【ジャカルタ＝梁田真樹子】クアラルンプール発北京行きのマレーシア航空３７０便（乗員・乗客２３９人）が消息を絶った問題で、オーストラリアのアボット首相は２０日の議会で、航空機の残骸と思われる二つの物体を、豪州西方沖のインド洋海域で発見したと述べた。同国の衛星画像で確認した。

　アボット首相は、同国沿岸警備隊から得た情報と説明した。海域には同国の空軍機や哨戒機が確認のため向かっているという。マレーシアのナジブ首相に電話で連絡したことも明らかにした。

　ただアボット首相は、「物体の現在の位置を把握するのは非常に困難。航空機とは関係がないかもしれない」とも説明した。

　行方不明となった航空機が最後に通信衛星と交信した位置から、マレーシア政府は、インドネシアからインド洋南部にかけての地域を重点的に捜索。特に豪州西方沖は、米国も最新鋭哨戒機Ｐ８を投入するなど、捜索を強化していた。

（2014年3月20日13時33分 読売新聞）

http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20140320-OYT1T00425.htm

クアラルンプール（ＣＮＮ） オーストラリアのアボット首相は２０日、行方不明になっているマレーシア航空機に関連する可能性のある２つの物体がインド洋上で発見されたと発表した。

報道によると、物体はインド洋南部で発見され、オーストラリア空軍機が調査のため接近を試みている。

オーストラリア当局はインド洋南部で同機の捜索に当たっていた。

マレーシアの運輸当局は１９日、行方不明になっているマレーシア航空機の機長の自宅から押収したフライトシミュレーターを調べた結果、一部のデータが消去されていたことが分かったと発表した。

シミュレーターでは過去のシミュレーションのデータを保存しておいて再生することが可能。しかし運輸当局は、消去されていたデータの内容や、消去したと思われる人物については明らかにしていない。

当局は消去されたデータの復旧を試みており、司法関係者によれば、米連邦捜査局（ＦＢＩ）などの専門家が機長のシミュレーターのハードディスクドライブ（ＨＤＤ）のほか、副操縦士のコンピューターのＨＤＤを調べているという。

オバマ米大統領は１９日に米ダラスで行った演説で、同機の捜索を「最優先課題」と位置付け、全力を挙げて捜索に協力する姿勢を示した。

同機が８日に消息を絶ってから既に１２日が過ぎ、捜索は約７７０万平方キロと、米国の本土にほぼ匹敵する広大な範囲に及んでいる。米政府当局者は、この範囲のうちインド洋の南の海域は可能性が最も高いと指摘。しかしこの海域は船舶の航路からも商用機のルートからも外れており、島はなく、漁船もほとんどいないことから、捜索はまだ何週間も続く可能性があると予想していた。

http://www.cnn.co.jp/world/35045477.html

オーストラリアのアボット首相は人工衛星の画像からインド洋の南で、２つの物体が浮いているのが確認され、行方が分からなくなっているマレーシア航空機と関連する可能性もあるとして、現場海域に航空機を派遣し、確認を急いでいることを明らかにしました。

オーストラリアのアボット首相は、２０日開かれた議会で、「オーストラリアの海上保安当局が旅客機の捜索と関連する可能性がある衛星画像の情報を受け取った。専門家が画像を分析したところ、２つの物体が確認された」と述べました。

ただ、アボット首相は「この物体の位置を特定するのは非常に難しく、物体が旅客機と関係ない可能性もある」と述べました。

そのうえで、航空機を現場海域に派遣し確認を急いでいることを明らかにしました。

オーストラリアの海上保安当局によりますと、現場の海域にはすでに航空機１機が到着し、アメリカ軍の哨戒機も到着する予定だということです。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140320/k10013120411000.html

［シドニー　２０日　ロイター］ - オーストラリア海洋安全庁（ＡＭＳＡ）は２０日、衛星が捉えた不明のマレーシア機の残骸の可能性がある２つの画像は「不明瞭」だとの見方を示した。物体の大きさは最大で２４メートル程度という。

ＡＭＳＡの会見に先立って、オーストラリアのアボット首相は、衛星画像で不明マレーシア機に関連すると思われる２つの物体を発見したことを明らかにしていた。首相は議会で「南インド洋での捜索に関して新たな信頼できる情報がもたらされた」と指摘。物体が見つかった海域に捜索機が向かっていると述べていた。

http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYEA2J04W20140320

オーストラリア政府は、人工衛星の画像から行方が分からなくなっているマレーシア航空機と関連する可能性がある大きな物体がインド洋の南で浮いているのが確認されたとして、現場海域に軍の航空機を派遣し、確認を急いでいます。

オーストラリアのアボット首相は、２０日開かれた議会で、「オーストラリアの海上保安当局が旅客機の捜索と関連する可能性がある衛星画像の情報を受け取った。

専門家が画像を分析したところ、インド洋の南で２つの物体が確認された」と述べ、行方が分からなくなっているマレーシア航空の旅客機と関係があるのか確認を急いでいることを明らかにしました。

これについてオーストラリアの海上保安当局は、記者会見で物体が見つかったのは西部のパースから南西におよそ２５００キロの海域で、物体の大きさは２４メートルほどあり、その近くで小さな物体も浮いているのが見つかったと説明しました。
ただ会見で当局者は、「旅客機と関係ない可能性もある」と述べました。

現場付近の海域には、すでにオーストラリア軍の哨戒機１機が到着し、アメリカ軍の哨戒機も派遣されたということで、衛星で捉えられた物体の確認を急いでいます。