(回答先: 安倍さん見て見ぬふり「実質賃金下落」「正社員カースト制度」〜2014人事関連重大NEWS（前）　（プレジデント） 投稿者 赤かぶ 日時 2014 年 12 月 05 日 10:10:05)

【引用】
「02. 2014年12月05日 10:46:43 : PV9mgxFbAL

消費税を８％に上げなかったら、実質賃金は、上がってた。すなわちアベノミクス自体は、成功している。」

【コメント】
　算術的には、「消費税を８％に上げなかったら、実質賃金は、上がってた」ということになります。
　しかし、消費税を８％に上げるという前提がなければ、日本経団連加盟企業を中心とした大企業が２％前後の賃上げに応じることはなかったことを考えるとそうは言えなくなります。

　端的に言えば、グローバル企業は、消費税税率の引き上げで増える消費税還付金の一部を賃上げの原資に回しただけなのです。
　円安で利益が増大しているのですから、消費税還付金増加分は全額賃上げに回すだけの度量が欲しかったですね。

　安倍政権が１７年４月に消費税を“確実に”行うと公言している理由の一つは、１５年４月・１６年４月の賃上げを“確実に”行って欲しいからです。

　大企業に賃上げを迫る政労使会議もアベノミクスの一環だと考えれば、大企業を中心とした１４年春の賃金アップはアベノミクスの成果だとは言えます。

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