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中国、国家レベルで「地震予知」を研究!! 動物の異常行動で地震は予知できる!?(TOCANA)
http://www.asyura2.com/14/jisin20/msg/787.html
投稿者 赤かぶ 日時 2015 年 8 月 02 日 01:30:15: igsppGRN/E9PQ
 

中国、国家レベルで「地震予知」を研究!! 動物の異常行動で地震は予知できる!?
http://tocana.jp/2015/07/post_6899_entry.html
2015.07.27 TOCANA



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 今月2日、中国の地方紙「南京エクスプレス」が報じたところによると、同国東部・南京市の地震局は、ニワトリ・魚・カエルなどの動物を用いて地震予知の試みを行っているという。7つの畜産農場を地震観測所に造り替えて、動物たちの異常行動の有無を毎日2回、地震局に報告させているようだ。たとえば、魚が池から飛び出したり、ニワトリが木に飛び上がったり、カエルが集団移動するといった異常行動は、中国語で「宏観異常現象」と呼ばれ、地震の前兆現象のひとつとされている。南京市地震局では、今後さらに7カ所の農場を地震観測所とする予定だという。


 実は、このような動物異常行動を地震予知に活かすことは中国の“お家芸”であり、20世紀半ばから国家レベルで盛んに行われてきた。今回は、このような過去と現在における地震予知の試みについて紹介することにしたい。


■動物たちの異常行動、原因は電磁波か!?



画像は「中国日报网」より引用


 さて、動物たちが見せる「宏観異常現象」をもとに地震を予知する取り組みについて報じた中国のあるメディアでは、「サイキックな動物たちが地震予知を手伝うために集められた」と題している。しかし、このような地震予知を行う場合は、必ずしも「サイキック」な能力を必要としないと思われる。というのも、地震に「敏感」であるとされている動物たちは、地震の前兆として生じる電磁波など既存の自然科学で知られた“力”を、何らかの形で検知すると考えられているからだ。


 大阪大学名誉教授の池谷元伺氏(故人)は『地震の前、なぜ動物は騒ぐのか』(日本放送出版協会)で、地震前兆現象の“電磁波仮説”を提唱している。それによると、地震の前には地殻変動により岩石破壊が起こり、その結果として電磁波が発生する。ある種の動物たちは、自らの五感のいずれかによって電磁波をとらえ、異常行動に及ぶのだという。動物たちが、具体的にどのような形で電磁波を検知しているのかは定かではないが、人間でも地震前兆を「体感」でとらえると主張する人々は(特に日本で)多い。彼らに共通するのは、頭痛・耳鳴り・めまいなどの症状であることから、ひょっとすると動物たちも同様の症状で苦しんでいるのではないか。


 冒頭に挙げた異常行動について考えてみると、魚が池から飛び出すのは、水中に流れる電流で痛みを感じ、耐え切れずに飛び跳ねたのかもしれない。また、ニワトリが木に飛び上がるのは、地面を流れる地電流により足に痛みを感じ、地面から少しでも離れようとした可能性がありそうだ。さらに、カエルが集団移動するのは、その場に留まると電磁波による症状に耐えられないためかもしれない。


 実際、かつて中国では国家規模で地震予知を試み、直下型の大地震が起きる直前に住民を避難させたこともあった。最も成功した例は、1975年2月4日に遼寧省で発生したM7.2の海城地震で、政府による避難勧告により10万人もの命が救われた。海城市地震局の職員によれば、地震の前に午や豚が逃げ出し、ニワトリが鳥のように飛び、ネズミが人を恐れなくなったという。このような異常行動も、頭痛などの症状で錯乱したり、意識がもうろうとして鈍くなった結果である可能性は否定できないだろう。



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■日本の地震予知にも生かせ!


 では、このような研究を日本でも地震予知に活かせないだろうか? 中国の国土は広大なだけあって、地震の多くは内陸の直下型地震として発生する。これに対して日本では海溝型地震が多いこともあり、中国ほど顕著で緊迫した動物の異常行動が観測されることは多くない。このような違いはあるものの、日本では科学的測定機器を用いた予知を含めて様々な地震予測方法が試みられており、それらと動物の観察を組み合わせたかたちで地震予知を行うことは可能ではないかと思われる。


 気象庁の公式ホームページに記載されている「よくある質問集」には、「動物や植物は地震を予知できるのですか?」という質問がある。その回答を見ると、動物が電磁波などの前兆現象を感知することがあるかもしれないとした上で、しかし動物の行動自体にまだわかっていない部分が多く、地震の前兆現象もまだ解明できていない部分が多いことから、「『地震雲』と同様に、動植物の行動・反応を観察することで実用的な地震予知を行うのは極めて困難と言えます」と結論づけている。


 筆者としても、その点には同意できる。しかし、首都圏を襲う巨大地震では多数の犠牲者が出る可能性が指摘されている。たとえ低い精度でも、地震予知の可能性を追求することは無駄ではないと思うのだ。前述の池谷氏のように、動物前兆について真剣に研究する科学者がさらに出てきてほしいものだ。


百瀬直也(ももせ・なおや)
超常現象研究家、地震前兆研究家、ライター。25年のソフトウエア開発歴を生かしIT技術やデータ重視の調査研究が得意。ブログ:『探求三昧』、Web:『沙龍家』、Twitter:@noya_momose



 

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