失われてゆく、我々の内なる細菌　マーティン・Ｊ・ブレイザー著 ［日経新聞］

　ヒトの体内には膨大な数の細菌がすみ、ヒトと細菌は共生関係にある。しかし抗生物質や抗菌剤を多用する現代社会では有用な菌まで殺してしまい、アレルギーや免疫疾患など新たな病気を引き起こしている。この分野の研究をリードしてきた医学者が体内菌の重要性や抗生物質の弊害について解説した。よく知られるテーマだが、研究の歴史や最近の知見がわかりやすく整理されている。山本太郎訳。（みすず書房・3200円）

http://www.nikkei.com/paper/article/?b=20150809&ng=DGKKZO90282090X00C15A8MY7000

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