金投資　ドル建て価格上昇も日本人は世界的に最も有利な立場
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150102-00000009-pseven-bus_all
NEWS ポストセブン 1月2日(金)7時6分配信

　円安やインフレの加速が日本経済に迫っている。そんな時に考えたいのが金投資だ。どのような投資戦略で臨むべきか、経済アナリストの豊島逸郎氏が解説する。

　＊　＊　＊
　長期で見ればドル建て金価格の上昇が望めるなか、世界的に見て最も有利な立場にあるのが、日本の投資家といえる。最大の要因は為替だ。

　為替の動向は基本的に金利差や通貨供給量の差によって決まる。ドルのばらまきをやめ、利上げまで視野に入れる米国に対し、日本はこれからさらに円をばらまこうとしている。当面はドル高円安傾向が続くのは間違いない。そうなると、ドル建て金価格が下がったとしても、より円安に振れることで円建て金価格は上昇する。つまり、円建て金価格は下げにくく、上げやすい環境にあるのだ。

　加えていえば、政府・日銀はインフレ率2％を必達目標としており、なんとしてもインフレに持って行こうとしている。

　この「円安」と「インフレ」という2つのリスクは、恩恵を受ける人とそうでない人の格差を顕在化させようとしている。ただでさえ消費増税の痛みがあるなかでは、そのようなリスクをヘッジする手段を備えておくことが自らの資産を減らさないことにつながる。

　幸いにも、円建て金価格はドル建て金価格の下落が円安のピッチを上回っているため、依然、安値圏にある。しかも、2015年のドル建て金価格は大きな上昇までは見込めない一方、下値も限定的といえる。

　そうであるならば、今後の長期上昇局面を見越して、安値圏にあるいまのうちに資金の一部を金に振り向けておくことが「円安ヘッジ」「インフレヘッジ」という2つの意味で得策といえるのではないだろうか。

　慌てる必要はない。国内外ともに先行きが不透明なうちは、コツコツと「純金積立」をするか、金のETF（上場投資信託）を少しずつ買っておけばいいだろう。さらにドル建てで1100ドル台に低迷したり、円建てで4000円に近づいたりするほど下がろうものなら、「安値で仕込むチャンス」と見て買い増すという手もある。

　国際金価格が2000ドルになった時に、1ドル＝120円であれば、単純計算で円建て金価格は7000円を突破する。万が一、アベノミクスが大きなリスクにつながった場合、さらなる円売りを招くだろうが、そうなれば円建て金価格はさらに上昇しているはずだ。自らの資産を守るためには、ここはじっくり構えて臨みたい。

※マネーポスト2015年新春号

コメント
01. 2015年1月02日 09:48:52 : GFVdcPriAs 資源価格は暴落している。 原油、鉄、、、、、 金価格が２０００ドルだなんて、、、 信じるなら、ド-ゾ。
02. 2015年1月02日 19:03:18 : xhHdJDDSAo 01「資源価格は暴落している。原油、鉄。金価格が２０００ドルだなんて、信じるならド-ゾ」 　仰るとおり、原油他商品・レアメタル其他全て下落で、底値圏だね。こんときやあ、逆張りなんか勇気いるし、ショートかけたくなる。市況も金融恐慌に入りつつあるようだ。この恐慌の本質は、2面から見るべきか。通貨の過剰発行による紙屑化と、紙屑化をカモフラージュし偽装ドル価値維持のための先物市場つかった商品売りかな。いずれにしても、2015年は荒れそうだな。そんときやあ、金は商品であると共に通貨でもあるという、2面性が出番迎えるか。デフレ深刻で、信用不安・通貨不安で、商品暴落の時、それゆえに最後の通貨としての金が注目されるか。そんときに備えて、プーサン熊や習ウェンさんは、既に着々と布石打ってるが。どうも、西に沈む太陽の国の米英イ金融資本より、東から朱々と曙光とともに昇る中印露側に分がありそうだ。糸の切れた凧にアンカー付けるべく、誰もが金に殺到するとき、そんときゃあ金2000ドルも、考えられねえこともねえ。米英側は、そいつは認められねえと、バタバタ飛行機落としたり、嫌がらせ強めるだろうが。
03. 2015年1月02日 23:38:02 : 5IfA1fveDg キンを買わせて株を崩す。
04. 2015年1月03日 18:07:27 : RQpv2rjbfs ＥＴＦが嫌い、どうも証券会社に上手いことやられてるような気がして買う気にならない。 金をやるなら現物だろうと個人的には思っている、今は思いっきり高値掴みと思う（個人の感想です）。
05. 2015年1月04日 13:25:25 : 0NN9DnrJE2 プーチンはガスと原油代金をすべて金の現物にしている 　現在ロシアは世界一の金購入国だ 　　つまり彼は　原油価格と金相場の下落を　欧米による人為的な 　　　　価格押し下げ策動とみているわけだ
06. ｓｓ１５ 2015年1月05日 11:11:31 : eZpmJgXXj3VaU : DN1b7MeUQw 金市場が絶対と思っていること自体が 時代遅れ。 日本ではロンドン市場で暴落しても実際 は円安が突然発生し高値維持。 何かの誘導かと思った。 金の投資のようなペーパーゴールドは 世界の現物流通量をはるかに超えている。 きちんとお客様の資産は管理しています と言われてもどうだか？ 早いとこ売り逃げておかないと痛い目 に遭う。 日本では銀の投資はポピュラーでは ないが流通量と使用量を考えれば銀の ほうが希少のような気がする。 少し銀の現物に移すか検討。
07. 2015年1月05日 17:06:47 : 3Q8jV3C1Zo 　Goldに比較してSilverは値動きが激しいからリスクは高いけど、それだけリターンも期待できる　ということ。 　中国金協会の副総裁書記が、『中国政府は金準備を５，０００トンまで増やすべき』と表明したのは有名だよね。当時中国は密かに金準備を増やし続けて、いきなり『１，０５４トンになった』と発表した。その中国は今日まで一貫して金準備を増やし続けている。本音では１０，０００トンまで増やしたいのだろう。ロシアも原油やLNGで獲得した米ドルをシコシコとGold現物に換えてるよ。 　それでも欧米主要国の、外貨準備に占める金準備の比率には遠く及ばない。 ・米＝７５％ ・独＝６２．５％ ・仏＝５０．２％ ・伊＝５０．２％ ・スイス＝４０．８％ ・中＝１．５５％（ただし５０００トンなら７．３５％） ・露＝５％（？） 　だから中露が米ドルの息の根を止めてやろう　と必死になって金準備に邁進するのは理解できる。 　余談だが、米国はGold現物を失った　という噂が絶えない。GoldWarsで完膚なきまでに敗北した米国には、タングステンの偽金塊しか残っていない　という話だ。 　何が真実なのか・・・　それは一つしかない。 　Gold現物は究極のリアルマネーだ　ということ。　まあ近いうちに人類はこの意味を思い知ることになるだろうね。

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