中国「成長を調節」、７％前後軸に　15年経済政策方針［日経新聞］
2014/12/11 22:38

　【北京＝大越匡洋】中国の習近平指導部は11日、翌年の経済運営の方針を決める「中央経済工作会議」を終え、「高速成長から中高速成長への転換」を宣言した。今年まで「7.5％前後」とした経済成長率の目標を３年ぶりに引き下げる方針を固めた。2015年３月の全国人民代表大会（国会に相当）で公表する新たな目標は、「７％前後」が軸となる見通しだ。

　会議では「成長速度を調節しつつ、勢いを保つ」とし、目標引き下げに間接的に言及した。国営新華社は11日、「成長目標を下げる点では、各分野の専門家に異議はない」との解説を配信した。

　成長目標を下げるのは、環境破壊や金融リスクなどの副作用を生みやすい高い成長を無理に求めず、経済を安定軌道に軟着陸させる狙いがある。中国は12年から３年連続で7.5％を目標としたが、今年は景気の減速が続き、１〜９月の成長率は前年同期比7.4％と、目標に届いていない。

　15年も「積極的な財政政策と穏健な金融政策」という従来路線を続ける。小刻みな政策調整で景気を下支えしつつ、構造改革を通じて経済の質と効率の向上をめざす。

http://www.nikkei.com/article/DGXLASGM11H6X_R11C14A2MM8000/?dg=1

コメント
01. 2014年12月12日 05:13:57 : EAkIk2fULU すでに世界第一位の経済力なわけだから、７％ってとんでもなくでかい 数字だと思うよ。率じゃなくて金額に直せばいい。 無理に成長を抑える必要もないけど２〜３％の伸びでも充分だと思う。 もっと脇を固めるような成長のしかたがいいかもな。

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