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なにも かんがえず かんじず
おんがくが なっている あいだは
おどり つづけろ
ひとが すごいなあ と おもう くらいに
じょうずに おどり つづけろ
というような ことを
むらかみ はるきの しょうせつ
だんす だんす だんす で いってる
どんな だんすを おどるのか
ひと それぞれ だけど
けっきょく ひとが いきてるっていうのは
そういう ことなんだろうな
もちろん じぶんの だんすを
じょうずに おどる ために
なにかを かんがえたり かんじたり することは
ひつよう なんだけど
そのば そのばで ひつように なる こと
いがいは ぜんぶ すててしまえ
そして じぶんの だんすを
ひたすら おどり つづけろ
ひとが いきている とは そういう ことだ
なんて おもっちゃうよな
まだ この しょうせつは はんぶん しか
よんで ないんだけど
そんな ふうに おもっちゃう
おれが いま おどろうと している だんすは
ひらがな にほんごで あそぶ
という こと なんだろうな
まだ はじめた ばかりで どうやって
おどったら いいのか みえて こないんだけど
この だんすを おどって いたい きもち から
はなれられないで いるんだよな
なにも かんがえず なにも かんじず
ただ ひたすら やってたい みたいな かんじだな
にんげんは かんがえたり かんじたり
することを やめられない わけだから
なにも かんがえない かんじない
つもりで いても じっさいは
かんがえたり かんじたり してるんだろうな
むいしきに やってるんだ
だけど ひょうめんてきな いしき では
ただ ひたすらに だんすを おどっていたい
という こと なんだ
だんすを おどる とは
そして にんげんが いきる とは
かんがえ かんじることを むいしきに まかせ
そして むいしきの ままに うごく
ということ なんだろうな
そんな きが してくる
むいしきに まかせないで
ひょうめん いしきで あれや これやと
こねくりまわすのが
まちがいの もと だったんだ
むいしきに まかせ むいしきの ままに
ただ ひたすらに うごくのが
あたらしい ぶんめいに つながるんじゃ ないかな
ひらがな にほんごを かく ときも
そんな ふうに やって みたいよな
そうすれば ひらがな にほんごが あたらしい
ぶんめいを ひらく という はなしに
つながって いく
ひらがな にほんごは むいしきと
つながりやすいんだ
かんじ ことばは ひょうめん いしきで
こねくりまわされてて むいしきとの つながりが
よわく なってるんだ
そう おもうよな
かんじ ことばは ふるい じだいの ものなんだよ
ということで ひらがな にほんごで かく ときは
なにも かんがえず かんじず
ただ ひたすら だんすを おどる ようにして
かいて いきたいよな
ひとが すごいなあ と おもう くらいに
じょうずに おどり つづけろ
というのを もくひょうに して
―――――
……ひらがな にほんごで ものを かんがえ かくのは おもしろいなあ。ひとあじ ちがった かんがえかたが できそうで やめられないよな……
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