人物は事実上立候補できない。立候補者は事実上政府が選ぶということだ。この発表を受け、民主的な選挙に変更するよう訴える若者や市民が蜂起し、民主化デモが政治・経済の中心である金鐘(アドミラルティ)や商業地区の銅鑼湾(コーズウェイベイ)、九龍半島中部の繁華街・旺角(モンコック)を埋め尽くした。

 一連の経過より、筆者は「いよいよ中国が香港統括について本性をむき出しにしてきた」とみている。筆者は1970年代から香港に関する著書や論文を発表し、日本華僑華人学会が創立されたときは発起人として名を連ね数年間役員も務めてきた。1992年から4年間は香港上場企業の日本法人で社長を務め、渡港歴は数十回に及ぶ。

 香港が英国から中国に返還された97年、返還式典で初代行政長官の董建華(トン・クンファー)氏と接触したが、当時中国は公式見解として「少なくとも50年間は1国2制度として、香港の現行のやり方を許容維持する」としていた。これが説得力を持って世界に受け止められたのは、中国が香港の次に併合を狙っている台湾に対して不安感を与えないためだとされていた。

 しかし筆者は当時、現地の空気から「そんなことはないだろう」と感じていた。1国2制度という「衣」の下には、拡大主義の中華思想という「鎧」が見えていたのだ。

●アジアの国際ビジネス・センター、分散の時代へ

 路上占拠の強制排除が行われれば、「東洋の真珠」が失う輝きは大きい。香港が享受し国際資本を引きつけてきた自由経済・自由統治が実は「蟷螂の斧」のように危ういモノ、少なくとも中国の思惑三寸によるものだということが世界中に示されてしまった。

 これにより、アジアにおける国際金融センターとしての位置付けは低下し、グローバル企業が置くアジア・パシフィック本社の拠点立地としての競争力は一段と低下していく。欧米、日本などの大企業は、すでにアジア本部をシンガポールや上海などに置くところが多くなってきている。

 今後はアジアのどの都市が、香港に代わって国際ビジネス・センターの役目を果たすようになっていくか。その答は「集中」ではなく「分散」だと考えられる。具体的にはシンガポール、上海に加え、イスラム商圏の中心となるマレーシアのクアラルンプール、2億5000万人の消費者を擁するインドネシアのジャカルタ、東南アジアの経済発展国タイのバンコクなどが、それぞれビジネスの中心地となっていく。こうした「分散」は、アジアの発展にとって「一極集中」よりも望ましいことといえよう。

山田修/経営コンサルタント、MBA経営代表取締役


 

  拍手はせず、拍手一覧を見る

コメント
 
01. 2014年12月03日 10:46:46 : YylixLkL5Y
デモや集会を敵視し弾圧するのは日本も同じ。道路を「占拠」などしたらただちに逮捕。日本は公園の使用許可すら実質出さない。

大学の寮にまで大量の機動隊が踏み込む。


02. 2014年12月03日 12:29:23 : nJF6kGWndY

昔の反安保・安田講堂と同じで、大衆の支持が得られない運動は潰れることになる

体制が似非資本主義か似非共産主義かは無関係な話


03. 2014年12月03日 13:30:24 : PV9mgxFbAL
中国から離れる国や勢力は、多い、すなわち中国の春は、終わった。
ベトナム、フィリピンなどのASEAN諸国。
台湾の親中勢力である馬総統一派たち、 香港のメシの種である外資系企業群。

そして親中のオバマ民主党は、選挙で大敗北。米国国民も、中国より日本が大事だという意見が、多数に占め今までとは、逆転した。

中国から撤退する外資系企業群。中国バブル崩壊中〜
日本の反撃が、安倍政権によって行われた。


04. 2014年12月03日 13:47:25 : LBtbDXFoS6
香港「オキュパイ・セントラル」、別名「雨傘革命」を考える
http://tacktaka.blog.fc2.com/blog-entry-200.html

こちらは退官された国立大学の某英語教授のブログである。チョムスキーなどの翻訳者で、そういう点では「左翼な人」のようだが、しかし、香港デモはこのように見ておられる。特に、香港はイギリスから返還された時に「ヒモ付き」であったこと(1997年にイギリスとの間で合意された「香港基本法」は50年は変更できない)それは、それまでの支配層である英国白人層の利益を損なわないためのものであったことを、ナオミ・クラインの『ショックドクトリン』で描かれた南アフリカの例をあげて言われているが、これが他の論者が言わない点である。もしそれが真実ならば、香港住民の「不満の原因」とされるものをすべて現在の中国政府に求めるのは不当だろう。

(以下、上記ブログより中途引用 本文にはあまり改行がなくて少々読みにくいと思われたので引用者が勝手に入れた)

一般の報道でもレイバーネットTVでも、彼らの要求は「普通選挙の完全実施」であり、これを拒否するいかなる妥協案も認めないと言っているようにみえます。しかし1997年にイギリスとの間で合意された「香港基本法」は50年は変更できないとされています。そのなかでこのたび中国政府から出された香港特別区行政長官の選挙案は、間接選挙ながら「一人一票制」が認められた史上初めての選挙になるようです。

 これは健全な民主主義を求めるために確かな一歩になり得るものでしょう。たしかに「上から出された数人の候補者以外の投票を認めない」というのは民主主義の原則に反するものです。ですから「香港基本法」の枠内で、さらに前進した選挙案をお互いに妥協しあってつくりあげることが、今後さらに求められていると言えます。

--------------------------------------------------------------------------------
 しかし、普通選挙が完全実施されれば香港民衆に幸せが訪れるのでしょうか。
 それは南アフリカ共和国を見れば分かります。かつての南アは「アパルトヘイト」で知られる有名な黒人差別の国でした。しかし差別反対闘争の闘士ネルソン・マンデラが牢獄から釈放され、1994年4月に、同国史上初の全人種参加の総選挙が実施されました。そしてアフリカ民族会議 (ANC) の議長マンデラ氏が大統領に就任しました。

 では、この選挙の結果、黒人の生活は豊かになったでしょうか。むしろ「アパルトヘイト」の時代よりも悪くなっているのです。それはマンデラ氏が牢獄から釈放されるとき政治の権力(普通選挙権)は黒人に渡すが、白人のもつ財産および経済・金融の権力には手をつけないという約束がなされていたからです。(ナオミ・クライン『ショック・ドクトリン』岩波書店)
 ですから、たとえ香港で普通選挙が実現したとしても、そのことで香港民衆がいま抱えている生活苦(5人に1人が貧困ライン以下)が解消される見込みはまずありません。香港を中国に移管するにあたって1984年に英国と中国との間で結ばれた契約は2047年まで有効ですが、そのなかで中国政府は白人がもっていた経済的特権には手をつけないという約束を結ばされたからです。

 ですから、2010年に導入された最低賃金制度(時間給HK$28=US$3.60)も、香港を支配している財界・金融界は容易にこれを変更しないでしょう。また住宅価格は世界で一番高く、17万人が「ワーキング・プア」の生活を強いられ、「犬小屋」のような住まいで寝起きしています。摩天楼の裏で、貧富の格差が最も極端に進行しているのが香港なのです。
 香港住民の全てが必ずしも学生たちの要求を支持していないことは、このような裏事情があるからだと思います。実際、学生たちの運動を最も支持しているのは年収100,000ドル以上の富裕層であり、他方、年収10,000ドル以下の大半は「雨傘革命」を支持していませんし、年齢層での支持格差もはっきりしています。
Hong Kong Protests: Why Imperialists Support 'Democracy' Movement

 だとすれば、香港の「オキュパイ・セントラル」の目標は、ニューヨークの「オキュパイ・ウォールストリート」と同じように、住民の経済的生活要求を最優先にすべきだと思うのです。「普通選挙の完全実施」を求め、それ以外のいかなる妥協案も認めないという姿勢では、「落としどころ」がありませんから、この闘いは香港民衆にとっても中国政府にとっても長期的泥沼に陥る危険性があります。

(引用終わり)


05. 2014年12月03日 15:54:34 : 0kccKjdBhw
この盆暗、東京やて言えへん。わかったようなことは言えても所詮喪家の狗や。
分散して何が悪いねん。あれだけでかくなったらあたりまえや。
東京に集中しすぎて自家中毒起こした日本の教訓やW。

06. 2014年12月03日 17:42:23 : Og0E4VCv72
>>03

安倍くんがどうかしたのか。夢でも見ているのか、夢精でもしたか。朝、目が覚めたらふとんに地図でも書いていないか。


07. 2014年12月03日 22:36:15 : ytIWoEzSFI
中華民国台湾では11月29日(土)に統一地方選挙が行なわれましたが、結果は国民党の惨敗と民進党の躍進でした。国民党は中共と宥和政策を取っており、サービス貿易協定を推進していますが、国民が拒否したのです。

国民党の馬英九総統の受けたショックは大きく、国民党主席を辞任する意向を示しています。それにしても、国共内戦に敗れて台湾に逃れ、最後まで中共を倒して大陸に戻ると言っていた蒋介石・中正先生の意向に反してまで、中共と宥和政策を取っていたのだから、みんな怒るの当然ですよ。

今回の選挙で、改めて中共を拒否する中華民国国民の姿勢が示されました。大陸には自由がない。人権がない。その証拠に、普通選挙すら行なわれていない事実。このまま中共との宥和政策が進めば、中国大陸と同じになってしまう。それを断固として拒否した中華民国国民にエールを送ります。


08. 2014年12月04日 00:17:35 : jMClRB0Nlk

香港の騒乱のタイミングが、台湾選挙の直前におこなわれたこと。
黒幕は誰なのでしょう。
中国は手ごわいです。

  拍手はせず、拍手一覧を見る

フォローアップ:

この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。) ★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
  削除対象コメントを見つけたら「管理人に報告する?」をクリックお願いします。24時間程度で確認し違反が確認できたものは全て削除します。 最新投稿・コメント全文リスト

▲上へ      ★阿修羅♪ > 経世済民91掲示板 次へ  前へ

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/ since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。
 
▲上へ       
★阿修羅♪  
経世済民91掲示板  
次へ