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「車離れ世代」が飛びついた 大ヒット軽自動車の秘密に迫る(SAPIO2015年2月号)
http://www.asyura2.com/14/hasan92/msg/810.html
投稿者 赤かぶ 日時 2015 年 1 月 11 日 08:25:05: igsppGRN/E9PQ
 

「車離れ世代」が飛びついた 大ヒット軽自動車の秘密に迫る
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150111-00000001-pseven-bus_all
SAPIO2015年2月号


 2014-2015年次日本自動車殿堂カーオブザイヤー、2015年次RJCカーオブザイヤー、二つの栄冠を手にした車。さらに2014年日経MJヒット商品番付の小結にランクインした、スズキの軽自動車「ハスラー」。今、最も熱い視線が注がれている車の一つ、と言っていいだろう。

 そのボディの色は9種類。ルーフと組み合わせたツートンカラーもあり、全部で11ものパターンから自由に色を選ぶことができる。

 2014年1月、発売されるやいなや注文が殺到。同年11月末までの11か月間で販売台数は9万5314台。当初目標は月販5000台で、その1.5倍近い勢いだ。

 「実用」イメージが強かった軽の市場に、こんなアクティブな新車がどうやって生まれてきたのだろうか。作家・山下柚実氏が現場を訪ねた。

 * * *
 堅実で地道な実績を持つ自動車メーカー、スズキ。鈴木修会長の耳に入ってきたのは、ユーザーのこんな一言だった。

「雪道に強い軽自動車というものはないのだろうか」

 かつて、同社には「Kei」という名の軽SUV(スポーツ用多目的車)があったが、今は生産を終了し、該当する車は無い。

「タイミングを同じくして、これまでとは違う新しい軽自動車を創ろう、という声が営業サイド、技術サイドの両方から上がっていました。ご存じのように軽自動車の市場は急拡大し、今や新車販売の約4割を占めています。各社似たような車を作っては鎬を削る中で、もっと面白くてもっと新しい軽を作りたいんだ、という気持ちを現場のみんなが抱いていた時でした」

 そう振り返るのは、「ハスラー」の開発を担当した同社第一カーラインチーフエンジニア・高橋正志氏(45)だ。

「弊社のトールワゴンタイプの軽『ワゴンR』で、技術的にも一定の完成水準に達した、という自覚もありました」

 そこで今一度、「車の楽しさとは何なのか」という根本に立ち戻ろう、と考えた。雪道も走れてキャンプや山や川にも行け、街乗りでもワクワクする軽とは、どんな車か。

「弊社の主力車『ワゴンR』をベースに、大きなタイヤを履かせて雪道や悪路も走れるSUVの機能性を盛り込む。これまで培ってきた技術が土台になるからこそ、今回はデザインという、いわば弊社の『未開拓領域』に思い切り力を注ぐことになりました」

 斬新なデザインを求めて有名クリエイターに依頼を?

「いいえ、スタッフがみんなで頭をつきあわせて一気にデザインしきった、という感じなんです。通常なら経営陣の意向をはかったりかなり時間がかかるのですが、ハスラーに関しては非常に短い時間の中で、丸い目、ビビッドなカラーと、どんどんスタイルが決まっていったんですよ」

 時間は短くても、妥協は皆無だったという。

「一般的な売れ筋の色では物足りないと、鮮やかさを極限まで追究しました。パッションオレンジ、サマーブルーメタリック、キャンディピンクメタリックの3色はすべて、独自開発した新色です」

 外観だけではない。車内の色調や素材感もポップだ。

「ダッシュボードのカラーパネルは塗装ではなくて、樹脂そのものの色なんです。これも特別に開発した新素材で、塗装では実現できない、つるつるして光沢感のある、気持ちいい質感になりました」

 では、「ハスラー」をいったい誰に売ろうとしたのか。

「弊社では珍しいのですが、年齢も性別も設定していません。ターゲットはアクティブな暮らしを求める人。デザインに関心がある人。あくまで『ライフスタイル』が軸です」

 ユーザーの年齢も性別も想定しない。パンフレットを開くと、サーフィンやキャンプのシーンが目に飛び込んでくる。機能の紹介よりも、「シーン」「使い方」を前面に押し出す販売手法は、同社として初めての試みだという。

 モーターショーで披露すると、カップルの行例ができた。「一目惚れした」と指名買いする人も多く、購入層は実に20、30代が半分を占める。

「着ているファッションに似合うからと、選んでくれる都会のユーザーもいます」

「実用」という枠組みから羽ばたきつつある軽自動車。逆から言えば、便利で安くて技術が優れていれば売れて当然そんな常識だけでは通用しなくなってきている。「ハスラー」のヒットは、軽市場のそうした変化を浮き彫りにしてはいないだろうか。

 製品が優秀なのは当たり前。それよりも自分の日常生活を軸にして心地よい体験を与えてくれるモノを選ぶ、という「暮らし方消費」が根を下ろしつつある。

「ハスラー」のヒットから見えてきたのは、暮らし方を消費と直接つなげていくアクティブな消費者の姿だった。


 

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コメント
 
01. 佐助 2015年1月11日 15:43:47 : YZ1JBFFO77mpI : 439YTZK3Rc
家庭も工場も乗り物も、電子電池電源で動く時代になる,乗り遅れないように。

第二次産業革命の中心になるのは車も家も工場も農業も漁業もすべてエンジンレス化,第二次産業革命の起点となるエンジンレスの本命は、水素発電と電磁波起電力です。すなわち乗用車は燃料電池が本命になります。本命は燃料電池なんですが,永久起電動力のコンデンサー電子半導体電池が中心に回ります。

乗用車の購買選択決定要因の比率は、テクノロジーが50%、スタイリング50%である。エレクトロニクス商品の購買選択決定要因の比率は、テクノロジーが75%、スタイリング25%である。新テクノロジーと新スタイリングの商品は、景気後退期でもスーパーバブル期でも、市場の縮小度が軽減され、成長テンポは減速するが市場は拡大する。

その理由は、個人が一番関心のある商品に、消費支出を集中させるからだ。そして、三度のメシを二度に減らしても購買するので、先覚市場の打撃は軽減される。又、カジュアル期(2000-2020年)は、新しいルールを受け入れ、古いルールを破壊する社会的心理が多数派となる。そこで、新しいカジュアル商品と、新しい技術商品の市場の普及が加速される。そのために、先覚商品市場の打撃は、更に軽減される。

乗用車とエレクトロニクス等の耐久消費財商品の景気循環サイクルを決定する対立要素と周期を分析し、その要素を組合せ合成し、どんな苛酷な不況期でも売上と利益を三倍増にします。

車はスタイリング(2BOXがセダンです,だが2040年過ぎると1BOXがセダンになる。)と乗用車の側面ラインの変化(波やカーブや折曲がる曲線/直線の変化・ラインの位置が上/中間/下に移動・ラインの広/狭幅と前後へ回り込みの有無),全体のデザインと部分のディテールに集約される。当初軽自動車が売れたのはこの,2BOX仕様です。軽自動車は一番取り入れ易かったからです。それに税金や燃費が大きく影響した。

そのために世界恐慌と技術革新により車はガソリンレス化に向かっています,だから原発と同じ途中の動力源にスギナイ,その途中にハイブリッドが売れ,ディーゼルと変遷しているのです。次にデザインとスタイリングの変遷と同時に,エンジンレスが主力になります。

すなわち水素発電と電磁波起電力が主力で,乗用車は燃料電池が本命です。たがメインはコンデンサー電子半導体電池が中心になります。これを前倒しすると世界恐慌から脱出し,未曽有の素晴らしい世の中が出現します。逆らうと悲劇が起きます。これは誰にも決められません,非科学的なので歴史と周期に逆らえないと申しておきます。

だが燃料電池のコストとコンパクト化そしてパワーにまだ時間がかかります。そこで電子半導体電池の登場となるわけ。CO2や地球温暖化や原発(プムルトニウム生産)は,第二次産業革命のメインである水素発電と電磁波起電力の結果としてこうなるというアト経過になる。

乗用車と耐久消費財商品は、欧米でも日本でも、その国の景気循環を決定する基本産業の一つである。基本産業は、一国の総生産の25〜75%を占める。そして、そのベスト10商品は、50〜75%を占め、企業と産業の景気循環を決定する。第二次産業革命とカジュアル期(2000-2020年)にさらなる飛躍を期待します。


02. 2015年1月11日 18:04:04 : 9RQWRqU7tg
日本は世界でも有数の積雪地帯だ。このような国土に適しているのは四輪駆動車だ。四輪駆動車と言えば、昔からトヨタ・ランドクルーザーや日産パトロールが有名で、国際商品にもなっている。しかし、これらの四輪駆動車は、日本で使うには大きすぎる。日本では地方の道路は狭く、曲がりくねっている。自動車の維持費(税金や保険料、燃料費)も高く、軽自動車が望まれている。これに沿った製品が、スズキのジムニーだ。

スズキ・ジムニー
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%82%BA%E3%82%AD%E3%83%BB%E3%82%B8%E3%83%A0%E3%83%8B%E3%83%BC

●自動車の成り立ちについて詳しく書いてありますので、一度目を通してみて下さい。この車種を育て上げたのが、鈴木修社長である。彼は元々銀行員で、娘婿だ。自動車技術者でないことから、先入観がない。当時の軽自動車は360ccだった。小さなエンジンで駆動するタイヤは小さくなければ無理だとされていた。このため、当時のベストセラー、スバル360は、ブリヂストンに頼んで10インチのタイヤをつくってもらった。

これに対しジムニーは、16インチのタイヤだ。重くて大きい。これでなくては悪路の走破力が確保されない。当時、よく聞いたが、ジムニーは燃費が悪いと。

このジムニーは、元々スズキの車種ではない。ホープ自動車の車種だ。大手メーカーが市場占有率を高め、ホープ自動車は撤退することにした。三菱重工か、鈴木自動車工業に製造権を買い取ってもらおうとした。しかし三菱重工は、戦後分割されていた新三菱重工時代にアメリカのウイリス社からジープの製造権を得て国産化していた。これと競合することになる。このため買い取りに消極的で、鈴木修氏が独断で買うことになるが、鈴木自動車工業社内では批判が強かったと言う。

しかしスズキのジムニーは大当たりし、排気量が550cc、660ccと引き上げられていく中で商品力を高めて行った。雪国では、いかなる積雪でも出勤できるジムニーの人気が高く、中古車でも値崩れしなかった。当方がかつて日本で仕事をしていたとき、実家が石川県で志賀原発に反対して飛び出した人もジムニーに乗っていたという。雪が降っても買い物に、老人の病院への通院に、大活躍していたそうだ。

その当時から、ユーザーの間で「ジムニーにも4ドアが欲しい。」との声が出ていた。しかし出なかった。ハスラーは、これに対するスズキの回答かと思った。とは言うものの、無骨なジムニーと打って変わったスタイリッシュデザイン。タイヤも悪路走破を何ともしないジムニーほど本格的ではなく、15インチを採用している。

スズキ・ハスラー
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%82%BA%E3%82%AD%E3%83%BB%E3%83%8F%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%83%BC

●この15インチと言うのが、生産中止になった三菱パジェロ・ミニと同じなのである。1970年に三菱自動車が三菱重工から事業分離され、1981年にパジェロが登場すると、ジープはどんどん縮小していった。快適性もプラスしたパジェロは売れたが、モデルチェンジごとに大きくなっていった。このため小さいパジェロを別につくることにしたが、日本の地方の狭い道路には向いていない。あの時、ホープ自動車から製造権を買っておくべきであったが、後の祭りであった。まさか今頃必要になろうとは。想像もつかなかったことであろう。

三菱・パジェロミニ
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%89%E8%8F%B1%E3%83%BB%E3%83%91%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%AD%E3%83%9F%E3%83%8B

そんな訳で三菱パジェロ・ミニは誕生した。しかし快適性も両立することを狙い、タイヤを15インチにしたようである。

●話はスズキ・ジムニーに戻るが、このジムニーもアメリカに輸出された。サムライを名乗っていた。ところが転覆しやすいとかクレームがつき、集団訴訟問題が起きた。この問題は当時、連日報じられていて、スズキの運命やいかに…の危機を迎えていたのである。アメリカではその後もブリヂストンタイヤの子会社ファイアーストン製のタイヤ問題、トヨタ・カムリやプリウスの急発進問題など、メーカーの存続を脅かす問題が次々と起きており、今日も続いている。

何だかハスラーの話なのにジムニーの内容になってしまったが、「ジムニーの4ドアが欲しい。」との地方の声が現実化したものと、当方は受け止めています。この車種を大切に育てて欲しいな。


03. 2015年1月12日 23:05:09 : FlWYuv54LU
*

>>>トヨタ・カムリやプリウスの急発進問題など、
<<国内では隠されてます。

 立体駐車場で転落など、オートマ異常が原因だったものもあるようですが、CM1000億円
 企業なので、はっきりと報道されてません。

 トヨタは海外での累計1000万台のリコールをこれから始めるんじゃ無かったですか。

 自社でエンジンも何も開発できない会社ですから、そんなもんでしょうねぇ・・・

*******

  格差拡大で、若者の車離れ、結局はブーメランで大手企業にダメージとして戻っている。

******
   
   日本国内でさえ、過剰品質は不要な産物になっている・・・
   たかが車。昭和40年代でもあるまいし、車の所有がステータスじゃない。
   里帰りなど、飛行機とレンタカーで、楽々楽しめる。

   そのうち、中国やインド製の格安車でも十二分になるだろう。
   タブレットなど、中華パッド・7980円がアマゾンで常に売り切れる。

   既に、自動車産業は、かつての製紙や造船業化となりつつあるんじゃないのだろうかぁ。

   ドイツが18基の原発を廃炉にしても、中国が一手に再生エネルギーを供給している。
   一国で宇宙開発に着手した中国。日本など太刀打ちはムリだろうなぁ・・・

        *            *            *

[12削除理由]:管理人:スレ違い多数により全部削除

04. 2015年1月13日 17:22:23 : odD0jeWp4g
スバルが軽から撤退したのが残念至極!

05. 2015年1月14日 10:12:29 : CYCzdo9z32
ハスラーの実車見ると、CMの感じよりスッゴイスリム
(ウェイクの実車見ると、フロントグリルがプラスチッキー)

06. 2015年1月14日 14:55:59 : 5CqaW8fJmw
>>6
同感です。
スバルは最高でした。

07. 2015年1月14日 19:50:01 : L0WLMNmRJ6
こうゆう軽なのに詰め込みすぎな車が流行ってるよね。
雪道とか以前に坂道まともに走れるんかいなっていう。
遊べる車とか言っちゃって、軽だけど貧乏くさくないですみたいな。
ま、乗ってるやつは節約できていんだろうけど。
前をちんたら走られると邪魔でしょうがないよ。

08. 2015年1月15日 10:28:46 : PBNU4WqwFA
SUZUKIはロスチャイルド系企業になってしまったワーゲンとの
コラボ経営を蹴ったから、
おかげで,15年から軽自動車の税金が上がる
にもかかわらず
こうした手腕が人々の心をつかんだ


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