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アメリカが外交的に弱体化し、3つのブロックで世界が分断(Darkness)
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投稿者 赤かぶ 日時 2014 年 4 月 03 日 16:41:33: igsppGRN/E9PQ
 

アメリカが外交的に弱体化し、3つのブロックで世界が分断
http://www.bllackz.com/2014/04/blog-post_2.html
2014年4月2日 Darkness - ダークネス


アメリカが外交的に弱体化しつつある今、この傾向が続くと世界はいくつかに分裂するのは避けられない事態になってきている。


2014年に入ってからウクライナを巡って、欧米とロシアが分断されて、新しい冷戦の時代に入りつつあるが、東アジアを見ると、中国とアメリカ陣営との対立でも分断が起きようとしている。


さらに中東を見ると、イスラム国家とユダヤ=キリスト陣営との分断を相変わらず続いている。


冷戦とは、戦争状態に入っていないが世界が明確に分断されているという状態である。世界はグローバル化で統一されつつあったが、この大きな流れが


(1)アメリカ陣営とロシア陣営
(2)アメリカ陣営と中国陣営
(3)アメリカ陣営とイスラム陣営


の3つで分断されようとしている。いずれも、アメリカの外交的弱体化が招いた結果であり、オバマ政権の限界がここに来て次々と世界を混乱させていると見ることもできる。


世界がどうなろうと、アメリカは関与しない


3つの分断の時代になった背景は、大きく捉えるとそれほど難しいものではない。単純にアメリカを巡る金の問題だ。


アメリカは国家負債をどんどん膨らませながら国家運営を行っていたが、金が尽きたのでもう世界を統治することができなくなったのだ。


軍事では、アフガニスタンやイラクでの戦争はテロリストとのゲリラ戦で消耗した。


肝心の金融の方でも2008年9月15日のリーマン・ショックでバブルを吹き飛ばし、危うく国家崩壊しそうになった。


これを引き起こしたのはブッシュ政権だが、そのツケを払っているのがオバマ政権である。


オバマ大統領は2013年9月10日に、テレビ演説で「アメリカは世界の警察官ではない」と明確に宣言した。


これの意味するところは非常に重大だ。この発言の逆を返せば「世界がどうなろうと、アメリカは関与しない」ということになるからだ。


アメリカは2011年の中東の民主化で親米政権が次々と倒れても素知らぬ顔をして無視し続けた。


イラン攻撃もうやむやにし、シリアでも軍事介入を避け、中国の拡張主義にも断固とした対応ができずに問題をどんどん深刻化させている。


国際的な重大な事件に対峙しているように見せかけながら、実はゆっくりと手を引いている。


世界が分断されていこうとしている


その結果、「ロシア問題」「中国問題」「イスラム問題」の3つの大きな問題が発生して、これによって世界が分断されていこうとしているのである。


アメリカは少なくともオバマ政権の間は、強力なリーダーシップを取ることはない。逆に世界から引いていこうとするので、ますます分断は鮮明化していくことになる。


したがって、今後は今までアメリカに守られていた親米国家が苦境に落ちていくことになる。


2011年は中東の親米国家が次々と危機に陥ったが、現在はアジアの親米国家である日本、台湾、フィリピンが、中国の拡張主義によって相次いで危機に陥っている。


アメリカの傘が縮んでおり、もはやアメリカを頼りにできなくなっている。


それを見越して中国とロシアが動き始めているのであり、いずれはイスラム国家もイラン等を中心にして大きな動きを見せるようになる。


(1)アメリカ陣営とロシア陣営
(2)アメリカ陣営と中国陣営
(3)アメリカ陣営とイスラム陣営


この分断への動きは、新たな「冷戦」になる可能性が高い。周辺国や弱小国が、自分たちの国がどこに所属するのかを選ばなければ生きていけない時代になる。


実際に冷戦構造に入っていくのであれば、アメリカが世界中に米軍基地を建てているように、いずれは中国も、ロシアも、それぞれの基地を国外に建てるようになる。


オバマ政権は、そうなるまでロシア・中国を放置するのか、それとも断固として阻止しようとするのかは未知数だ。


ロシアと中国が国外に勝手に基地を作り出したらアメリカの影響力はその国から消え去って行く。本来であれば、アメリカ政府は絶対にそんな真似は許さなかったが、オバマ政権はすでに腰が引けている。


周辺国家で起きるのが「国民同士の殺し合い」


冷戦構造に入ると、周辺国家で起きるのが「国民同士の殺し合い」だ。


ベトナム戦争は共産主義を拡大させようとしていたソ連と、それを阻止しようとしていたアメリカの代理戦争だった。その結果、ベトナム内部ではどうなったのか。


親米派と親ソ派が割れて「国民同士の殺し合い」が発生した。


今回のウクライナ問題にしても、親米派と親露派の内部対立から国が引き裂かれることになったが、ウクライナ内部では、それぞれが殺し合った。


このような「国民同士の殺し合い」が、新しい冷戦が確定したあとに起きる可能性がある。


台湾は現在、若者が親中の馬英九政権に反対して若者が国会占拠を行っているが、親中派と反対派の間で対立が激しくなると、「国民同士の殺し合い」が始まるかもしれない。これは香港も同様だ。


また、日本国内でも言論は二分され、親米派と親中派に分裂していく可能性がある。


日本の場合、親中派は往々にして親韓派でもある。


日本では韓国に対する激しい反撥や憎悪が日増しに高まっているのは多くの人が気付いている。


数年後に米中の冷戦構造が鮮明になったとき、日本国内で親米派と親中派・親韓派が殺し合うことになったとしても誰も驚かないだろう。


冷戦構造とは、誰がどちらの立場なのかを、はっきりと二分するものである。時代が冷戦構造に入っていくと、対立は危険なまでに激化していくのだ。




       国民同士で殺し合ったウクライナの暴動


 

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