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竹本容器・竹本社長「金型投資で当社ほどのリスクを自ら負う容器メーカーはない」(会社四季報オンライン)
http://www.asyura2.com/14/hasan92/msg/671.html
投稿者 赤かぶ 日時 2015 年 1 月 05 日 21:44:05: igsppGRN/E9PQ
 

竹本容器・竹本社長「金型投資で当社ほどのリスクを自ら負う容器メーカーはない」
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150105-00010000-shikiho-biz
会社四季報オンライン 1月5日(月)20時20分配信


【編集部】
 竹本容器は1953年設立。当時はガラス容器の需要が旺盛で、ガラス容器の販売会社として始動した。63年にプラスチック容器の販売を開始、86年には生産にも乗り出した。13年12月期の販売先数は日本だけでなく、中国、米国など海外も含めて4716社。「化粧・美容」向けが売上高全体の約57%を占める。化学メーカーの日油などが主要顧客。容器は同社経由で無印良品に供給されているという。強みは自社で設計した容器の金型を多く保有すること。14年9月末時点では2657型に達する。

 会社説明資料によると、10年度の化粧品・トイレタリー容器の市場規模は1558億円 (出所は「プラスチックパッケージ成形加工メーカー年鑑2010年版」)。業界最大手のA社のシェアは36.4%で、2位のB社は9.0%。第3位が竹本 容器でシェアは推定4.2%だ。A、B両社はいずれもカスタマイズ注文を軸としたビジネス。竹本容器が中心に据える自社保有の金型をベースにした「スタンダードボトル」の市場規模は「300億円ないし500億円程度ではないか」(竹本社長)。

 現在は茨城・結城、大阪など全国7カ所に自社工場を展開。海外では中国2カ所に生産拠点を構える。同国では1996年、上海に最初の拠点を立ち上げた。2657の金型のうち、日本で開発したのは1968(約74%)で中国は689にとどまる。

 前14年12月期売上高は前期比約8%増の108億円、営業利益は同11%増の8.4億 円程度となったもよう。海外市場での容器販売はやや低調だが、国内が底堅く推移し下支えした。前期計上した営業外の為替差益を見込まず、日本と中国の売上比率変化に伴って税負担も増えるため、最終利益は同12%減の5.2億円前後になったとみられる。配当性向は当面、20%がメド。今後の売上高目標として500億円を掲げている。

■「IPO会社の社長に聞きた〜い!」

 「IPO会社の社長に聞きた〜い!」。インタビューならびに取材後記の執筆を担当する角田佐哉香です。

 新年最初の登場は2014年12月17日に東証2部へ上場した竹本容器 <4248> の竹本笑子社長です。
 
 同社は60年以上前に産声を上げたプラスチック容器メーカーです。化粧品、トイレタリーなど販売先は4700社あまりを数えます。竹本笑子社長は 同社の三代目経営者。29歳の若さでトップに就任以来、10年にわたってカジ取りをしてきました。今回は東京・浅草にほど近い本社におじゃましました。

 株価は上場当日に公開価格900円を2%上回る918円で初値がつきました。同日には940円まで上昇する場面もありましたが、買い一巡後は安値 851円まで下落。翌日以降は方向感の定まらない展開となり、850〜890円台でモミ合っています。14年大納会の終値は887円でした。

 新規株式公開(IPO)に踏み切るまでのここ数年、業績は足踏みぎみ。将来に向けていったい、どのような成長シナリオを描いているのでしょうか。

デザインで“主張”しすぎてはいけない

ーー金型を多く保有するメリットを聞かせてください。

 容器メーカーは通常、顧客からの指示や要望で容器の製造のために金型も製作します。その場合、費用は顧客側が負担することが多い。そのうえ、一定 程度の時間もかかります。当社が先行投資することで、金型を保有する顧客の負担を軽減するのが一つの狙いです。現在、顧客全体の74%が当社の金型を使っています。残りは顧客からの特注(カスタマイズの注文)や他社からの仕入れです。

 他のメーカーにはそうしたリスクを負ってまで投資しているところはないでしょう。自分の知るかぎり、これほど多くの金型を保有しているメーカーはありません。

ーー金型の保有は今後も増やすのでしょうか。

 年間200型以上のペースで増やしたいと考えています。当社としても作りたいデザインのものが多く、顧客側からも新製品への期待が大きい。従来の金型だけでは飽きも出てくるでしょう。

ーー金型以外に、たとえば容器のデザインなどで差別化を図るのは可能なのですか。

 あまり“主張”しすぎてはいけないんです。「この形って資生堂っぽいよね」、あるいは「シャネルっぽいよね」などと何となくイメージが付いてしまうと、他社では採用されなくなってしまう。

 デザインはシンプルでも、色を変えたりキャップを変えたりすると会社独自の“個性”が出てくる。化粧品で同じ容器を使っていても、消費者から気付かれないことが肝心。「主張しているようでしすぎない」方針が大事なのです。

■海外売上比率は50%へ引き上げ目指す

ーー化粧品業界向けの売上比率はこれからも大きくは変わらないのですか。

 そうですね。デザイン性や機能性などが比較的高く求められるのは化粧品向けの容器です。「形ある器を通じて日本と世界の器文化に貢献する」というのが当社の理念。「形ある器」とはデザイン性や機能性を有する容器のことを意味しており、差別化できる領域であると考えています。

ーー13年12月期は国内市場の売り上げが減少しました。

 化粧品市場自体が縮小しているわけではありません。資生堂は商品を減らす方向ですが、一方で新規参入の動きもみられます。消費者のニーズに合わせてきめ細かな商品開発を行う流れも出てきています。
 前14年12月期は日本での売り上げが伸びました。化粧品会社の新しい企画が多く、当社がそれにできるだけ応えようとした結果ととらえています。

ーー海外売り上げは全体の2割程度。中国が主力市場ですね。

 中国は04年ごろから売り上げが急激に伸びています。そのころに比べれば、伸びが鈍化しており、どの領域でも満遍なく拡大する感じではなくなりました。化粧品向けもそうです。04年から急激な伸びを示しましたが、当時の勢いはありません。

 13年12月期の中国売り上げは微増でしたが、これは円安によって押し上げられた面があります。もっとも、全体の市場規模は大きく、決して縮小しているわけではありません。これからどのように差別化していくかで、当社が一段と伸長できるかどうかの余地も決まるでしょう。

 長期的には国内と海外の売上比率を半々ぐらいにしたい。将来は中国を核にしながら米国や東南アジア、さらには欧州へも広げていこうと考えています。

■日本で販売する製品は日本で作る

ーー中国での生産はさらに増やしていくのですね。

 「日本で販売するものは日本で製造し、中国や米国で売るものは中国で作る」のが原則です。日本で展開する製品の9割は国内工場で生産しています。 中国では金型数を早く日本並みの水準に引き上げたい。同国で米国、欧州向けなどの金型開発を急ピッチで進めようと思っています。

ーー中国での事業を拡大すると、ニセモノ品が出回ってしまうリスクも高まるように思います。

 何も恐れてはいません。当社の金型が完成する前に情報が流出し、競合他社が同じ金型を先に作ってしまったこともある。そうしたことは日常茶飯事です。
 それでも、品質などマネできないものはあります。新製品を絶え間なく投入することでボリューム感も保つ。たとえ一時的にマネができても、マネし続けることはできないでしょう。それに、金型はマネできても生産技術や哲学まですべてをマネることはできません。当社が半歩先に進めばいい。

ーー「日本で売るものは日本で生産する」ことにこだわるのはなぜですか。

 品質とスピードが大事だからです。品質については中国で日本と同じレベルの管理を行うのは難しいのが現状です。スピードに関しては、小規模の注文も多いため、海外で生産していると遅くなる。しかも、小ロットへの対応も日本のほうが中国よりきめ細かい。

 たとえば、他のメーカーが3000本の容器を生産する際には、段取り替え(生産の準備)に3〜4時間かかるが生産時間は2時間程度、といったケースも少なくありません。段取り替え作業の時間のほうがかかるため、現場は対応を渋ることもある。

 一方、当社は3000本からでも注文を受け付けます。1000本でも対応しますが、経済ロット(在庫維持や原材料代など経済的なコストに見合う注文量)が3000本程度なので、顧客側の相対的な負担は若干高くなりますが……。段取り替えに要する時間を短くすることで、小ロットの注文にも応えていく体 制を整えています。現場はおそらく大変なんですけどね……。国内工場を土・日に稼働させているのもスピードアップにつながっています。

ーー富山にも工場がありますね。私も富山の企業で働いていました。その経験なども踏まえると、地方で働く人たちの高齢化が進行しており将来、人材確保に伴う人件費負担が膨らむ可能性も否定できません。

 「コストのために中国へ生産を移転」することはできるだけしないようにしています。中国で作っていても人件費が上昇するのは同じこと。付加価値があるものを開発するとともに、日本では徹底的なスピード対応にも取り組むことが必要でしょうね。

 国内での価格競争で生き残っていくという点では社員教育も重要です。スピードを上げるためには1人ひとりがいくつもの役割をこなせるようにしなければなりません。当社も今までは容器を作る人は容器製造のみ、印刷する人は印刷だけといったぐあいに分かれていました。競争力向上にはいろいろな仕事をできることが大前提になります。

ーーでも、単体ベースの製造原価を見ると、労務費の比率が最も高い(14年12月期13.2%)。生産拠点として「ネクストチャイナ」は考えていないのですか。
 中国でのコスト増に伴って新たな拠点を探そうとは考えていません。ただ、進出しようとする地域にマーケットがあり、かつ物価が安ければ工場を新設することも検討しています。「市場が存在して中国並みのコスト」と言ったら、新たに展開する国・地域は絞られてしまうでしょうが……。

■借り入れ比率は高くない

ーー設立61年で上場に踏み切った理由を聞かせてください。

 もっと積極的に海外展開を行うべきだと考えており、それに備えて資金調達の手段を多様化したかったからです。社長になってからは10年。まだ、10年の歴史しかない会社と思っています。

ーー足元の業績の推移をみると、売上高目標500億円実現は遠い先、という感じもします。達成のカギはやはり「海外」でしょうか。

 中国にある二つの子会社は現在、100%竹本容器本体の出資です。しかし、これからはパートナーと海外展開することもイメージしています。自社だけで販売を手掛けたり、生産工場を所有したりするのではなく、アライアンスを組むことも考えています。現段階でM&Aは検討していません。

 500億円規模の売り上げを目指すとなれば、当社の現段階でのシェアは低すぎる。それなりの量産対応が求められるでしょう。当社は技術・金型開発など核となるビジネスへ集中投資し、生産は自社でやるのか、それともOEMなどを通じて他社に任せるのか……。そこまではすでに考えています。

ーー最近の原油安でプラスチック原料のナフサが値下がりしています。

 これまで製品の値上げをしてこなかったので、ナフサ安は追い風です。ただ、いつまで現在の状況が続くかとなるとなんとも……。再び、上昇してくるでしょうね。

ーー有価証券報告書には「金利変動に係るリスク」として、「借入金総額は総資産額に対して28.1%と高い比率にある」との記載があります。

 実は「比率が高い」とはまったく思っていません。記載自体には抵抗がないので……。借り入れ比率を下げるために上場して資金を調達したわけでもありません。

■取材後記■

 「運搬」「保管」「衛生管理」……。容器はあまり注目されませんが、日常生活だけでなく仕事でも欠かせない存在です。その素材や形状はさまざま。時代の流れとともに姿を変えたものも少なくありません。
 
 最近驚いたのは、某メーカーの醤油の容器。従来は「円錐形のガラス瓶」というのが醤油の容器のイメージでしたが、パウチ(小さい袋)型の新製品が 発売されました。注ぎ口から空気が入らず、酸化を防止できるというものです。それから程なくして、同じような機能を備えたボトル型の容器も登場しました。 一方で、「円錐形のガラス瓶」を見かける機会は少しずつ減っています。

 「デザインを通じて容器の個性を主張しすぎてはいけない」などと持論を展開する竹本笑子社長の言葉には、長年にわたって顧客やその先にいる消費者のニーズの絶え間ない変化に対応し、東京の下町からさまざまなタイプの製品を世に送り続けてきたという矜持を感じました。「コストのために中国へ生産拠点を移転することはない」「中国でニセモノが出回ることは恐れていない」などときっぱり言い切る姿勢には、10年に渡ってカジ取りを行ってきた経営者としての自信も垣間見えます。

 ただ、中長期の成長シナリオの説明に関してはやや、明快さに欠ける印象がありました。竹本社長は「夢は大きく売上高500億円」とブチ上げますが、目標達成への道のりは決して平たんではありません。

 というのも、過去数期間の業績はほぼ横ばい状態。売上高は2013年12月実績で約100億円にすぎません。

 また、同社資料によれば、化粧品・トイレタリー容器の市場シェアは業界3位ですが、首位からは大きく水を開けられています。「値上げは今までしていない」という社長の話からは、国内での価格 競争が厳しく原料価格が上昇しても製品価格に容易に転嫁できない現状も浮かび上がります。

 それらを踏まえれば、「上場を機に海外での展開を加速させたい」と考えるのも当然といえるでしょう。

 もっとも、株式公開後の同社の株価推移をみると、市場は「スピード」を求めているように思えます。もしかしたら、社長は収益を一気に拡大させるためのドラスティックな「アライアンス」構想でも胸の内に秘めているのでしょうか……。
(撮影:梅谷秀司)

たけもと・えみこ●1998年国際証券(現三菱UFJモルガンスタンレー証券)入社。99年に当社入社。営業本部副本部長などを経て04年3月取締役、同年12月社長就任。「幼少時に祖父から仕事の話を聞き、社長になりたいと思っていた」(同社長)。


聞き手
角田佐哉香(かくだ・さやか)●和歌山県和歌山市出身、慶応義塾大経済学部卒。富山テレビ放送アナウンサーを経て、「TBSニュースバード」 キャスター。会社四季報オンラインの人気連載コラム「兜町キャスターここだけの話」も執筆中。

※当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。

角田 佐哉香


 

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コメント
 
01. 2015年1月06日 02:32:36 : gE01TMjfe2
おれが考案した、
注ぐだけでクリーミーな泡が発生する(たぶんw)ビアグラスを作ってよ! 1qmOy4Hy0U

[32削除理由]:削除人:書き方がヘン

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